先日、FA(フリーエージェント)権行使で
わが横浜DeNAベイスターズ梶谷隆幸(外野手)、井納翔一(投手)の両選手の
巨人への移籍が決定してしまいましたが、
今日はその梶谷選手の人的補償として、巨人から
田中俊太選手(内野手)がベイスターズに移籍することが発表されました(↓)。
田中俊太選手は、広島カープの田中広輔選手の弟。
カープの主力選手(内野手)である広輔選手も今年FA権を取得し
一時はベイスターズへのFA移籍もまことしやかに噂されていたんですが
まさか梶谷の補償で巨人にいる弟の方を獲ることになるとは
正直意外でした。
私・松風としては、今回の人的補償は
梶谷が抜けてもベイスターズの外野陣は実力派の若手選手が豊富なので
おそらく井納の穴を埋める投手を獲りにいくだろうと踏んで
桜井、戸根、沼田、堀岡あたりを予想してたんですけどね。
ベイスターズは内野陣がやや手薄(特に二遊間が固定できず)な上に、
今年は功労者助っ人のロペスが退団、来年は宮崎がFAで出ていく可能性も踏まえて
三浦新監督も内野手の補強を優先したのかもしれません。
にしても、田中俊太選手あたりは
普通にあちらのプロテクト枠に入ってる選手だと思ってたんですけどね。
ベイスターズとしては思わぬいい選手を獲得できた、というところでしょうか。
田中俊太選手は地元・神奈川県厚木市出身。
東海大相模高から東海大、日立製作所を経て2017年ドラフト5位で巨人に入団。
今季は48試合で打率・265、1本塁打、6打点
(プロ3年間の通算成績は209試合出場で打率・239、7本塁打、32打点、10盗塁)
の成績だったそうですが、球際に強い守備力と50メートル6秒の俊足を誇り
一塁、二塁、三塁に加えて外野(レフト)も守れるユーティリティー選手ということで
ここは三浦新監督率いるベイスターズでも主力選手として
勝利に貢献してくれる活躍を期待したいところです。
しかし、一方・・・今さらながらですが
ベイスターズにとってはチーム打率トップの梶谷、貴重な右の先発枠の井納が
まとめて巨人に行ってしまったのはやはり少々痛いところ(泣)。
FAは各選手の権利ですので両選手には新天地でもぜひ活躍してほしいものですが
巨人とかいう金満欲しがり球団はどんだけ他所のチームの主力奪えば気が済むんじゃ
と愚痴りたくなるのはさておいて・・・
このオフのベイスターズはFAのみならず、
ロペスやパットン、石川なども退団することが決まっていて
ここ数年のチームの顔だったベテラン勢が一挙にいなくなってしまうんですよね。
一ベイスターズファンとしては寂しい限りなんですが
監督も変わり、チーム全体が一つの変革期を迎える来季は
若手選手たちにとっては逆に躍進の大きなチャンスでもありますので
各選手心機一転それぞれ頑張ってもらいたいところです。
コロナもなかなか収まらない中でプロ野球界全体も大変な時ですが
来季こそベイスターズが優勝戦線で熱い戦いを演じる姿を観せてもらいたいですね。
(↑)戦力面のみならず
不思議キャラ“ハマの宇宙人”井納選手がいなくなるのも
ファンとしては寂しい限りです(悲)。