3月も終わりに近づき、日に日に陽射しも春らしくなってきて
桜の便りも各地から聞こえてくるようになりましたが、
コロナの方は、緊急事態宣言こそ解除されたものの
新規感染者数の推移は下げ止まったままというか、
各地で再び増加傾向に転じているとかで
依然として先の見えない日々が続いていて
ほとほとウンザリさせられますね。
コロナ疲れもさるところながら
私の方も、この1か月は公私ともにいろいろあったので
このところは心身とも少し疲れを感じているところではあるんですが、
季節も移ろいつつある今こそ気分をリフレッシュして
ポジティブに前向きに頑張っていきたいところです。
というわけで、
手っ取り早く気分をリフレッシュするために
ここは久しぶりに一杯やるか・・・と思い、
冷蔵庫から例のアレを出してきました(↓)。
(↑)先日この日記でも紹介した
「COMITIA 開催継続支援プロジェクト」 のクラウドファンディングの返礼品、
内藤泰弘さんによる描き下ろしオリジナルラベルのクラフトビールです。
このビール、ラベルのデザインが2種類ありますが
実はその中身もそれぞれ違う種類のビールだったんですね。
茶色缶(IPA)は「麦芽(カナダ製造)、ホップ、オレンジピール・・・」
青色缶(WHITE)は「麦芽(ドイツ製造)、小麦、伊予柑、オレンジピール、ホップ・・・」
と、原材料の微妙な違いが気になるところだったんですが、
せっかくですのでここは一気に2つとも開けて、飲み比べてみることにしましょう。
(↑)左が茶色缶(IPA)、右が青色缶(WHITE)。
コップに注げば、色合いからしてすでに全然違いますね。
ラベルのデザインカラーも中身の色を反映していたことがわかります。
さて、どちらから飲むか?
とりあえず両方の香りを嗅いでみると
明らかに茶色缶(IPA)の方がクセが強そうなので
先に控えめな印象(?)の青色缶(WHITE)の方を味わってことにしてみました。
(↑)青色缶(WHITE)の方は、色合いは淡い黄金色という感じでしたが
味の方も、爽やかな香りのさっぱり系でした。
この「WHITE」というのは「ホワイトビール」のこと。
ビールの主原料は「大麦麦芽」というのはみなさんもよくご存じだと思いますが
大麦麦芽だけでなく「小麦麦芽」もしくは「小麦」も多く使っているビールのことを
「ホワイトビール」又は「白ビール」といいます。
原材料欄にも、確かに「麦芽」の次に「小麦」とありますね。
小麦には「グルテン」というたんぱく質を多く含むため、
小麦を使ったビールは泡持ちがよく
独特の酸味も出て爽やかな口当たりになるそうですが、
飲んでみると確かにさっぱりしていて苦みをあまり感じません。
柑橘系のフレーバー仕立てのフルーティな香りも爽やかで
あまりお酒に強くない方や女性などにもお奨めできそうです。
では次に、茶色缶(IPA)の方を味わってみましょう。
(↑)茶色缶(IPA)の方は、色合いはやや濃い琥珀色といったところでしょうか。
味の方も、ホップの香りと苦みが強いかなり「濃い味」です。
「IPA」は「India Pale Ale(インディアペールエール)」の略なんですが
「イパ」とは読まず「アイピーエー」と読みます。
もともとは18世紀末、インドがイギリスの植民地だった頃に
インドに滞在するイギリス人に向けに造られたビールだったそうで
海上輸送中に傷まないよう、アルコール度数や麦汁濃度を高くしたり
防腐剤の役割を持つホップを大量に投入したりしたため
独特の香りと苦みの強いビールになったんだとか。
原材料欄にも、確かに「麦芽」の次に「ホップ」とありますね。
「IPA」はカレーや香辛料の効いた肉料理などにも合うとのことですが
飲んでみるとこのパンチある苦みと味わいは結構クセになりそうな感じで、
愛飲家も多いというのも頷けるものがあります。
「WHITE」とは対照的に、こちらは呑兵衛向け(?)ともいえそうですが、
今の私のように(?)少々心に憂いや疲れを感じている者が
夜中に一人物思いに耽りながらじっくり味わう酒としても
いいかもしれません(笑)。
そんなわけで、2種のビールを一気に飲んで
ちょっとほろ酔い加減(?)の私なんですが
久しぶりの美酒の味に今はとても幸せな気分だったりします(笑)。
「コミティア」支援のクラウドファンディングの返礼品として受け取った
2つの対照的な個性派ビールは
まさに個性派クリエイターによる個性あふれる作品が一堂に集まるイベントである
「コミティア」を応援するにふさわしい二品でした(笑)。
2021年03月27日
COMITIA 開催継続支援プロジェクト オリジナルラベルクラフトビール(2)
posted by 松風あおば at 22:22
| 日記