見損ねてきた近年のアニメを観まくっているという話をしたところで、
今回はその中の一作からお絵描きを一つ・・・
原作は新都社のウェブコミック配信サイト『週刊ヤングVIP』にて
連載中の作品で2021年夏にTVアニメ化された
『ピーチボーイリバーサイド』のキャラたちを描いてみました(↓)。

誰もが知っている昔話「桃太郎」の舞台「日本」から少し離れた西の大陸、
そこには人々を脅かす鬼や魔物が跳梁跋扈していた。
ある平和な国のお姫様サルトリーヌ・アルダレイク(通称サリー)は
(日本から来た)一人の旅人キビツミコトと出会う。
サリーは彼との出会いを契機に外の世界に旅立ち、
多くの人や鬼・亜人・魔物と出会い、様々な事件に巻き込まれていくうちに
自らが持つ「桃の目」の力に目覚め
人・鬼・亜人などの仲を「妥協させる」ことを目指すようになる。
私自身、この原作漫画は読んだことがなかったものの
実はアニメの方は昨年夏の放映時に少しだけ観ていました・・・が、
毎週観ているのに前後の話が繋がっていない訳わからんアニメだなと思い
数話観たところで観るのを止めちゃってたんです。
というのも、実はこのTVオンエア版の『ピーチボーイリバーサイド』・・・
何を血迷ったのか(?)ストーリーの順番がシャッフルされていて
話の時系列が滅茶苦茶になってたんですね。
監督曰く「現在進行系の作品のため、そのままアニメ化すると
中途半端な終わり方になるため、主人公のサリー視点で
アニメ最終回に最適なシーンを持ってくるためにシャッフルした」
みたいな算段があったそうなんですが、正直訳わかりません(汗)。
過去にも時系列をシャッフルするアニメは
『涼宮ハルヒの憂鬱』などでありましたけど、
この『ピーチボーイリバーサイド』のようなファンタジーストーリーものでやると
ただただ「?」なものにしかならないんですよね。
実際にシャッフルによって話の流れが途切れ途切れになり、
このキャラは誰だっけ? あの話はどこにいったの?と混乱する
私のような視聴者が続出していたらしく、
とんだ悪評が先行してしまっていたこの『ピーチボーイリバーサイド』
・・・だったんですが、そんな声を受けてか
dアニメストアの方では「オンエア版」とは別に
話を順番を時系列に並び替えた「時系列版」も配信されています。
ということで、私自身dアニメストアへの加入を機に
改めて「時系列版」でこのアニメを観直したというわけなんですが
ちゃんと時系列順にみるとこの作品、なかなか面白くて
キャラも生きていて、結構ハマっちゃうものがあったんですよね。
最初から普通に時系列通りに流していればいいものを・・・
監督の意味不明な思い付きのせいで
TV放映時にこの面白さが伝わらなかったというのは
作品にとっても実に不幸なことであったと言わざるを得ません。
アニメ2期も期待したいところながら、
もし初回アニメが不人気とみなされてその話も出ないというのであれば、
つくづく監督の戦犯っぷりが浮き彫りになりそうなところですが
グチばかり言ってても仕方ありませんので、
ひとまずこれから視聴しようという方には、「オンエア版」ではなく
「時系列版」の方で観ることをお勧めしたいと思います。
なお、「オンエア版」で観直す場合でしたら、
2話→3話→9話→1話→7話→8話→4話→10話→12話→11話→5話→6話の
順で観ると時系列順になります。
話数で書き出してみると、改めて無茶苦茶っぷりがよくわかりますね(苦笑)。