2016年09月30日

ハマの番長・三浦大輔投手 涙の引退

プロ野球は今年もレギュラーシーズン終盤を迎え、
各球団のベテラン選手の引退のニュースが続々と報じられていますが、
わが横浜DeNAベイスターズも、球団の一時代を築いた一人のベテラン投手が
今シーズンをもってユニフォームを脱ぐことになりました。
昨日9月29日の今シーズンチーム最終戦のマウンドを託されたその投手の名は・・・

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(↑)三浦大輔投手

横浜大洋ホエールズ時代の1992年に(ドラフト6位で)入団し、以後25年間にわたり
横浜一筋でプレーしてきた生え抜きのエース投手で、昨シーズンには
「一軍公式戦23年連続勝利のプロ野球最長タイ記録(右投手としては新記録)」を樹立していました。

リーゼントの髪型がトレードマークで、「ハマの番長」のあだ名で
ファンから長年にわたって親しまれてきた三浦投手。
プロ野球の現役最年長選手(42歳)として臨んだ今シーズンは
「プロ野球公式戦で投手が安打を放った最多連続年数(24年連続)」という
ギネス世界記録まで達成したものの、ここまで一軍の試合での勝利は無く、
ラスト登板となったこの試合も7回途中10失点と
ヤクルト打線に打ち込まれ敗戦投手になってしまいましたけど、
スタンドのベイスターズファンは万感の想いでその最後のマウンドでの雄姿を目に焼き付けつつ
大声援を送っていたようですね(・・・私もハマスタに行きたかったんですが)。
降板時に目に涙を浮かべながらベイスターズファンで埋まるスタンドに手を振って挨拶し
試合後の引退セレモニーでファンへの惜別・感謝のコメントを述べて
ナインに胴上げされる三浦投手の姿が、昨夜の各局のニュースでもたびたび流れていましたが
いや、本当に長い間お疲れさまでした。

25年間の通算成績は172勝184敗。
もっと強いチームにいたら200勝は達成できた投手・・・という話はよく言われるところですが、
25年間横浜一筋の選手として、チームの優勝時(日本一)も最下位続きの暗黒時代も
全力プレーでチームを支えてきてくれたことに、一ファンとしても感謝の念で一杯です。
彼の現役最後となった今シーズンにチームがCS初進出を決められたことはなによりでしたが、
若手の選手が育ちつつある今のベイスターズの更なる躍進のためにも
この先は指導者の一人(コーチや監督)としてこのチームに戻ってきてほしいところですね。


私・松風も、今まで三浦投手の登板試合を何度も観戦し、
また球団のファンイベントの時には三浦投手とハイタッチとかもしたもんですが、
リーゼントの髪が決まってる彼のビジュアルは、やっぱり他の選手よりインパクトがありました。

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当然ながら(?)これまでいろんな漫画のネタにもされてきた三浦投手(↓)

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中でも、竹書房の「まんがパロ野球ニュース」「まんがくらぶオリジナル」などで連載されていた
みずしな孝之氏の4コマ漫画『ササキ様に願いを』(かつての大魔神・佐々木投手が主人公のギャグ漫画)の
三浦投手はリーゼントが誇張され(?)ヤンキーっぽさをちらつかせながらも
結局はほのぼのキャラに落ち着いているあたりが面白かったですね。
三浦投手本人もプライベートでみずしな氏と交流があったそうで、
試合中にベンチで使用するタオルをみずしな氏がデザインしたこともあったとか・・・
(単行本5巻の巻末にこの2人の対談が載っています)。

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(↑)『ササキ様に願いを』の三浦投手。

ちなみに、この『ササ願』の三浦のリーゼントは巻が進むごとに大きくなっていくんですが
佐々木投手が大リーグからベイスターズに復帰した後の話『ササキ様に願いを+(プラス)』に入ると、
このリーゼント自体が独自の意思を持つようになり、
時々本人を眠らせて勝手なことをしゃべったりするようになります(怖)。

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(↑)なぜか、モノマネとかも上手いリーゼント(笑)

25年にわたりベイスターズの顔としてファンを魅了し続けたハマの番長・三浦大輔投手の伝説は、
きっとこれからもいろんな形で語り継がれていくことでしょう。
posted by 松風あおば at 22:40| 日記

2016年09月22日

横浜中華街・関帝廟

祝・横浜DeNAベイスターズ、CS進出決定〜・・・というお話をしたところで、
それに関連して(?)というわけでもないんですが、
今日は横浜スタジアムのすぐ近くのとあるスポットについてお話したいと思います。

横浜は横浜港の近く、横浜市西区山下町一体に広がる「横浜中華街」。
約500m四方のエリア内に500店以上の中華料理店などの店舗がひしめく
この巨大チャイナタウンはあまりにも有名なので、実際に行ったことある方も多いかと思いますが、
その中華街の一角にこんなスポット(↓)があるのはご存知でしょうか?

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(↑)「関帝廟(かんていびょう)

中国後漢末期の武将・関羽(かんう)を神格化した「関帝」を祀る廟で
華僑の人たちの信仰の場として、世界各地のチャイナタウンで見られるものだそうですが
ここ横浜中華街にも煌びやかにひときわ目立つこの関帝廟が
街のシンボルの一つとなっていて、観光スポットにもなっています。

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関羽(160年頃〜220年)・・・という人物については、
中国の『三国志(三国志演義)』(に基づいたお話)を
小説や漫画、ドラマ、映画、お芝居などでご覧になったことがある方には
今さらあえて説明するまでもないかと思いますが、
中国の後漢時代末期の乱世に、後に蜀漢を建国する劉備玄徳と義兄弟の契りを結び、
主君に忠義を尽くしてその偉業を支えた豪傑の武将で、
人並み外れた武勇と知略を持ちながら、信義や義侠心にとても厚く
その人物像も含めて歴史に名を遺した人物です。
最期は「樊城(はんじょう)の戦い」で呉の呂蒙の計略に嵌り非業の死(刑死)を遂げたというのも
『三国志』をお読みの方ならよくご存じかと思いますが、
関羽はその死後のエピソード(呪い話)についてもいろいろ語られている人でして
その伝承の数々が長い歴史の中で民間信仰の対象へと変化し
近世以降、その武勇により「武神」と崇められる一方、
商人の間ではいつしか「商売の神」としても崇められるようになり、
現代の華僑の街である中華街にも「関帝廟」が建てられるようになったそうなんですね。

「武勇の人」「忠義の士」である関羽が「商売の神様」??
・・・というあたりは、正直ちょっと違和感を覚えるところでもあるんですが、
武将にとっても商人にとっても一番大切なものは信義・信用という点から、
信義に厚かった関羽の人柄が商人の信仰の対象としても根付いていったそうで
(一部では、関羽が劉備と会う前は塩の売人であったとか、そろばんや簿記の方法を
発明していたとかいう話もあるようですが、これらは根拠の無い俗説です。)
中国の人にとって関羽は今や単なる歴史上の人物ではなく
その精神的支柱になっている、と言っても過言ではないのかもしれません。

では、そんな関羽を神として祀り、
華僑の人たちの心の拠り所となっている「関帝廟」とは一体どんな場所なのか?
いつもはその前を通りかかっても、その厳かな佇まいを横目で眺めつつ通り過ぎるだけの私だったんですが
先日、初めて中に入って参拝をしてきました。

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(↑)まず目を引くのが、関帝廟の入口の門である牌楼(ぱいろう)。
  朱塗りの赤々とした柱に金箔が施された細かな木彫の彫刻、屋根の上に鎮座する龍・・・
  いかにも中国らしいセンスと言いますか(?)独特の煌びやかさがありますね。

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(↑)牌楼をくぐると、目の前に本殿があります。
  境内(廟内)は広くはありませんが、その信仰の空間は実に厳かであり
  また、日本の神社仏閣ともかなり違うエキゾチックな雰囲気も漂っています。

この横浜の関帝廟の創建は、今からおよそ150年前の1862年(文久2年)。
幕末に日本が開国し横浜港が開港し、横浜の外国人居留地に多くの中国人商人が住むようになった頃に、
一人の中国人が関羽の木像をここに祀ったのがその起源だと言われています。
その後は横浜に住む華僑たちによって守り継がれる中で改築や増築を繰り返し
次第にその規模や知名度を増していったこの関帝廟・・・
関東大震災(1912年)と横浜大空襲(1945年)による倒壊・焼失、
そして1986年の火災による焼失と、苦難の歴史を経ながらもその都度再建され、
現在のものは1990年に再建された4代目関帝廟とのことですが、これらの建物も
中国人の工匠の手によって中国の伝統建築工芸の粋を駆使して建造されたものだそうで、
実際目の前にすると目がくらくらするくらいに圧倒されるものがあります。

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(↑)本殿に上がる階段の袂に鎮座する「石獅」。
  神社の狛犬と同じコンセプトのものと考えていいと思いますが、こちらは獅子なんですね。
  沖縄のシーサー(魔除けの獅子)を彷彿させるものもあります。
  本殿に上がる階段の手すりなども実に細かな意匠が施されています。

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(↑)受付で購入した太くて長いお線香(5本)を手に、本殿を参拝します。
  本殿の回廊には5つの香炉があり、まずはその一つ一つに願いを込めながらお線香を捧げます。

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(↑)本殿の内部は、中央の関帝(関聖帝君)の他、左に地母娘娘(じぼにゃんにゃん)、右に観音菩薩、
  そして右斜め後ろに福徳正神という神様がそれぞれ祀られていて、順に参拝していきます。
  メインはもちろん中央の関帝(関羽)。その両脇には関羽の長男の関平(かんぺい・養子)と
  側近の武将・周倉(しゅうそう・実は架空の人物)の像も祀られていました。
  この2人も『三国志』をお読みの方ならご存知ですよね。

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「美髯公(びぜんこう)」と言われるほど、
大きな髭を蓄えた大柄な体格の人物であったと言われる関羽・・・
祀られている関帝像もやはりそのビジュアルイメージ通りみたいですね。
数々の漫画やアニメ、ゲーム、ドラマや映画に至るまで
幾度となくビジュアル化されてきた『三国志』の世界にあって
内面的にも外見的にも最も作品ごとのイメージのブレが少ないキャラが
この関羽ではないかと個人的には思うんですが
(三国志の人物名のキャラが巨乳キャラだったりする一部の作品は除きます、もちろん(笑))、
それもひとえに節義を重んじる彼の実直な性格と、この大きな髭を蓄えた威厳ある風貌に
よるものなのかもしれません。

長い歴史の中でいつしか「神様」となり、海を渡ってはるばる日本の横浜までやってきた
関羽様の目には、今の横浜は、はたまた日本の姿はどう映ってるのか?
華僑の人たちや地元の人々(+そして『三国志』好きな人々)の心の拠り所として、
これからもこの街と人々を見守っていってほしいと思いますね。


ちなみに、旧暦の6月24日は関羽の生誕日(「関帝誕」)とされており
横浜中華街では毎年この日(2016年は7月27日)にこれを祝うお祭りが行われます。
この日は中国の伝統的な獅子舞や龍舞が奉納され、
ご神体である関帝像を神輿に乗せて中華街を巡行するパレードなども行われる
とても盛大で華やかな中華街最大のお祭りだそうなんですが・・・
生まれた時からン十年横浜市民をやっている私も、実は一度も観たことがないんですよね(汗)。
機会あれば一度は観てみたいものです。
posted by 松風あおば at 16:15| 日記

2016年09月19日

祝・横浜DeNAベイスターズ CS進出決定!!

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横浜優勝〜!!・・・じゃない、
私の応援するプロ野球・横浜DeNAベイスターズが
本日(9月19日)の本拠地・横浜スタジアムでのvs広島戦に勝利して
ファンの悲願だった球団史上初のクライマックスシリーズ進出を決めました(祝)。

長年Bクラス(4位〜最下位)が定位置だったわがベイスターズ。
Aクラス入りは2005年以来ですんで、かれこれ11年ぶりか〜・・・長かったな〜。
今のCS制度(プレーオフ制度)が始まったのが2007年、
親会社変更に伴いチームが「横浜DeNAベイスターズ」として新たなスタートを切ったのが2012年・・・
「プロ野球12球団で唯一CSに進出したことがないチーム」という称号(?)も
これでめでたく返上です(悦)。

昨シーズンは序盤は絶好調だったものの、後半の大失速で最下位に沈み、
ラミレス新監督の下で心機一転スタートを切った今年も3月・4月は連敗続き・・・。
それでも横浜スタジアムに足を運んで(球団を黒字化させ)
声援を送り続けたベイスターズファンの熱意に、選手・監督・スタッフも奮起してくれて、
最後は初のCS進出という形でチームの着実な成長を見ることができた今シーズンでした。

ベイスターズCS進出おめでとう〜・・・とはいえ、まだシーズン途中。
残り試合も精いっぱい戦って、今シーズンはなんとか勝率5割にして終えたいですね。
そしてその勢いで、ついでに目の上の巨人もやっつけちゃいましょう!!


・・・と、つい興奮気味に書き込んでしまいましたが、
野球に興味のない方には、いろいろ取り乱してすみません(汗)。
ファンにとっては身震いの止まらない(?)
「横浜DeNAベイスターズ、CS進出決定」のお話でした(笑)。
posted by 松風あおば at 17:06| 日記

2016年09月15日

『くまみこ』 アニメ最終話

9月ですね〜。
まだまだ蒸し暑かったり、たびたび台風が来たりしていて
秋らしい穏やかな気候というにはまだ程遠いものの、日が暮れれば虫の音が聞こえるようにもなり
やはり季節は少しずつ移っているのだな〜と感じる今日この頃・・・
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?

秋といえば、世間一般には「読書の秋」・・・というところなんですが、
最近の私は「アニメ視聴の秋」(?)とばかりに夜はアニメを観まくっていたりします。
・・・といっても、今観ているものの大半はリアルで放送中のものではなく過去に録画したもので、
そのほとんどがこの春から夏にかけて放送されていた作品なんですね。
この春から夏にかけてのアニメは、一時期の私自身の体調不良などもあって
毎週録りだめてはいたものの、途中から観るのを中断していたものが多かったもので
体調も回復し夏コミも終わって一段落した今頃になってまとめてその続きを観ている、
という次第なんですが、
今日はつい先日最終話まで観終わったこの作品(↓)について
ちょろっと書いておきたいと思います。

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くまみこ
原作は「月刊コミックフラッパー」に連載中の吉元ますめ氏の漫画で、
この4月から6月にかけて放送されていたアニメ作品です。

東北地方の山奥にあるという熊出村。
その山中にある熊出神社の巫女として仕える中学生のまちは
人語を話すヒグマのナツと幼い頃から一緒に暮らす少女なんですが
ずっと山奥で暮らしていたため、極度の田舎コンプレックス(さらに機械音痴)
の悩みを抱えており、都会の高校に進学することを夢見ているものの、
クマのナツには反対されるばかり。
なんとか都会進出を果たそうと、ナツが与える試練へ挑戦しつつ
村での巫女としての役目を果たして行く、という
なにやらへんてこな田舎暮らしの日々を描くスローライフストーリー
・・・なんですが、
実は、この全12話の『くまみこ』のアニメ・・・

最終回があまりに酷い

と、ネット上で炎上騒ぎが起きてしまい、
放映終了直後はネットニュースにまで取り上げられるほど騒然と話題になっていたので
アニメを観ていなかった人もあるいはこの作品の名前を聞いた人は多かったかもしれません。

「くまみこ 最終回」 「くまみこ 炎上」
・・・などといったキーワードで検索すれば、今でもいろいろ情報が出てきますので、
実際どういう批判が噴出していたかについてはググっていただくのが一番なんですが、
話によると
放送開始時ニコ生のアンケートで「とてもよかった」が90%台を連続するなど高い人気を誇っていたのに、
最終回である12話を放送した途端それが16%まで急落したとか、
原作者の吉元氏も登場人物(なつのいとこの良夫)のセリフにたまらず苦言を呈したとか、
アニメの脚本家の人が(炎上を受けて)逃げるようにツイッターのアカウントを削除してしまったとか、
アニメの公式サイトもコメントを発表して事態の収拾を図っていたとか
いろいろあったようで、
最終回の放送直後には確かに尋常じゃない反響があったことがうかがえます。

アニメのストーリー展開自体は、基本的にほぼ原作通り進んでいたはず・・・だったんですが、
後半を観ていなかった私は、その最終回を観ないうちに先に炎上騒ぎの方を知ってしまい
「一体、どんな酷い終わらせ方したんだ??」
と、逆に後から恐る恐るその問題の最終回を視聴することになってしまったわけですが、
先日になってやっとその最終回(正確には第11話・第12話が一連の話)を観た感想は?
というと・・・

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「ん〜・・・確かにこれは・・・(汗)」
と思う反面、
「ぶっちゃけ、そこまで大騒ぎするほど酷い話でもなかったんじゃないかな?」
とも思う
・・・というのが正直なところなんですよね(苦笑)。

この先、ネタバレ注意です。

終盤の話のベースになっているのは、
原作単行本3巻の最後に収録されているお話(第十八話の「悪夢」)。
いとこの良夫(村の職員)に勧められて、熊出村のアイドルとしてアイドルコンテストに出るために
センダイ(仙台)に行くことになったものの、
まちの極度な田舎コンプレックスが引き起こす悪夢がそれを頑なに拒み、
結局センダイ行きは取りやめることに。
まちは都会には行かないと言い出し、ナツは大喜び。
ナツがネットで取り寄せたずんだモンブランを一緒に食べてめでたし、めでたし。
・・・という話だったんですが、
アニメでは、まちが実際にセンダイのアイドルコンテストに出場する話になっていて、
その公演会場で被害妄想に苛まれ、精神状態が一時崩壊し
逃げ出してしまうストーリーになってるんですね。
ほぼ原作通りにまったりスローライフアニメだった10話までのお話と11・12話では
その印象のギャップが激しすぎたため、原作を読んでいなかった視聴者の中には
11・12話はアニメの完全オリジナルと勘違いした人も多かったみたいですけど、
基本的には原作に準拠しながら、オリジナルにエピソードを膨らませた話という感じのもので
流れとして最終的には漫画と同じシチュエーションで終わっています。
でも、アニメのそれはその過程の描き方があまりにリアルに陰鬱(?)だったためか、
視聴者にネガティブに強烈なインパクトを与えてしまったようで、結果として
「サイコホラーバッドエンド」とまで酷評される事態にまでなってしまった・・・というところでしょうか。

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実際アニメのどういった要素が、ここまで視聴者にネガティブな印象を与えたのか??
ネット上の批判の内容をざっと見たところをまとめてみると

 ・ 漫画では基本的にまちの漠然とした悪夢の話で終わっていたものが、
  アニメでは 実際のコンテストの場で繰り広げられるリアルな被害妄想になっていたこと。

 ・ 「田舎者は石を投げられる」などのまちの被害妄想を映像(アニメ)にしてみたら
  (漫画以上に)かなり精神病的でエグかったこと。

 ・ まちが逃げ出した時の、良夫くんのセリフ(まちは村のために犠牲にならなきゃいけない存在
  みたいな言い方)が、あまりに冷酷非情に聞こえたこと(←原作者の人がショックを受けたところ)。

 ・ 最後のずんだモンブランを食べてナツに甘えるシーンでエンディングを迎えるところが
  被害妄想に押しつぶされて都会への夢を諦めた少女が幼児退行し、引きこもりに陥った印象を与えたこと。
  (漫画はこの先もお話が続くものの、アニメではこれが最終回の最終場面となったのでそういう印象が特に強まった。)

・・・あたりに集約されているような気もしますが、
いずれにせよ、アニメのオリジナル演出が多くの視聴者に後味の悪い印象を与えてしまったのは
否めないようですね。


連載が連綿と続いている漫画を原作に1クールのアニメ作品を作る場合、
その終わらせ方をどうするか?
というのはアニメの作り手にとってはかなり大きな課題だと思うんですが、
原作の途中話を少し脚色・改変して、アニメの終盤の山場にするという手法は
原作付きのアニメでは多くみられるところで、
今回のこの『くまみこ』もその一つと考えていいと思うんです。
ただ、アニメの作り手側がそんなに奇をてらったものを作ったつもりはなかったとしても
その演出をやり過ぎたりすると、視聴者が受け止める作品全体やキャラクターの印象も
大きく変わってしまうというのも確かなところで、
今回の『くまみこ』炎上騒ぎはそんな一例にもなってしまった、というところかもしれません。

「アニメ史に残る酷い最終話」
とか
「Zガンダム以来の狂気エンド」
とか
ネットを見てみると、みなさん言いたい放題ですが、
今回の騒ぎは正直、原作者の方が変に謝っちゃったり、アニメの脚本家の方がツイッタ垢消したり、
アニメ公式サイトが必死に火消ししようとしたことなどで、逆に火に油を注いだ感もあって
今のような個人の感想が即時に発信されるようなネット全盛のご時世の
この手の対応というのも難しいものだな・・・とも、感じざるを得ないところですね。


まぁ、私としては、今回の『くまみこ』アニメは
(この最終回も含めて)大いに楽しませてもらいましたので
またこの先2期の放送とかがあるとなれば喜んで観たいところ・・・なんですが、
とりあえず、ここは今回の視聴記念(?)に一筆、ラクガキでもしておきたいと思います(↓)。

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・・・巫女さんは、自分の作品でも描き慣れているつもり(?)だったんですが、
まちの巫女装束って、なんか不思議な衣装ですよね(笑)。
原作の漫画の方も、引き続き楽しみたいと思います。
posted by 松風あおば at 23:23| 日記

2016年09月05日

夏コミの後は・・・今年も夏コミティア(COMITIA117)

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夏コミが終わり、冬コミの申込みも済ませてホッと一息・・・という8月の下旬。
毎年この時期には、一次創作の同人サークルにとってはもう一つ
チェックを欠かせない恒例のビッグイベント、夏のコミティアがあります。
この日記でも毎年のように参加レポートしているイベントですので
今さらもったいぶって話すほどのことでもないんですが、
今年もコミケ終了1週間後の8月21日(日)に夏コミティア(COMITIA117)がありまして、
いつものごとく一般参加して参りました。

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夏コミの1〜2週間後に、コミケと同じビッグサイトで開催される夏のコミティア・・・
サークル参加している夏コミではどうしても自分のサークルに縛られてしまって
他サークルさんの作品を見て廻るゆとりがほとんどない・・・ということで、
夏コミティアではサークル参加はせず、一般参加してイベントを堪能するというのが
私の毎年のスタイルでもあるんですが、
それゆえに(?)この夏コミと夏コミティアの2イベントは
私の中ではもはや切り離せないセットというか「一つのイベント」みたいになっていて、
「夏コミティアに出ないと同人の夏が終わらない」・・・という感覚すらあったりするんですよね。

私としては、コミティアへの参加自体が昨年の秋コミティアでのサークル参加以来で
やや久しぶりという感があったんですが、
はてさて、今年の私の「同人の夏・後半」たる(?)COMITIA117はどんな雰囲気だったのか?
今回も写真で振り返ってみることにします。

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(↑)会場(東京ビッグサイト)に着いたのは、少し遅めの正午頃。
  この日の南関東はコミケの時とは打って変わって青空の広がる晴天でした。
  ただ翌日以降が台風の暴風雨だったことを思うと、間一髪だったという感じもありますね。

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(↑)実はこの日のビッグサイトでは、私としてはもう一つ心惹かれるイベントが・・・。
  コミティア会場(東5・6ホール)の真向かい、東3ホールの方では
  「第17回国際鉄道模型コンベンション」が開催されていたんですよね。
  毎年、夏コミティアと重なることが多く、以前はかけもちで参加したこともあったんですが
  今回はコミティアの方に重点を置いていたので、こちらは泣く泣くスルーです(泣)。

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(↑)コミティア会場に入る前に、鉄道模型コンベンションの方も
  せめて入口から中をのぞいて・・・とか思ったんですが、中の様子はやっぱり
  入らないとわかりませんね。9月末には「全日本模型ホビーショー」もあることだし
  これはここでガマンしておきましょう(苦笑)。

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(↑)こちらがコミティア会場の入口・・・ですが、
  今回はいつもより来場者が少なめなのか?
  お昼過ぎにしては、入場する人がまばらな感じでしたかね?
  当日販売のティアズマガジンもこの時点ではまだまだ大量に平積み状態でした。

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(↑)とはいえ、会場内に入ればやはり多くの人でひしめくいつものコミティア会場。
  写真だけではコミケ会場とあまり変わらないようにも見えると思いますが
  一次創作のサークル・作品だけがひしめくこの同人誌イベントは
  やはりコミケとは少し雰囲気の異なる活気で満ちている・・・といいましょうか?
  この独特の空気が好きでコミティアの常連になっているサークル、一般参加者の方も多いようですね。

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(↑)見本誌コーナーで各サークルの新刊の見本をいろいろチェックできるのも
  このイベントの大きな特徴。・・・ですが、ここで時間を忘れて読みふけっていると
  いつしか買い物の時間が無くなってたりしますので、要注意です。

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(↑)共通のテーマの作品を出している複数サークルが合同出展する「部活動」も、
  すでにこのイベントの風物詩となっています。
  今回は長編作品を冊子発行しているサークルを集めた「長編部」なる部活動が出展していました。
  次回の秋ティアでは「天文部」「神話部」が出展予定だそうです。
  「鉄道部」とかできたら、うちも参加してみようか?・・・なんて考えていたり、いなかったり(苦笑)。

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(↑)出版社各誌が、漫画・イラスト等の作品の持ち込みを受け付ける「出張編集部」も
  今回も賑わっていたようです。私は持ち込みとかはやりませんが、各誌のブースには
  それぞれの最新号や掲載作の単行本なども展示されていて、見ているだけでも結構楽しいです。

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(↑)私自身存在を知らなかった面白そうな雑誌が結構あったりして・・・毎度新たな発見もあります。

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(↑)コミティア会場で投稿の受付から選考、受賞式(デビュー決定)までを一気に行う
  モーニング・ツー×ITAN「即日新人賞」も、すっかりおなじみになりました。

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(↑)選考過程では投稿作ごとにちゃんと編集者の方の批評コメントも発表されます。
  作家さんにとっては投稿することでいろいろ勉強になりそうですね。

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(↑)今回の最終選考会は、時間の都合で見るのは諦めたんですが
  その様子は「ニコニコ生放送」でも流されていたとのこと。だんだん大掛かりになってきましたね。
  でも、自分の作品が講評される様子が大々的に公開されるのって
  作家さんには晴れの舞台なのかもしれませんが・・・ガクブルもんですよね。
  小心者の私だったら耐えられません(苦笑)。

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(↑)印刷屋さんや画材屋さんの出展もおなじみの顔ぶれですが、
  自分としてもここでいくつか画材を調達するのが習慣になっています。
  同人誌委託書店さんのブースでこの日の新刊などを販売委託することも可能で、
  同人サービスも今や至れり尽くせりですね。

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(↑)「コミティア最大手」と呼ばれる(笑)オムそば屋さんも健在。
  お昼時には長蛇の列ができるので、これまでなかなか買う機会に恵まれませんでしたが・・・

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(↑)今回は売り切れ間際に買うことができました。
  なるほど・・・やきそばとオムレツとソースの絡みが絶妙でなかなかの美味です。
  人気の理由がわかったところで、今度は家で自分も作ってみようかと思います。

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(↑)チラシ置き場には、各種オンリーイベントや展示会、漫画賞の作品募集、
  印刷会社や電子書籍販売サイト、漫画専門校の案内チラシ等・・・といろいろあって、
  ここもさまざまな情報発信の場となっています。

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(↑)次回以降のコミティアの日程は、
   COMITIA118・・・2016年10月23日(日)、COMITIA119・・・2017年2月12日(日)、
   COMITIA120・・・2017年5月6日(土)。
   今や各地の地方コミティアも充実しているので、サークルとしても一般参加者としても
   どれに出ようか迷うところですね。
  

そんなこんなで、
会場内を廻りつついろいろ買い物をしているうちに、あっという間に16時。
イベント会場内での時間は普段のそれとは違って流れているかのような感覚すら覚えますが
今回もいろいろ楽しませてもらいました。
私の今年の「同人の夏・後半」も無事終了というところでしょうか。

今年は秋のコミティアが少し早目(10月末)のようですので、
次回も参加するサークルさんは、これが終わってすぐにまた準備(原稿)開始かもしれませんが
一次創作のイベントが定期的にあるのは、サークルとしても読者(一般参加者)としても
やはりありがたいところ。
次回も楽しみにしたいと思います。


そして、イベント終了後は・・・やっぱり打ち上げ宴会。
この日のサークル参加の仲間サークルメンバー・・・といってもコミケの時とほぼ同じ顔ぶれなんですが
先週と同じイタ飯屋さんでパーッと・・・というか、終わってホッと一息、美酒に酔いしれます。

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(↑)前回はデザートしか撮ってなかったので、今回はメインの皿の方を撮っておきました。
  ピザにハチミツをかけると・・・とろけたチーズととてもよく合うんですね。
  こんなに美味だとは思いませなんだ(笑)。


さて、今年の夏も終わりです。
うち(虹の卵)の方は、次のサークル参加は冬コミの予定ですが、
今回の夏コミ、夏コミティアでもらった刺激をモチベーションに
この秋こそは(?)早めに原稿作りに入って、いろいろ頑張りたいと思います。


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(↑)夏コミティアの時もまだ売っていました・・・あのスポーツドリンク(笑)。
  今やコミケ会場限定ではなく、夏イベント限定(?)なのかな??
posted by 松風あおば at 01:53| 日記