今日は、4年に1度の2月29日。
・・・って、以前もこんな書き出しでこの日記を書いた記憶がありますが、
4年っていうのも早いものだなと思ってしまいますね(汗)。
そんな4年に一度の特別な日(?)を狙ったかのように
今日は、衆院の政治倫理審査会に首相が初めて出席したとか、
大谷翔平選手が結婚したとか、千葉県東方沖で地震が相次いでいるだとか
やたらニュースが騒がしいみたいですが、
今年も2ヶ月が過ぎたというところで、この日記もお正月以来の更新です(汗)。
今日の話題は、Nゲージ(鉄道模型)。
先日、TOMIXから発売されたキハ30‐0・500形(相模線色)(↓)を
入手しましたので、早速ここでご紹介したいと思います。
キハ30形というのは、1961年(昭和36年)に当時の国鉄が開発した
キハ35系列の一般形ディーゼルカーで、
北海道を除く全国の非電化路線で活躍していた車両です。
ディーゼルカーといえば、非電化のローカル線(閑散路線)を走るものという
イメージがどうしても付きまとうものですが、
このキハ35系列のディーゼルカーは、片側3扉、全車ロングシートといった
主に都市近郊の通勤・通学輸送に適した構造となっており、
その中でも、単行運転が可能な両運転台車をキハ30形、
片運転台車・トイレ無し仕様のものをキハ35形、
片運転台車・トイレ付き仕様のものをキハ36形と呼んでいました。
首都圏では、東京・埼玉の八高線や神奈川の相模線、千葉の久留里線などの
路線で活躍する姿が近年(といっても相模線は30年前ですが)まで見られたので、
ここをご覧のみなさんの中にもご存じの方は多いかと思います。
神奈川で生まれ育った私・松風も、子どもの頃に見ていた
電化前の相模線を走るキハ35系列のディーゼルカーの姿を今も鮮明に記憶していて
・・・といいますか、
私にとっては今も相模線のイメージはキハ35系列だったりするんですよね。
そんな懐古趣味の鉄ちゃん魂をくすぐるNゲージの新製品、
相模線色のキハ30形とキハ35形が、先月末にTOMIXから発売したということで、
そのうちのキハ30形の方を早速購入してみたという次第です。
(↑)TOMIXのキハ30‐0・500形ディーゼルカー(相模線色)セットです。
(左は箱に入った状態、右は箱から出したもの)
0・500というのは、車番の0番台と500番台のことなんですが
0番台は暖地用、500番台は寒地用ということで、若干仕様が異なります。
このセットでは0番台の方がM車(動力車)、500番台の方がT車(非動力車)となっています。
(↑)まずは、キハ30‐0番台。キハ35系列の車両の塗装はもともと
クリーム4号と朱色4号のツートンの一般色、又は朱色5号の首都圏色
だったんですが、1980年代の後半期に入ると、
地域や路線ごとにオリジナルの塗色が施されるようになりました。
相模線のキハ30形は、クリーム1号に青色20号の帯を配したこの塗色(相模線色)で
1991年に同線が全線電化するまで走っていました。
(↑)そして、こちらが500番台・・・って、あれ・・・?
前面がクリーム色1色ののっぺらぼう!? こんなキハ30あったっけ?
と思いきや、こちらは補強板取り付けタイプでした。
実はキハ35系列は、前面に補強板というのを取り付けた車両と
それが無い車両とがありまして、後年はそれらが混在していたのですが、
今回のTOMIXのキハ30形は、500番台の方が補強板をユーザー自身で
取り付ける仕様になってたんですね。
補強板付きの方は、後から取り付ける補強板そのものが青色なので
取り付け前の下地はクリーム色だけ塗っておきましたということみたいです。
(↑)両車を並べてみますと、こんな感じ。
比べてみると屋根上のベンチレーター(換気装置)の形が違いますね。
0番台(右)の方は丸いグローブ形なのに対し、
500番台(左)の方は角形になっています。
(↑)500番台の前面に補強板を取り付け、さらに付属の転写シート(インレタ)で
車番とか入れてみるとこんな感じになります。
正直、細かな部品の取り付けやインレタ貼りはかなり面倒くさいです(汗)。
補強板とかは最初から取り付けた状態で売ってくれればいいのに、とも思っちゃいますけど、
そのへんはディテールに拘るTOMIXさんらしいところでもありますね。
(↑)でも、補強板取り付け前の500番台も・・・
最初は、前面がクリーム1色だけってなんともマヌケな感じだな〜
とか思ったんですけど、この姿のままずっと見ていたら、
これはこれでありかもと思えるようになってきました(笑)。
相模線じゃない、どこかの別の(架空)路線という設定で
このまま走らせるのも面白いかもしれません。
(↑)さて、冗談(?)はさておき、
0番台の方の車番入れ(インレタ貼り)も終えたところで、
これらを早速、線路上(レイアウトもどき)で走らせてみました。
TOMIXのフライホイール付、M-13モーターはなかなかいい走りを見せてくれます。
TOMIX、KATOの首都圏色のキハ30形もここでよく走らせていますが
相模線色のキハ30形はその塗色の爽やかさからか
全く別形式の車両にも思えてきますね。
(↑)「♪白いハウスをながめ、相模線にゆられて来た
茅ヶ崎までのあいだ、あなただけを想っていた」
ユーミンの『天気雨』にも登場する相模線。
ユーミンがこの歌作った頃の相模線は非電化時代だよなぁと思いつつ、
私自身かつて乗っていた相模線のキハ35系列の思い出にもしばし浸っておりました。
相模線のキハ30は、姿を消して既に久しいですが、
かつては全国各地で走っていたキハ30も軒並み廃車が進み、
この形式も今や絶滅危惧種となっています。
JRに最後まで残っていた久留里線のキハ30は、水島臨海鉄道といすみ鉄道に譲渡されて
最後の命脈を保っていますが、これらも先が長いとは到底思えませんので、
早いうちに乗りに行っておきたいところですね。
(↑)久留里線のキハ30形です。2012年12月まで走っていました。
2024年02月29日
Nゲージ TOMIX キハ30‐0・500形(相模線色)
posted by 松風あおば at 23:58
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