2022年11月24日

スズメバチの巣

今年も秋が深まってきましたね。

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うちの庭も秋らしく木々が紅葉してきました。
落ち葉も大分降り積もってきましたが、
落葉樹の木々が葉を落として冬ごもりに入る頃を見計らって
今年は年末に庭木屋さんに入ってもらう予定だったりします。
庭木屋さんに頼むのは主に一部の落葉樹の剪定なんですが、
実は今回はもう一つお願いしていることがあります。

そのお願いしていることというのは・・・こいつ(↓)の除去なんですね。

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(↑)キイロスズメバチの巣です。
  下見に来た庭木屋さん曰く、「結構でかいな〜」とのこと(苦笑)。

うちの庭では過去にも何度かスズメバチに巣を作られたことがあったんですが、
今年はキンモクセイの木にでかいのを作られました。。
先月の初め頃まではキイロスズメバチがこの周辺をブンブン飛び回っていまして、
いや〜正直怖かったです(汗)。

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(↑)キイロスズメバチ(フリー素材より拝借)

キイロスズメバチはスズメバチ科に属する蜂で、
その名の通り、黄色の毛に覆われた黄色いスズメバチです。
スズメバチの中では小さめサイズなんだそうですが、
その気性は荒く、オオスズメバチに次いで危険性が高いといわれています。
巣を刺激したりしようものなら興奮した働き蜂たちが大量に飛び出してしてくるので、
恐ろしいことこの上ありません。刺されたら痛いどころか命にも関わります(汗)。
ただ、私も蜂たちがいるときに何度か不用意に近づいてしまったことがあったんですが、
彼らもこちらを警戒してはいるものの、いきなり攻撃してくるようなことはないんですね。
まずは偵察と警告を兼ねて数匹ほどが飛来してきて、カチカチという警告音を発します。
それに気づいたら、騒ぎ立てないようにしてそっと離れるのがベストなんですが、
おかげで今年の夏はあまり庭を不用意に歩き回れませんでした。

晩秋から冬にかけて寒くなってくると蜂たちはいなくなるので、
この時を見計らって巣を撤去するしかありません。
この巣も今は蜂たちが退去した後のようで、蜂の姿は見かけなくなったんですが
やっぱりまだなんか怖いので、今回は庭木屋さんに処理をお願いしたという次第です。
蜂がまだブンブンいる状況だと、さすがに庭木屋さんではなく
専門の蜂の巣駆除のサービスにお願いすることになるかと思うんですが、
最近は都市部でもスズメバチが増えているようで、刺される被害も増加しているんだとか。
野山に出かけた時に遭遇する可能性もありますので、くれぐれも注意したいところですね。

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さて、話は変わって
サッカーのFIFAワールドカップ・カタール大会が始まりましたが、
昨夜は死の組・グループEの日本代表がいきなり優勝候補ドイツを逆転で破るという
歴史的な勝利を挙げ、日本中が大興奮の夜となってしまいましたね。
私自身は、昨夜は都合が悪く試合自体を観戦できたのが最後の30分だけだったんですが
その30分こそが0対1のビハインドから一気に形勢を逆転させた日本にとって
最も輝かしい時間帯だったわけで、堂安の同点弾、そして浅野の逆転弾を経て
日本が勝利を収める瞬間までをしっかり目に焼き付けることが出来て
正直とてもラッキーでした(笑)。

かつての「ドーハの悲劇」をリアルタイムで観ていた世代としては
同じドーハの地でかの強豪ドイツに勝利するとは、実に感慨深いものがあります。
ただ今回の勝利を「奇跡」とまで言うのも少しばかり違和感があるんですよね。
あの悲劇の頃の日本代表と今の日本代表は、同じ日本代表といえど全く違うチーム。
今回の勝利はこの30年の間に、日本のサッカーが
世界の強豪を相手にしても互角以上の戦いができるレベルまで成長したがゆえの
今の代表チームの実力を示した結果であって、決して偶然とかまぐれで
勝ったようなものではないと思うからです。そのへんはかつての悲劇を
ピッチ上で経験していた森保監督が一番実感していることかとも思いますが・・・
とにもかくにも今回のワールドカップ、
この先のコスタリカ戦、そしてスペイン戦も、日本らしいサッカーで全力で戦って
一つでも多くの勝利をつかんでくれたらと思います。
posted by 松風あおば at 23:58 | 日記

2022年11月08日

皆既月食

太陽と地球と月が一直線に並び、月全体が地球の影に完全に覆われる現象を
皆既月食といいますが、今日2022年11月8日はその皆既月食が
全国各地で観測されました。
しかも今回は皆既月食と同時に月の後ろに天王星が入る天王星食もあり、
東京近辺から西にかけては月が地球の影に完全に覆われる
「皆既食」と一緒に「惑星食」も見られるという
日本ではなんと442年ぶりの天体ショーとなったんだとかで、
ネットやTVのニュースもなにげに大騒ぎしてましたね。

というわけで、
今日は私も夕方(18時30分頃)から自宅のベランダで月を観測していたんですが、
天気良く雲一つない夜空に、月全体が徐々に地球の影に覆われ赤黒くなり
そして再び元の姿に戻っていく月食の様子をじっくり観察することができました
(天王星食の方ははさすがに肉眼では確認できないレベルなのでわかりませんでしたが)。
その様子はカメラにも納めましたので、ここでお見せしたいと思います(↓)。

<18時30分頃>
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(↑)東の空の満月はまだそんなに高い位置ではありませんでしたが
  既に月は下の方から欠け始めていました。

<19時頃>
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(↑)さらに部分食が進み、大分細い形になってきました。
  いよいよ皆既食に入ろうというところです。

<20時頃>
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(↑)19時15分頃から皆既食に入り、20時頃に食の最大を迎えます。
  この頃には肉眼で視認するのも難しいほど赤黒くなっていました。

<20時50分頃>
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(↑)20時42分頃に皆既食は終わります。この時の月はまだ赤黒い姿を
  残しつつ、片側から本来の光を少しずつ取り戻し始めていました。

<21時10分頃>
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(↑)月はまだ欠けたままですが、赤黒い影の部分は既に見えなくなっています。
  
<21時30分頃>
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(↑)大分本来の満月の姿に戻ってきました。

<22時頃>
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(↑)21時49分頃に部分食終了。完全に元の満月に戻りました。


私自身久々に見た皆既月食でしたが、もともと天文が好きというのもあって
今回もなかなか非日常を感じられたといいますか、ワクワクするものがありましたね。
天体の動きの法則を知らなかったはるか昔の人々は
こういった月が突然欠けたり赤黒くなったりする現象を目の当たりにしたとき、
これをきっと天変地異や戦乱の前触れなどの不吉の前兆として
恐れおののいたに違いありません。
とはいえ、科学技術が進歩して
こういった宇宙のことも事細かにわかる今の時代であっても
世界のどこかでは利己的な戦争が繰り返され、
また怪しげな詐欺まがいの宗教もどきが社会の水面下で暗躍していたり(?)
もするわけでして、
歴史を重ねる中で人間というのは本当に進歩してきたのかな?
とも思ったりもしてしまいます。

・・・と、
夜空の皆既月食を眺めつつ、妙な哲学にもふけってしまう今日の私でした(笑)。
posted by 松風あおば at 23:58 | 日記