2020年08月15日

ヤモリ

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私・松風の家では、毎年春先から秋の終わり頃にかけて
毎晩ヤモリが姿を現します。

ヤモリ(二ホンヤモリ)は、爬虫類のトカゲの仲間で
実際、姿・大きさ(10〜14pくらい)ともトカゲによく似ていますが
夜行性の生き物で、垂直の壁や窓ガラスなどの表面を
ぴったり貼り付くようにして動き回れるという特徴を持っていて
夜になると窓明かりに集まる虫を捕食しに
どこからかともなくやって来るんですね。

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(↑)うちでは玄関のドア上の明かり取りの窓と
  台所の勝手口のガラス戸にヤモリがよく現れるんですが
  そこに集まってくる蛾などをよく食べています。
  一度に2〜3匹いることもありますが、
  縄張り争いも激しいらしくヤモリ同士の喧嘩もあり
  負けた方は退散を余儀なくされているようです。

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(↑)垂直の窓ガラスの表面に足の指で貼りつき
  虫を求めて上下左右、自由に動き回る姿はなんとも愛嬌あって
  ガラス越しに見ていてもなかなか楽しいです。

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(↑)外に出て直接見てみると・・・こんな感じ。
  色白で目が大きく、なかなかかわいい顔をしています(笑)。

ヤモリの足の指は一見、
タコの吸盤のようになっているようにも見えますが
実はそうではありません。
ヤモリの足の裏には、趾下薄板(しかはくばん)と呼ばれる器官があり、
この趾下薄板の表面に非常に細かい毛が生えていて
これらの毛が壁の表面の凸凹に噛み合わさることで
「ファンデルワールス力」なる力が生じるそうで、
その力を駆使することで、ヤモリは垂直の壁に貼りつき
動き回ることができるんだとか。
小さな生き物ながら、その姿には生命の神秘を感じますね。

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(↑)毎晩堂々と現れる割には意外と臆病らしく
  近くでじっくり観察しようとしたり、カメラを構えたりすると
  そそくさと逃げて行ってしまいます(汗)。
  
  
ヤモリは、昔から人間に身近な存在で
人に害を及ぼさず、逆に人家内外の害虫を捕食してくれることから
日本では「守宮」あるいは「家守」とも書くように 
「家を守る」益獣(縁起物)として大切にされてきました。
私の家の修繕に来る工務店の大工さんも
作業中にヤモリを見つけても決して殺さず他の場所にそっと逃がすそうで
私もたまに家の中に迷い込んできたヤモリを見つけた時などは
そっと捕まえて外に放してやったりしています。

ここ数年は、うちに現れるヤモリの数が増えた気もするんですが
逆にゴキブリが激減していて、そのへんもしかすると
何らかの因果関係があるのかもしれません。
(実際ヤモリはゴキブリの幼虫とかも食べるそうですので)。

季節の風物詩的に、
毎年静かに見守っているヤモリですが
知らず知らずのうちに、実はこちらも
その共存の恩恵を受けているのかもしれませんね。
posted by 松風あおば at 23:32 | 日記