今年2025年の春アニメの一作品、『男女の友情は成立する(いや、しないっ!!)』
(通称『だんじょる』)のメインキャラたちを描いてみました(↓)。
花が好きで、フラワーアクセサリーの職人を目指す夏目悠宇(なつめゆう)と
優等生かつ良家のお嬢様である犬塚日葵(いぬづかひまり)は
中学時代に運命共同体として永遠の友情を誓い合った親友同士で
日葵は悠宇の夢を応援し、将来は一緒に店を経営しようと誓い合っていた。
2人は高校に入ってからも、(2人だけの)園芸部に所属し、
奇妙な友人関係を続けていたが、そんなある日、
悠宇は初恋相手であった榎本凛音(えのもとりおん)と再会する。
凛音は日葵とは小学生時代からの昔馴染だったが、
実は凛音も悠宇に好意を抱いており、2人は初恋の相手同士だったことも判明。
そんな凛音が現れたことで、日葵の心は大きく揺れ動かされ
永遠に続くと思われていた悠宇と日葵の2人の友情の歯車が
少しずつ狂い始めていく・・・。
という感じに始まるこのお話。
今年の春アニメは私・松風的には当たり作品が多く、
印象に残った作品が多かったんですが、この作品もその一つで、
正直最初のうちはなんとなく観てただけだったものの
回を重ねるうちにいつの間にかインパクトを植え付けられていった作品だった
といったところでしょうか。
「男女の間で友情は成立するのか?」という普遍的なテーマを投げかける
ところから始まる作品なんですが、括弧書きで(いや、しないっ!!)と
タイトルに銘打ってるところからも想像つくように
中身はぶっちゃけ王道(?)ラブコメなんですよね。
「男女の友情」に関しては、むしろ昨年の話題作『負けヒロインが多すぎる!』
(通称『マケイン』)の方がよほど多く描かれていたように思います。
ただ『だんじょる』は、メインヒロインの日葵自身が、冗談ばかりかましている
ただの陽キャラなのかと思えば、突然エグい本心をさらけ出したりする
かなりクセのあるヒロインで、視聴者目線ではこの子を好きになれるか否かで
作品そのものの評価が変わり、賛否両論大きく分かれるようです。
私・松風の感想としても、正直総合的な評価が難しい作品ではありましたね。
多少キャラ(特に日葵)がウザいなと思う部分もやはりあるものの
逆にそのへんの要素にこれまでの作品ではあまり見られなかった
リアルな人間らしさも感じられて、
そこに新鮮さと魅力も感じられたというところでしょうか。
TVアニメ作品としての出来としては、
日葵も凛音もビジュアル的にはかわいいものの、回が進むにつれ
作画がところどころ不安定になり、そのへんが残念だったかもしれませんね。
でも、こうして自分でもキャラを描いてみたくなったのは
それなりにインパクトを与えてくれた作品だったからにほかなりません(笑)。
なお、この作品のタイトルであり、前提的なテーマである
「男女の間で友情は成立するのか?」という問いについては
この作品でも「いや、しないっ!!」と断言しているように
世間的には否定的な意見が多いようですね。
まぁ「友情」とか「親友」という言葉自体の意味や重みを
どう捉えるかによっても答えは違ってくるとも思うんですが、
私自身はそのへんをかなりライトに捉えているせいか
昔から普通に「成立する」と思っています。
そもそも私自身、これまでの人生では(特に大学時代以降は)
とりわけ深い関係というわけではないものの、同性の友人より
異性の友人との付き合いの方がなにげに多かった気がするので
そこを否定されてしまうと、それらは何だったのか?ということにも
なってしまうんですね(苦笑)。
ちなみに、この『だんじょる』の舞台は宮崎県の延岡市でして、
作中には延岡の各所風景をはじめ宮崎県ならではのものが多々出てきます。
(↑)延岡の観光スポット、愛宕山展望台からの眺望(左)と
宮崎県の南日本酪農協同株式会社が製造する乳酸菌飲料「ヨーグルッペ」(右)。
ヨーグルッペは宮崎のご当地飲料として愛されている商品で、
『だんじょる』作中でも悠宇と日葵が愛飲しています。
今年4月には、アニメ放送開始記念に『だんじょる』×ヨーグルッペの
公式コラボキャンペーンもやっていました。
(↑)JR日豊本線の817系電車や787系電車(特急「にちりん」?)も登場し、
悠宇や日葵たちが乗っているシーンも出てきます。
鉄ちゃんとしてはこれらシーンが一番九州を感じますね(笑)