2020年10月01日

中秋の名月 2020

10月に入りましたね。

今宵は中秋の名月。
夜空には見事な月が輝いています。

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(↑)軒先の上に煌々と輝く月は、いつもよりも明るく見えます。
  秋の月がきれいに見えるのは、秋の空気が比較的乾いていること、
  月の軌道の関係で、秋の月が適度な高さにあることなどが
  理由として挙げられるんだとか  
  (その左側すぐ近くで輝いている赤い星は火星です)。

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(↑)ほぼ満月に見えますが、
  実は今日は満月の前日なんだそうです。
  名月=満月と連想しがちですが、必ずしも満月ではないんですね。


そもそも「中秋の名月」とは何ぞや?と言いますと、
現在の暦ではなく
かつての太陰暦(江戸時代の天保暦、いわゆる「旧暦」)の
8月15日の月のこと。
7月から9月までが秋だった旧暦では、
8月の15日がちょうど秋の真ん中(=中秋)で、
この日の月を「中秋の名月」と呼んでいるんですね。
太陽暦である現在は
「秋分の日(太陽が秋分点を通過する日)以前の
一番近い朔(新月)の日を1日目(旧暦八月一日)として、
15日目を中秋とする」とされており、
今年は今日10月1日がその「中秋」にあたるというわけです。


「新月(朔)の日を1日目としたときの15日目の夜」は
「十五夜」と呼ばれ、満月になることが多いのですが
必ずしも満月になるとも限りません。
これは新月から新月まで(月の朔望周期)が約29.5日なので
新月から満月までは平均すると約14.8日ということになり
ぴったり15日というわけではなく、
また月の軌道が楕円であることなどさまざまな理由で
その期間が14.8日からもズレることがあるからなんだそうで、
今年も満月の日(10月2日)の前日に
十五夜である中秋を迎えてしまったというわけなんですね。

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まぁ、そんな話はぶっちゃけどうでもよく・・・
ここはこの美しい月を眺めつつ、ビールでも飲みながら
しばし静かなひと時を過ごしたいと思います(笑)。
posted by 松風あおば at 23:58 | 日記