2016年05月31日

高幡不動尊・金剛寺

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先日、(といっても、ちょっと前の話なんですが)
私としては珍しく京王線の沿線に出かける用事があった際のこと。
その帰りの京王線の電車に乗っていて、ある駅に差し掛かったとき
その駅名を見てふと途中下車したい衝動に駆られ、思わず電車を降りてしまいました。

その駅とは・・・

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(↑)高幡不動駅

東京は日野市にある、
京王の本線と動物園線、多摩都市モノレールの3線が接続する主要駅ですが
その駅名の通り、関東の古刹として名高い「高幡不動尊」の最寄り駅として
その参拝者が多く利用する駅でもあります。

このところは体調を崩したり、いろいろ調子の上がらない(?)私でしたので
ここは一つお不動様のお力をお借りして・・・とまで考えたわけでもないのですが
高幡不動には今まで一度も参拝したことがなかったので
ここは思い立ったが吉日とばかりに参拝してみることにした、という次第です。

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(↑)駅南口を出れば、目の前に「高幡不動尊参道」の入口が。
  いかにも門前町の駅前という感じですね。

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(↑)参道は昔ながらの商店街という感じで、参拝者向けの飲食店なども軒を連ねています。
  お正月やお寺の行事があるときなどは人でごった返すであろうこの参道も
  この日はすでに夕方で人通りはまばらでした。

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(↑)参道を抜けると、車道を挟んで立派な門(仁王門)が見えてきました。
  ここが高幡不動尊です。

高幡不動尊(→ http://www.takahatafudoson.or.jp/
正しくは「高幡山明王院金剛寺」と号する真言宗智山派の寺院で
その起源は大宝年間以前とも、奈良時代の僧・行基の開基とも伝えられています。
平安時代初期に慈覚大師・円仁が、山中に不動堂を建立し不動明王を安置し、
その後災害で倒壊した堂宇を康永元年(1342年)にこの地に再建したものが
現在の高幡不動尊の不動堂だそうで、今では
成田山新勝寺(千葉県成田市)、雨降山大山寺(神奈川県伊勢原市)とともに
「関東の三大不動」の一つとされているそうですが、
実際どんなお寺なんでしょうか? 早速境内へ入ってみます。

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(↑)室町時代の造立(1959年に解体復元修理)といわれる「仁王門」は国の重要文化財。
  その堂々とした佇まいには歴史の重みを感じます。

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(↑)仁王門をくぐれば、そこは外界の雑踏とは隔絶された聖域。
  正面に見えるのが、康永元年(1342年)に建立されたという「不動堂」。
  東京都最古の建造物とのことで、もちろんこちらも国の重要文化財。
  堂内ではこの時も護摩修行が行われていたようで、
  静寂を劈くように僧侶の読経の声が境内に響いていました。

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(↑)香炉の煙と香りがなんとも心地よいというか、心が落ち着きますね。

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(↑)幕末の新選組副長・土方歳三の菩提寺としても有名な金剛寺。
  境内にはその土方歳三の銅像と、
  新選組に着せられた逆賊の汚名を晴らすべく明治時代に建立された
  「殉節両雄之碑」(新選組隊長・近藤勇と土方の忠節を讃える碑)があります。

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(↑)境内には茶店や食べ物の屋台のほか、仏具やだるまなどを売る露店も出ているようですが
  この時は夕暮れ時で、ほとんどが店じまいに入っていました。

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(↑)不動堂の本尊、丈六不動明王像などを展示・収蔵している「奥殿」。
  現在の不動堂にある不動明王像は平成12年〜14年(2000〜2002年)に本尊の丈六不動明王像が
  修復作業で不在となったため、身代わり本尊として造立されたものだそうで
  本物(?)は実はこっちにあったんですね。
  拝観料300円で見学可能ですが、16時閉館でこの時はすでに閉まっていました。

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(↑)奥殿の隣に建つ「上杉憲顕の墳」(墓)。
  上杉憲顕(憲秋)は室町時代の関東管領・上杉氏憲(禅秀)の子で
  享徳4年(1455年)に鎌倉公方・足利成氏との戦いに敗れ、深手を負い
  この境内で自刃したとのこと・・・いろいろな歴史が刻まれた土地でもあります。

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(↑)さらに境内奥に進み、石段を上ると
  「十善ノ花開ク處」の扁額が掛かる山門があり・・・

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(↑)その先には、この金剛寺の総本堂である「大日堂」があります。
  このお寺の本堂は江戸時代に焼失し、以来長く仮本堂のみあったそうなんですが
  昭和62年(1987年)に鎌倉時代の様式で完成した新本堂がこの大日堂で、
  内部は本尊の大日如来像など諸仏が安置されており
  (大日堂旧本尊である平安時代の大日如来坐像は現在は「奥殿」に安置)、
  鳴り龍天井でも有名だとか。

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(↑)ここも内部の拝観(拝観料200円)は16時までで、この時はすでに扉は閉ざされていました。
  でも夕暮れの静寂の中、この風格ある御堂の前にただ一人・・・
  しばし俗世を忘れて佇んでいる時間というのもまたいいものです(笑)。

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(↑)この細い階段の上には「鐘楼」がありますが、こちらは立入禁止でした。

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(↑)裏手の遊歩道から見た「鐘楼」。内部の梵鐘は見えませんが、
  外に突き出ているのが撞木(鐘つき棒)でしょうか?
  
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(↑)他にも新しいお堂がいくつもあります。
  歓歓天(かんぎてん)を祀る聖天堂(写真左)、弘法大師を祀る大師堂(写真右)、
  いずれも平成24年(2012年)造立。

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(↑)そして境内でもひと際目立つのが高さ39・8mあるという大きな五重塔。
  昭和55年(1980年)に落成したコンクリート製の新しい五重塔とのことで
  これも再建されたものなのかと思いきや、昔このお寺に五重塔があったという記録はなく、
  全く新たに建立されたものなんだとか。

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(↑)歴史的な価値は無いにしても、平安時代初期の様式を模した美しい五重塔は
  なかなか荘厳で立派なものです。
  ずっと見上げていたら、頭がくらくらしてきました(苦笑)。

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(↑)平安時代に慈覚大師が建立した不動堂が建武2年(1335年)の大風で倒壊した際に
  本尊の不動明王像が落ちてきたという言い伝えのある「お鼻井戸」。
  今も水が滾々と湧き出ているようです。

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(↑)境内の裏手は「不動ヶ丘」と呼ばれる丘陵で、「山内八十八ヶ所巡拝路」という
  四国八十八ケ所を模したミニ巡礼コース(遊歩道)が巡っています。
  ここは椿や桜、楓など四季折々の花木が美しいことでも知られ、
  特に5月下旬〜6月のあじさいの花が見事だそうなんですが、
  この時はまだまだあじさいのシーズンではありませんでした。
  今頃がちょうど見頃かもしれません。

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(↑)不動ヶ丘の山頂は中世の城郭・高幡城址。
  高幡城はいつ誰によって築かれたのか、詳細が不明な城だそうですが、
  頂上の広場はその本丸跡と伝えられており、山の西側には馬場跡とされる場所もあります。

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(↑)不動ヶ丘から望む日野市内の街並み。
  東京といえども、ここまで来ると大都会の雰囲気ではなく緑豊かで閑静な住宅街が広がります。
  巡拝路ウォーキングは運動不足の身体にもさほどきつくはなく、心地よい汗をかくことができました。


自分自身、予定もしていなかった突然のお寺参りでしたが、
その夕方の小一時間ほどの散策は日常の疲れた心をリフレッシュするには十分でした。
私もトシのせいか、最近はこういうお寺の空気とか抹香臭いものが好きになってきましたが
人々の信仰を集め、日々清められた寺院の境内の風景というのはいつ見ても絵になるというか
宗教観のみならず日本人の心を和ませる何かがあるんだなと改めて感じましたね。
あえて遠くに旅に出ずとも、電車で1時間ほど揺られる範囲にも
安らぎを感じられる心の風景はあるんだな・・・ということも再認識できました。


あ・・・もちろん「参拝」というからには、この時はお賽銭も惜しまず(?)
お不動様に祈りを捧げてきましたよ。

 「私の下手くそな漫画の画力が、少しでもアップしますように」
 「弱い横浜DeNAベイスターズが、少しでも強くなりますように」

すると・・・、私の画力の方は知りませんが(苦笑)
ベイスターズの方は、4月の弱さがウソのように5月は快勝続きでリーグトップの勝率(悦)。
不動明王様のご利益に感謝しつつ、
今週末は横浜スタジアムでの交流戦(vs ロッテ戦)の応援に行ってきたいと思います。
posted by 松風あおば at 22:40| 日記

2016年05月25日

春の伊豆・鉄道旅(2)

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  またたび またたび
  またいずに行こ〜
  休みがとれたにゃまたいずへ
  またたび またたび
  またいずに行こ〜
  元気をもらいにまたいずへ
  じゃらんら らんらん じゃらんららん
  じゃらんら らんらん じゃらんららん
  温泉ゆったりつかったら
  思い出たくさんつくるにょだ!
                    

   (「またたびのうた〜にゃらん号運転記念ヴァージョン」)


3月下旬、伊豆の下田にぶらりと温泉旅行に行ってきた、というお話を
3つほど前の日記に書いていたかと思いますが・・・すみません、
今更で恐縮ながら、今回はその続きのお話です(汗)。

下田のとある温泉ホテルで、海の幸山の幸に舌鼓を打ち、
温泉に何度もつかってゆっくりくつろいだ後は・・・
特に南伊豆の観光スポットなどへは足を運ぶことなく、そのまま帰路につきました。
いや、今回は時間的な制約もあって最初からそのつもりだったんですよ。
伊豆はこれまでも何度も来ていて、名だたるスポットといえばほぼ行き尽くしていますし
鉄ちゃんの私としては、伊豆半島の東海岸を南下する長大な盲腸線、
伊東線・伊豆急行線を往復乗り通して、その車窓を楽しむだけで十分満足なので
今回は温泉を楽しんだ後は再び電車に揺られて帰るのみだった・・・というわけなんです。


ということで、伊豆急下田駅に戻ってきました。

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(↑)伊豆急行線の終着駅にして、南伊豆観光の玄関口である伊豆急下田駅。
  この日は朝から雲一つない快晴で、春の陽光が眩しいまでに南国ムードを高めていました。

帰りもまたここから伊豆急行の電車に乗るわけですが、
この日乗る電車は往路に乗った東急のお古の8000系ではありません。
伊豆の電車に乗ったことがある方なら(鉄ちゃんのみならず)おそらく多くの方がご存じであろう
伊豆急の看板列車「リゾート21」(2100系)です。

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http://www.izukyu.co.jp/dennsya/r21/
(↑)伊豆急行2100系(リゾート21)
  1985年(昭和60年)に営業運転を開始した伊豆急のリゾートトレイン。
  先頭車に展望席を設置したり、海側の眺望を正面に楽しめるような座席配列になっていたりと
  独特な豪華設備を備えた観光列車で、登場から30年以上経た今もなお絶大な人気があります。
  これまで第1次車から第5次車までの5編成が製造されましたが
  第1次車と第2次車はすでに引退(廃車)しており、現在は
  第3次車(リゾートドルフィン号)、第4次車(黒船電車)、第5次車(アルファ・リゾート21)の
  3編成が運行中です。

この日のお目当ての列車は、そのリゾート21で運転されている10時19分発の熱海行き普通列車。
豪華仕様の看板列車が普通列車として運行されているというのも
この列車の人気を高めた一因とも言えますが、この列車を目当てに乗車する観光客も多いので
少し早めに駅に入り改札口付近でスタンバイすることにしました。

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(↑)待合室の隅っこには、ご当地ピンズ「伊豆急ピンズDX」ガチャがありました。
  歴代の伊豆急の車両シリーズで、鉄ちゃん魂をくすぐられ、私も思わず2個ほどゲットしてしまいましたが、
  一つは「リゾート21・2次車」、もう一つは「ED25機関車」でした(正直言うと、100系のが欲しかったんですが・・・(苦笑))。

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(↑)伊豆急下田駅は改札口が出口専用と入口専用に分かれています。
  列車ごとに改札が行われる入口改札は1番線寄りにあり、各列車発車15分前から改札が始まります。

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(↑)「リゾート21」の前に、「スーパービュー踊り子」2号(10時06分発)の改札が始まります。
  平日の朝一番の上り特急ですが、結構多くの人が乗りこんでいました。

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(↑)東京方面と伊豆を結ぶ特急列車といえば「踊り子」(185系)と「スーパービュー踊り子」(251系)。
  定期列車は毎日計6往復が設定されていますが、土休日になると本数が一気に増えるあたりが
  観光特急らしいところといえましょうか。

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(↑)上野東京ライン開業後は、我孫子発着の臨時「踊り子」まで登場。
  臨時の「踊り子」には、リゾート21(アルファ・リゾート21)の車両を特急運用した「リゾート踊り子」や
  成田エクスプレス用のE259系車両で運行される「マリンエクスプレス踊り子」などもあります。

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(↑)さて、普通列車の改札も始まったので、ホームに向かいます。
  1番線にはすでにリゾート21(第3次車)が入線していました。3番線には発車間際の「スーパービュー踊り子」。
  伊豆を代表する2つの名物列車がしばし顔を並べます。

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(↑)濃淡のマリンブルー塗装の「リゾートドルフィン号」の愛称を持つリゾート21・3次車ですが
  先頭にでかでかと掲げられているヘッドマークは・・・「にゃらん号」?

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(↑)先頭車側面には「リゾートドルフィン号」のマークも入っています。
  愛称自体を改名したというわけでもなさそうです。

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(↑)でも、各号車の車体側面にはやはり「にゃらん号」のラッピングが・・・
  猫の足型もついていて、号車札も何か違います。
  愛嬌ある猫がすごく楽しいデザインではあるんですが・・・「ドルフィン号」が何故「にゃらん号」に?

実はこれ、期間限定の企画キャンペーンだったんですね(↓)。

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「にゃらん」は、潟潟Nルートの旅行情報雑誌&旅行予約サイト「じゃらん」の公式キャラクター猫。
この時は「伊豆急 × じゃらん特別企画」として、そのにゃらんとリゾート21(第3次車)がコラボした
リゾート21「にゃらん号」が期間限定(2015年11月12日〜2016年3月31日)で運転されていたんです。
3月末までの企画ということで、私としてはギリギリ乗れてラッキー(?)だったかもしれません。

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(↑)車内も・・・デッキのドアに猫の足跡があったり、
  窓上に伊豆の風景をイメージした各種「にゃらんポスター」が貼られたりしていました。
  中でも3号車は「にゃらん号車」として特別装飾となっていて、「にゃらんクッション」なども設置されていたとか。

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(↑)のほほんとした猫のキャラは、観光地・伊豆の癒しの雰囲気にピッタリ(笑)。
  どこぞの携帯電話会社の猫キャラ(ふてねこ君)にもどこか似てますが、
  このところの猫ブームの時流にも乗らない手はありません。

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(↑)座席は一部が「にゃらん号」仕様になっている他は、基本的にいつもの「リゾート21」のまま。
  海側は大きな窓を正面に望むパノラマ座席(車端部は4人がけボックス席)、山側は2人がけボックス席という
  「リゾート21」独特の座席配置はいつ見てもワクワクしますが、ここはやはり海側に座ることにしました。

そして10時19分、「にゃらん号」は定刻通り伊豆急下田を発車。
下田を出た時は座席は全体の3割ほどが埋まっている程度と、車内は思っていたよりも空いていました。
ここはゆったりと、帰りの伊豆急の車窓を楽しむことにします。

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(↑)海岸沿いのイメージの強い伊豆急行線ですが、下田〜河津間は山間を縫うように走ります。
  稲梓駅はちょっとした「秘境駅」という感じで、山あいにある駅周辺には数軒の民家が点在するのみです。

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(↑)でも河津を過ぎれば線路は次第に海側へシフト。
  今井浜海岸付近で列車は一気に波打ち際まで出て、車窓の風景は一変します。

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(↑)前日とは打って変わって快晴のこの日は、春の陽光に海も青々と輝いていました。
  窓いっぱいに広がる大海原・・・「これぞ伊豆の旅」という車窓ですね。

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(↑)片瀬白田駅です。今回はなぜか行きも帰りもこの駅の写真を撮っていたんですよね。
  東伊豆町の片瀬地区と白田地区の拠点駅で、当初は「伊豆片瀬」という駅になる予定だったものの
  駅自体は白田地区側にあるのに片瀬の名前だけ取るのはおかしいという
  白田地区の住民からの声を受けて開業直前に今の駅名に変更されたとか。
  ちなみにこの付近の海岸の松林は、幕末に黒船から海岸の集落を隠すために植えられたもので
  「国防の松」と呼ばれており、今ではちょっとした観光スポットとなっています。

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(↑)伊豆熱川駅周辺にはいくつもの温泉の源泉があり、列車からも湯煙が見えます。
  こういう風景も旅情を感じさせますね。

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(↑)伊豆北川、伊豆大川・・・と、似たような名前の駅が続く(?)海沿いをさらに北上します。

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(↑)伊豆高原に到着。
  海・山の景勝地、個性あふれる美術館や博物館など多様な観光スポットに恵まれ
  伊豆屈指のリゾート地・別荘地として知られる伊豆高原ですが、その玄関口としてのこの駅も
  今や近代的な橋上駅舎に駅ビルまで併設された立派な駅となっています。

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(↑)伊豆急の本社所在地でもあり、車両基地も併設されている伊豆高原。
  車両基地にはリゾート21(黒船電車)や、数年前に1両だけ復活したかつての伊豆急の名車
  100系(クモハ103)の姿も見えました。

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(↑)周辺に閑静な別荘地の広がる城ヶ崎海岸駅。駅のホーム端には「足湯」があります。

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(↑)川奈付近では、緑なす森と青い海とのコントラストが美しい車窓が広がります。
  沖合には初島も見え始めました。

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(↑)クラシックリゾートホテルとして名高い「川奈ホテル」や
  自然地形を生かした難易度の高い同ホテルのゴルフ場で知られる川奈。
  この川奈駅も普段は普通列車のみが停車する静かな佇まいの駅ですが
  ゴルフの大会(フジサンケイレディスクラシックなど)の開催日には特急列車が停車するなど
  ちょっとした賑わいを見せます。

さて、下田を出発しておよそ1時間15分、列車は伊東駅に到着。
伊豆急行線はここまでですが、列車はこのままJR伊東線に入り熱海へと向かいます。
下田を出た時は空いていた「にゃらん号」の車内でしたが、伊豆稲取や伊豆熱川、伊豆高原など
主要駅を経るごとに乗客はどんどん増え、伊東線に入る頃にはかなりの混雑ぶりとなっていました。

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(↑)宇佐美付近の海です。(写真左の)遠くに見えるはかつてのCMでおなじみのサンハトヤ。
  伊東線に入ると沿線の民家が増え、車窓の風景もだんだん賑やかになってきます。

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(↑)・・・が、
  伊東線の途中駅(宇佐美・網代・伊豆多賀・来宮)は、現在はなんと全駅が無人駅。
  どの駅も、かつての駅事務室の窓口は閉ざされ、駅員の姿はなく
  改札口には簡易Suica改札機と乗車駅証明書発行機がぽつんと設置されているのみ・・・。
  いやはや、時代は変わったものです(写真左は宇佐美駅、右は伊豆多賀駅)。

伊豆急行線・伊東線通じて全区間が単線なので、行きと同様、
列車は何度も反対方向へ向かう列車との交換のため停車待ちを余儀なくされます。
それゆえに特急列車ですらスピードアップが図れず、昔と比べても
全体の所要時間をほとんど短縮できずにいる両路線なんですが、
鉄ちゃんであり、たまに温泉を楽しみに来る観光客でもある私などにとっては
そんなゆったりとした鉄道旅の行程こそ実に楽しく、決して退屈しない心地よい時間にほかなりません。
あえてスピードアップする必要なんて全く感じない、というのが正直なところなんですよね。

「風光明媚な伊豆の鉄道はのんびりスローペースでちょうどいい。」
・・・そんな感想が自然に頭に浮かぶ頃、リゾート21「にゃらん号」は終点・熱海に到着しました。

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(↑)熱海駅1番線の伊東線ホームに到着。いつしかこんなに人が乗っていたんですね(汗)。

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(↑)熱海駅で、最後にもう1枚・・・と、カメラを向けていたら

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(↑)隣の2番線ホームには、これから伊豆急下田へ向かう東京発の「スーパービュー踊り子」が滑り込んできました。
  旅の最後に、伊豆の2つの花形列車が並ぶシーンを再び見ることができてラッキーです。

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(↑)春の陽射しを浴びながら、走り去っていく「スーパービュー踊り子」の姿を見送っていると
  私もそのまま下田方面に折り返したくなってきてしまいました(笑)。
  次来るときは、もう少し時間をかけて、ゆったりたっぷり伊豆を満喫したいものです。
  ♪またたび またたび またいずに行こ〜 休みがとれたにゃまたいずへ・・・
  実に、旅人の心のツボをついた歌ですね(笑)。

・・・という、ちょっと慌ただしくも楽しい気分を満喫した、今年の春の伊豆・鉄道旅でした。


そういえばこの歌、2番もあったんでした(笑)(↓)
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  あわびに サザエに
  金目に マグロ
  マダコのぶつ切り 生わさび
  かますに えぼだい
  いさきに さんま
  丸ごと開いた一夜干し
  炙って 焼いて
  たたいて 揚げて
  獲れたて地魚 なめして美味い
  思い出いっぱい 腹いっぱい
  温泉つかって もう一杯!
               

   (「またたびのうた 2バン〜にゃらん号運転記念ヴァージョン」)
posted by 松風あおば at 22:13| 日記

2016年05月12日

ゴールデンウィークも明けて

GWも明けて、季節は晩春から梅雨の候へと入ろうかというところですが
先日(5月5日)のコミティア(COMITIA116)に(サークル・一般)参加されたみなさま、お疲れさまでした。
当サークル「虹の卵」は、私・松風の体調不良による休養のため、今回は欠席させていただくことになってしまい、
いつも当サークルにお越しいただいているみなさま方には、かさねがさねお詫び申し上げる次第です。

当ブログでの告知も遅れてしまい、当日サークル席にて欠席を知った方も実際いらっしゃったようで、
本当に心苦しい限りなんですが、スタッフや周囲のサークルのみなさんにも
いろいろご迷惑おかけしてしまったかもしれません。
日頃の不摂生が原因で、結果として今回多くの方々にご迷惑おかけしてしまったことを反省し
今後は自身の健康管理にも万全を期してサークル活動を大事にしていきたいと思いますので
改めましてこれからも「虹の卵」をよろしくお願いします。


そんなわけで、
このGWはどこへも出かけず、家に閉じこもって身体を休めていた私だったんですが、
健康状態の方は(歯医者さん通いがある他は)ほぼ回復して寝込むほどではなかったので
久々に何もせずにぼ〜っとしつつ、ここ最近の未読の漫画などを読みふけったりしていました。
漫画のイベントを休んで、家で漫画を読みふけっている自分に
「お前の人生、結局何がしたいのよ??」と自問自答しつつも、これはこれでなにげに楽しい時間でしたね。

・『侵略!イカ娘(22巻)』・・・イカちゃん、とうとう終わっちゃったでゲソ(悲)。
・『食戟のソーマ(18巻)』・・・なんか凄い展開になってきました。でも創真くんの食戟より
                 家出中のえりな様に萌えました。アニメ2期楽しみ♪
・『やがて君になる(1巻)』・・・心情の描写が美しい芸術的百合漫画ですよね。
                 侑と燈子の2人の間の静寂はセリフ以上に語るものが多いです。

・・・と、読んだものの感想をいちいち述べてても仕方ないんですが、
せっかくですので今回はその中の1冊をピックアップしてちょこっとご紹介しておきます(↓)。

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 蒼樹うめ 『微熱空間(1巻)』

4コマの『ひだまりスケッチ』やアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』のキャラデザなどでおなじみの
蒼樹うめ先生の最新単行本です。

親の再婚によって、ある日突然弟が出来ることになった女子高生、亜麻音ちゃん。
「お姉ちゃんとして頑張ろう」と意気込んでいたものの
お父さん、新たなお母さんとともに一緒に暮らし始めたその弟(直哉くん)はなんと
同い年の(誕生日が3日だけ遅い)男の子。
思春期の男の子と女の子が一つ屋根の下で一緒に暮らすことに・・・。

恋愛系コミック誌の「楽園」に掲載されている作品で、
この手のジャンルとしては、ぶっちゃけベッタベタな設定(?)ながら、
うめ先生のお話としてはある意味新鮮かもしれないということで、なにげに買って読み始めてみたんですけど
・・・いや、これがなかなかいいじゃないですか(笑)。

イメージのギャップから始まった「同い年の姉弟」関係に戸惑う二人・・・
でもいくつかのエピソードを通じ、お互いが慣れてお互いを知るうちに、やがて異性として意識し合うように・・・
という流れ自体は実に正統派のラブストーリーなんですけど、これがあのうめ先生のタッチで描かれてるので、
なんともほんわかした世界に仕上がっているんですよね。
実際こんなシチュエーションがあったら、正直甘酸っぱさなんてものより人間関係の緊張感の方が凄いはずで
橋田寿賀子さんあたりに脚本させたら全く別物になるよな〜とも思うんですけど(苦笑)、
そのへんを全く心配せずに安心して読めるのがやっぱりうめ先生の作品というところでしょうか。
この先の展開もいろいろ気になるところです。

・・・ということで、リハビリついでに私もこちらのキャラをちょっと落描きしてみました(↓)。

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うめ先生のキャラは、個人的に何かフィーリングが合うというか、描いていてとても楽しいです。
とはいえ、あのほんわかかわいい雰囲気はやっぱり私の画力では再現できませんので
この作品をまだご存じない方で興味ある方は、ぜひうめ先生の原作の方をご覧ください。


この日記の方もだいぶサボっておりましたが、
こんな感じにぼちぼち再開していきたいと思います。
そういえば前回(3月29日)の「春の伊豆・鉄道旅」の続きがまだでしたね。
というわけで遅ればせながら、次回は伊豆急の看板列車、リゾート21「にゃらん号」のお話です。
posted by 松風あおば at 01:29| 日記