「ナニコレ珍百景」という番組があります。
視聴者から投稿された全国各地の珍しい風景(変な建物や変な道路、変な看板、変なお店、
はたまた変な人、変なペット、変な行事など)のVTRを「珍百景」候補として紹介して
番組内で審査し、「珍百景」として珍定(認定)・登録するか否かを決めるという番組なんですが、
ここでは本当に「なんじゃこりゃ??」って思えるようなスポットなどがたくさん登場します。
これを観ていると、ふと「自分の身の回りにもここに投稿できそうな変わった場所とか無いかな?」
なんて思ったりもするんですが、それがなかなか見当たらないんですよね。
(まぁ、なかなか見ないような風景だから「珍百景」なんでしょうけど・・・。)
で、逆にこれまでこの番組で「珍百景」として登録されたスポットで
一番自分の家の最寄りにあるのはどこか? を番組HPのバックナンバーから探してみたところ、
私の場合「おそらくここだろう」という所が、私自身思いっきり見覚えのある場所でした(↓)。
2009年3月10日放送で紹介された
【珍百景No.242】「お店の見えない吉野家」(神奈川県横浜市青葉区)。
http://www.tv-asahi.co.jp/nanikore/contents_pre/collection/090311.html


「最寄り」と言っても私の家からは数km程度は離れている所で、
私自身最近はめったにこちらの方には来ないものの、以前(高校時代)はよくこの前を通ったものです。
見慣れてしまうとなんてこともない風景ではあるんですけど、
確かに最初に見ると「ん??」って思ってしまう風景かもしれません。
実は先日ちょっと用事あって偶然ながら久しぶりにこの前を通ることがありまして、
(ブログのネタにでもと)なにげに写真を撮っておきましたので、改めてここで紹介したいと思います。
一軒家の住宅や小型のマンションが立ち並ぶ閑静な住宅地の人通りもまばらな道。
よく見ると道路際左手の駐車禁止の標識の近くにオレンジ色の看板があるのが見えます(↓)。
近づいてよく見れば・・・それは牛丼チェーンでおなじみの「吉野家」の看板(↓)。
こんな所に吉野家? とも一瞬思うような場所なんですが、その看板付近にお店は見えず、
その先にはただ一本の長い階段がまるで空に伸びるかのように続いています(↓)。
初めてここに来た人ならちょっと半信半疑のまま、この階段を上ることになりそうな感じですが
その階段を上り切ると(↓)
駐車場が広がっていて、その左手前方(20mほど先)に・・・本当にあるんですよ、「吉野家」さんが(↓)。
実はこの吉野家さん。
「吉野家 246号線藤ケ丘店」という店舗で、交通量の大変多い国道246号線の道路際にあるお店なんですね(↓)。
もともとは国道を行く車のドライバー向けのお店というスタンスがメインのようですが
やはり周辺の近所の人も大いに利用してほしいというのもあったようで、
その裏手の少し高低差のある住宅地側の土手にも階段を設置し、
その階段入口にもお店の存在を示す看板を設けた・・・ということなんだそうです。
この看板と階段・・・少なくとも私・松風の高校時代には既に存在していたので
(お前の高校時代っていつだよ?という質問にはお答えできませんが(汗))、
結構以前からあったものと思われますけど、昔はこの隣のマンションや駐車場などは無くて、
草木の生える土手に階段が天空に向かって一筋伸びているという感じでしたので
よく考えると今以上にへんてこな光景だったかもしれませんね。
ちなみに246号側(お店側)から階段を下に見た風景はこんな感じ(↓)
「吉野家」の看板の裏にはご丁寧に、「どうもありがとうございました」のひと言も。
実際このあたりの近所の方はたまにこの階段を使って牛丼を食べに来店するんでしょうか?
階段の上り下りの運動で牛丼のカロリーのいくらかを消費できるかもしれません(笑)。
見慣れてしまうとどうってことない・・・が、初めてみると「ナニコレ?」と思ってしまうようなスポット・・・
みなさんのお家の周辺にももしかするとあるかもしれませんね。
見慣れた人にとっては日常的で平凡に見える街の風景の中にも、
見慣れない人にとってはなんとも珍妙な光景にも見えるスポットがあるかもしれない
という「最寄りのナニコレ珍百景」のお話でした。