2015年01月12日

サークル「虹の卵」〜個人サークル化のお知らせ・訂正 & 竹鶴17年ピュアモルト

お正月も過ぎ、2015年もいよいよ本格始動〜・・・というところなんですが、
すみません、先日(1/2)の新年最初の宣誓みたいに書いた
「サークル「虹の卵」〜個人サークル化のお知らせ」につきまして、
ここでお詫びとともに少々申し上げることがありまして・・・。
この告知、実のところ後半のあたりが
私の心の中の悪い冗談というか悲観的妄想があまりに強すぎて(汗)
広く誤解を与えかねない内容でもあったので、ここでちょろっと訂正させていただきます。

今後の「虹の卵」が、松風作品のみを扱うサークルになるという意味で
「松風あおばの個人サークル」化するというのは、その通りの意味なんですが
その後に続く「そして「虹の卵」ブースから松風以外誰もいなくなった・・・」みたいな話は
大半が私が頭の中で勝手にイメージしてた最悪の場合のシュミレーションでして、
「思えばこれまではいろいろな人に支えられてきたが、
みんな自分のサークルも持ってることだし、個人サークル化したからには
今後はにじたまの運営全体もなるべく一人でこなせるようにならねば・・・」
というちょっとした決意だったはずが、
いつしか自分の中のイメージがネガティブに膨張してしまい
「そして誰もいなくなった・・・生きねば・・・」みたいな、
悲壮な決意文のような感じに書いてしまっていました(苦笑)。

その後水瀬から
「あたしゃ、自分の作品出さなくなるだけでにじたまブースから離れるとはいっとらんわ、ボケェ!
ついでにそこまで『ゆゆ式』廃人じゃないわ、ボケェ(怒)」
・・・と、こっぴどく叱られまして、今はやっと我に返ってるところなんですが、
とりあえず、今後の「虹の卵」ブースは松風作品のみの扱いとなるものの、
人的陣容としてはほぼこれまで通りでやっていけそうですということで、
遅ればせながらそのあたり訂正させていただきます。ハイ(汗)。
新年早々、サークル内部での意思疎通が全然かみ合っていない醜態を晒してしまい
大変失礼致しましたが、悪い夢から覚めたところで(?)
改めて今年2015年も頑張っていこうと決意しているところです。
かさねがさね今年もよろしくお願いします。



さて、年明けの1月というのも
年末ほどではないにしてもそこそこ忙しいもんでして、あっという間に半ばに入っているんですが
つい先日、仕事の相手先の方からお年賀のご挨拶に
なにやら上等なお酒をいただいてしまいました(↓)。

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 ♪麦は泣き、麦は咲き、明日(あした)へ育っていく〜

ウイスキーです。
ニッカウヰスキーの「竹鶴17年ピュアモルト」。・・・17年物ですよ、いくらするんだこれ?(笑)

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「竹鶴」というのは、ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝の名からとっらもの。
この人物・・・現在放映中のNHKの朝ドラ『マッサン』の主人公のモデルとなった人ということで
今は何かと話題に上がる人物なんですが、スコットランド人の妻とともに
国産のウイスキーを造ることに生涯をかけた「日本のウイスキーの父」と呼ばれている人なんですね。

その朝ドラの『マッサン』もなにげにずっと観ている私・・・
主人公・亀山政春の妻・エリーは朝ドラ初の外国人ヒロインで
その役者さん(シャーロット・ケイト・フォックス)のかわいさとタフな演技ぶりにも注目してるところなんですけど、
中島みゆきの主題歌がまさに似合う(?)ドラマのストーリ―の軸となっている
その国産ウイスキー造りの道のりの険しさにもやはり興味を惹かれます。

大正時代、ウイスキー造りに情熱を燃やす一人の青年(造り酒屋の息子)が単身スコットランドへ渡り、
そこで出会ったスコットランド人の女性と半ば駆け落ち状態で国際結婚をし、
国産のウイスキー造りの夢を抱いて日本に帰国するところから物語が始まるものの、
スコットランド留学をさせてくれた最初の会社では資金面からウイスキー造りを断念せざるを得ず、
その後紆余曲折を経てウイスキー造りに着手していた鴨居商店(現在の「サントリー」の前身の会社がモデル)で
山崎の工場長を任されてついに国産初のウイスキーを完成させるも、日本人にはほとんど売れず・・・、
しかし、その営業活動で立ち寄った北海道の余市の地に新しいウイスキー造りの可能性を見出し・・・
とドラマは今も展開中なんですが、
史実ではその後独立した主人公が余市で新会社を設立し、
それが後の日本を代表するウイスキー会社「ニッカウヰスキー」となるはずでして
この先もどんなストーリーが繰り広げられるのか楽しみなところだったりします。

その「ウイスキーの父」と言われたニッカウヰスキーの創業者から受け継いだ
伝統的な技法で作り上げているという今のウイスキーの一つがこの「竹鶴」・・・というわけなんですが、
早速ロックで飲んでみました(↓)。

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美しい琥珀色で、なんとも不思議に香ばしくもまろやかな香りが漂います。
一口口に含むと思わずむせるような強さではあるものの、これがまた・・・
長年樽の中で育まれた実に円熟な味といいますか、実に奥深い余韻が広がります。
(アルコールがかなり強いですので、お酒に弱い人は始めから水割りやハイボールにするか
口直しのチェイサー(水・炭酸水など)を用意して飲まれることをお奨めします。)

そもそも「ウイスキー」というのは、日本の酒税法(3条15号)では
「発芽させた穀類及び水を原料として糖化させて発酵させたアルコール含有物を蒸留したもの」
と定義されるものですが、一般には大麦の麦汁を主原料とする蒸留酒(モルトウイスキー)が主流で
その歴史は12世紀以前まで遡ると言われています。日本のウイスキーの父・竹鶴がその技法を学んだ
スコットランドの「スコッチ・ウイスキー」は、18世紀にスコットランドがイングランドに併合された後に
課された厳しい酒税から逃れるために作られた密造酒を樽に詰めて隠していたところ
長期間樽の中に入れられた酒が「琥珀色をした芳醇でまろやかな香味をもつ液体」へと変貌を遂げることがわかり、
それ以後蒸留したウイスキーを樽の中で熟成させる工程が製造法に加わることとなって完成したものだそうで、
その歴史そのものにも面白いものを感じるんですが、
麦芽を乾燥させる際に燃焼させる泥炭(ピート)に由来するこの煙のような香り(スモーキーフレーバー)も
この酒の大きな特徴だそうで、その一つ一つの要素に奥深いものを感じます。
山崎で造られた初期のウイスキーがなかなか売れなかったのは、
当時の日本人がこの独特な香りや味わいに全く慣れていなかったから、とも言われていますが、
日本酒の風味に慣らされてきた日本人がこれを受け入れるようになるまでには
確かにちょっと時間を要したかもしれない・・・と、
まさにこれを飲んでいる今の日本人である私も少し思いました。


ともあれ、なかなか普段は飲むことのできない高級ウイスキー・・・
新年から味わえるのはなんとも幸せですね。
高級酒は何かお祝い事とか特別な時に開けるという話もよく聞くものの
平凡な日々を謳歌している自分(?)としては酒にあまりそういう意味を持たせることもなく・・・
とりあえず、今回も冬コミが無事終わったこと、今年も平穏な新年を迎えられたこと、
あとは・・・正月の箱根駅伝でわが母校が大健闘したことでも思い出して(?)
冬の静かな夜の酒に、もう一口たしなみたいと思います(笑)。
posted by 松風あおば at 15:00 | 告知

2015年01月02日

サークル「虹の卵」〜個人サークル化のお知らせ

今年の活動を始めるにあたりまして
ちょっと一つ宣言しておかなければならないことがありますので
ここで告知させていただきます。
先日の冬コミの「にじたま通信」でも申し上げたことではあるんですが
今年より当サークル「虹の卵」は私・松風あおばの個人サークルとなります。

このブログの流れなどを見る限りでは
「え?今までもそうだったんじゃないの?」と思われる方も多いかとも思いますが、
この数年はイベントのサークル席では3代目相方の水瀬雅美とともに、
それぞれの同ジャンルの製作本(鉄道創作本など)を出展する形態でおりました
(詳しくは「works(にじたまわーくす)ページなどもご覧ください)。
しかしながら、それぞれの作る作品が冊数を重ねるうちに
1サークル2作家でイベントの1ブースに共同出展するのは
さすがに展示スペース的に無理が生じ始めたこと、また
水瀬自身すでに独立サークル「LavenderBlue」を運営し二次創作中心に移行していて、
両者の活動の方向性がかなり違うものになってしまったこと、などの傾向が
このところますます顕著になってきておりまして、さすがにこれ以上
共同出展するメリットを見出せなくなってしまった感が否めなくなってきたため、
今年から(事実上先日の冬コミから)は両者の活動を明確に区分することにしまして
当「虹の卵」の方は私・松風の個人サークル・・・すなわち松風作品のみを扱うサークルと
させていただくこととしました。

今後は水瀬サイドの作品を「虹の卵」のスペースで出展することは原則なくなり、
これまで「虹の卵」のサークル名で刊行していた彼女の一次作品も
今後はサークル「LavenderBlue」での取り扱いとなりますのでご了承ください。
水瀬のサークル「LavenderBlue」とは、これからも共通するコミティアやLTSなどの
イベント参加時に合体申込み・参加するなど、一部の協力関係は維持する予定でおります。


で、今後のイベントでの「虹の卵」ブースがどうなるかといいますと・・・
机の上は松風作品のみとなるというのはすでに申し上げた通りですが
実は売り子勢にも影響が出ます。
実は水瀬のみならず、これまで売り子として手伝ってくれていた茶藤ももも
自身の評論サークル(「プロジェクトH&A」)の活動が忙しくなってきたことで
こちらの売り子まではなかなか頼めなくなってきてしまい、
今後はこちらの現場からはほぼ離れることになってしまいそうなんですよ(汗)。
水瀬の方は「作品はにじたまから出さなくなっても手伝いはするよ〜」と
言ってくれてはいるんですが、実際のところ
最近の水瀬は脳の8〜9割ほどが「ゆゆ式大好き〜」になってしまい(?)
寝ても覚めても『ゆゆ式』の人になってしまっていて、そちら方面の交友関係も広がり、
二次創作も絶好調なようでやたらテンションが高く(笑)、そんなノリノリの人に
うちみたいな地味な一次創作サークルの世話までしろというのも酷な気もしますので
結局のところ、今後の「にじたま」の運営(作品作り〜イベントへの参加)は
やはり私・松風一人だけで担うことになっていきそうな気配なんですよね。

今後は私・松風自身、サークル席を一人で切り盛りする覚悟でおりますが、
実際一人参加の場合は、時々「不在時間」ができてしまうかもしれないこと、
スケブの取り扱いは「郵送でのお渡し」か「次回参加時のお渡し」が原則となること
などの制約ができてしまうと思いますので、心苦しい限りながら、
そのあたりご了承いただきたいと思います。


・・・って、
「別に一人で全てをやっている「個人サークル」なんて今どき珍しくも無かろう、
そんな「覚悟」とかいうほどの話か?」と思われる方も多いかと思います。
とはいうものの、
実はうち「虹の卵」は私・松風がメイン描き手として発足しすでに10数年になるものの
これまで松風の「個人サークル」だった時代っていうのは一時期すらなかったんですよ。
人は入れ替わってはいるものの、松風以外にいつも誰かしらの「相方」+「お手伝い」の人が
いてくれたもので、常に周囲の人に支えられてここまで来ていたという感が強いんですね。
   ※「相方」というのは、「虹の卵」の下で一緒に創作活動をする人、
    またはこちらの創作活動を直接サポートしてくれる人、
    「お手伝い」というのは、創作活動にはノータッチながら、
    イベント会場での売り子・雑事などを手伝ってくれる人をここでは言っています。

それがここにきて、ついに周りに誰もいなくなる・・・という事態に直面しそうというわけで、
いきなりの「独居老人サークル」化で大丈夫なのか? という不安はよぎるんですが
弱気に甘えたことばかりも言っていられません。
とりあえずここは、「ひとりでできるもん」というところを見せなければ
これまでにじたまを支えてくれた相方・お手伝いの人たちの霊になんと顔向けできようか(?)
というところなので、
今後のことはまだ未知数な部分も多いところながら、とりあえず頑張っていこうということで、
これを年初の誓いとしたいと思います。


みなさまにおかれましては、これからも温かい目で見守っていただければ幸いです。
かさねがさね、今年も「虹の卵」をよろしくお願い致します。
posted by 松風あおば at 17:36 | 告知

2015年01月01日

2015年 あけましておめでとうございます

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   新しき年の始めの初春(はつはる)の
       今日降る雪のいやしけ吉事(よごと)


新年あけましておめでとうございます。
今年もサークル「虹の卵」、そして当サイト「虹の卵のホームページ」をよろしくお願いします。

ここ数年、年初めの日記はお正月過ぎてから
冬コミ後の報告と新年のご挨拶をほぼセットにして書き込んでおりましたが
今年はお正月元日に、新年のご挨拶のみ単独ですることができました(苦笑)。

南関東では珍しく雪の降る元日となりましたね。
昔から新年に降る雪は縁起が良いとされていたようで
上の歌(「万葉集」の大伴家持の歌)は
「新しい年の始めの初春の今日降る(縁起の良い)この雪が積もるのと同じように
 吉事(よごと(良いこと))が積もりますように」
という意味なんだそうですが
みなさんはどんなお正月を迎えられていますでしょうか。

私の方は、自分の部屋の掃除・整理もまぁおおよそ一段落つきましたので
これから新年入ってからの年賀状書きに入ります。
いつもお年賀状をくださっているみなさまには、
私からの年賀状の方がいつも遅くて申し訳ありませんが、
今年も今しばらくお待ちください(汗)。

今年もみなさまにとって良い年でありますよう、心よりお祈り申し上げます。
posted by 松風あおば at 18:36 | 日記