2019年04月01日

新元号は「令和」

今年も年度が変わって4月1日を迎えました。
この日記でも「平成最後の〜」なんて期間限定フレーズを使いまわしている今日この頃ではありますが
30年以上にわたった平成の世もあと1ヶ月で終わり、ということで
今日、5月より施行される新元号が発表されましたね。

天皇陛下が生前退位し、新天皇が即位する形での時代の移り変わりは
近代以降では初めてのことではありますが、
この国においては年号の変わり目はやはり時代の節目の象徴でもありますので
この日記でも記念書き込みをしておこう、ということで
(小湊鉄道の旅の話が途中なんですが)
今日はこの新元号のことを綴っておきたいと思います。

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(↑)新元号の典拠が梅の花に関連しているということで、湯島天神で撮った梅の花の写真でも載せておきます。

新たな元号は「令和(れいわ)」。

巷では新元号がどんなものになるか?というテーマでいろいろな憶測が飛び交っていましたけど、
過去の年号の例や、近代以後の年号である明治(M)、大正(T)、昭和(S)、平成(H)との
イニシャルの重複を避けることを念頭に
「安」とか「永」などこれまで多用されていた字を用いた年号を予想していた人が多かったようで、
過去に一度も使われたことのない「令」の字が出てきたことには
驚きの声もかなり上がっていたようですね。

「令和」の典拠は、万葉集の巻五・梅花の歌三十二首序文の
「初春の令月(れいげつ)にして、氣淑(きよ)く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後(はいご)の香を薫す。」
の「令月」の「令」と「風和ぎ」の「和」だそうで、国書由来の元号はこれが初めてとのこと。
私も最初聞いたときはちょっと意外に思えた年号でしたが、
「れいわ」という言葉の響きは何度か音読してみると「悪くないな」というか、結構美しいと思えてきます。
もちろん年号が変わるといっても、生活そのものが変わるわけではなく
これからもいつも通りの毎日が続いていくだけなんですが、
今は新たな「令和」の時代が、平和と豊かさと人々の安寧で満たされた時代でありますよう
一国民として願わずにはいられない心境、ということで
自分としても粛々と5月からの新時代を迎えたい、というところでしょうか。


ところで、この新元号の「令和」、
早速海外各国でも報道されているようで、その一部もニュースで紹介されていましたが、
外国メディアも単に「Reiwa」という読みを伝えるだけでなく
その字に込められた意味をも伝えようとしているのにちょっと驚きました。
ただ、日本人でも「令」にどんな意味があるのかなんて正直よく分からないのに
それを訳そうとするメディア各社はやはり苦戦していたようで
その翻訳内容にはちょっとバラつきも見られたようですね。
具体的には、イギリスのBBCが「Order and Harmony」
同じくイギリスのガーディアンが「fortunate harmony」
アメリカのブルームバーグが「order, and peace or harmony」
同じくアメリカのウォールストリートジャーナルが
「"rei," which can mean auspiciousin traditional texts, and "wa" meaning peace.」
などと訳していたようですが、
こういった造語的な単語に対する英訳というのは本当に難しいんだろうな、と思います。
こういう場合は無理せずとりあえず読み(発音)だけ表記しておけばいいのでは? とも思うんですけど、
「令和」の説明・対訳としてどれが最も適切なのかは今後も議論の的になりそうです。


そういえば・・・
ずっと前に、寅さんでおなじみの『男はつらいよ』の英語版をちょっと観た時、
寅さんは「Tora-san」なのに、タコ社長さんが「President Octopus」だったのが
妙に違和感あったんですよね(笑)。
寅さんシリーズの英語版はそのへんの表記が話によってブレるみたいなことも聞いたんで
他の話はどうだったかはわかりませんけど・・・こういうのを訳す人も大変です、本当に(苦笑)。
posted by 松風あおば at 23:45 | 日記