2020年08月12日

列車の窓開け

8月も半ばに入りましたが、暑い日が続いていますね。

酷暑の中マスクをつけて外出しなければならないのが
今年の夏のツラいところですが
強烈な真夏の日差しが降り注ぐ中、汗まみれで駅まで辿り着き
冷房の効いた電車に乗り込むとホッとするものがあります。

・・・が、
今年の夏の電車の車内はいつもと何かが違います。
何が違うのかというと・・・

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そう、
冷房が入っているにも関わらず、窓が開いているんですね。
普通なら夏場は冷房の冷気を保つために窓は閉めきっているはずなんですが
今年は真夏の酷暑の中であっても
各車両数か所の窓が10pくらい開いているんです。


その理由は・・・
もはや言うまでもありませんが、コロナウイルス対策です。
集団感染防止のために避けるべきとされる
いわゆる3密のうちの「密閉」を回避するため、
現在は多くの列車があえて各車両の窓を少し開けて走行しているんですね。


車内の何か所かの窓を10p程度開けたところで
車内全体の換気など出来るものなのか?
・・・ともつい思ってしまいますが
鉄道総合技術研究所が発表した
「窓開け等による車内換気効果に関する数値シミュレーション」によると、
標準的な通勤型車両(速度約70km/h)において
窓を10cm程度開けて走行した場合、車両の混雑度にもよるものの
車内の空気は概ね5〜6分程度で入れ換わるそうで
また、窓開けに加えて
車内の空調装置を併用した場合や駅でのドア開放時においては、
換気がさらに促進するんだそうです。

新幹線や特急用車両など
車内の気密性の高い(ドアが少なく窓の開かない)車両は
空調装置に加え排気扇も併用して
車内の空気を排気しながら外気を取り込む換気システムが
もともと採用されており
また最近の車両は車内の温度や湿度を自動的に感知して冷房が作動し
適温への調節がなされるようになっているので
窓の開け閉めにより車内温度が大きく変化することも無いようなんですが、
それでも夏の電車の車内にいて、外から入ってくる風を感じると
どことなく新鮮な感覚も覚えますね。

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ただ、
車内環境は混雑状況や天候などによっても刻々と変わるもの・・・
体感的な冷房の効き具合や雨の吹きこみなどがないか等は
やはり乗務員が直接チェックしなければならないようで
そのためか、最近は車掌さんが車内を見回っているのも
頻繁に見るようになりました。
今年の夏はコロナの影響により各鉄道会社とも
乗客減による業績悪化が顕著ですが、
そのコロナ対策のために鉄道マンのみなさんの仕事は逆に多そうで、
なんとも頭が下がりますね(汗)。

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posted by 松風あおば at 23:16 | 日記