私・松風のスマホは
「FREETEL SAMURAI 雅」という6年ほど前に販売された機種で、
私自身すでに5年近く使用していたんですが
このところ手に持った感触になにか妙な違和感を覚えるようになっていたんですよね。
そこで、スマホ本体をケースから取り外してチェックしてみたところ・・・(↓)
(↑)なんか全体的に盛り上がっています(汗)。
ひと目で何らかの異常をきたしているのがわかりました。
この機種、電池パック(バッテリー)を自分で交換できるタイプなので
背面カバーは自由に取り外せるようになっています。
恐る恐るカバーを外して中身を見てみると・・・
(↑)なんと、中身の電池パックが
パンパンに膨れ上がってるではありませんか・・・!?
これは一体どういうこと?
・・・と早速ネットで検索して調べてみたところ、
これはリチウムイオン電池の特性で
経年劣化により内部でガスが発生して膨張してしまう現象だそうで、
要は「電池の寿命」とのこと。
そういえば確かにこのスマホ、
ここ数か月は充電してもバッテリー残量がすぐに減って
残量50%を切るとあっという間に
急激に1%まで落ちてしまうという感じだったんですよね(汗)。
この状態で使い続けると、
圧迫により内部の基盤や液晶部分にも重大な悪影響を及ぼすんだそうで
最悪の場合、発火や爆発事故を起こしたりもする例もあるんだとか・・・(震)。
というわけで、このスマホを使い続けるには
すぐにバッテリーを交換しなくてはなりません。
![freetel_samurai.miyab_2i.jpg](http://nijitama.sakura.ne.jp/sblo_files/nijitama1998/image/freetel_samurai.miyab_2i-thumbnail2.jpg)
![SAMURAI-MIYABI-1002-3.png](http://nijitama.sakura.ne.jp/sblo_files/nijitama1998/image/SAMURAI-MIYABI-1002-3-thumbnail2.png)
(↑)このスマホ、買った当時としてはまだ珍しかったSIMフリーの端末で
しかも「電池パックは自分で交換可能で、長く使い続けられる」
というのが売りだったんですよね。
なので早速、新しい電池パックを購入しようとしたところ・・・
そこでまた大ショックな事実が判明してしまいました。
なんと、同型の電池パックはとっくに「生産・販売終了」しているとのこと(悲)。
交換するにも純正の電池パックはすでに売っていないという事実・・・(汗)。
よく調べてみたら
この機種本体の販売からわずか1年半ほど(私が購入してから半年程度)で
電池パックの生産はすでにストップしていたというのですから驚きです。
おいおいフリーテルさんよ、
これじゃ売り文句も台無しじゃないかよ(泣)
・・・と涙ながらに愚痴ってももはやどうにもなりません。
使い勝手はとてもいいスマホだっただけに非常に残念なんですが
結局これを使い続けることはあきらめて
新しいスマホに切り替えることにしました(↓)。
(↑)新しい端末(AQUOS sense3 basic)は、
近く解約予定だったうちの家族のauのガラケーを
いったんスマホのプランに契約変更する形で
ほとんどタダ同然で入手出来たものだったんですが
SIMロックを解除してもらっても、これまでの楽天モバイル(MVNO)の
SIMカードは動作保証対象外で使用できず、これまた想定外の事態に・・・(泣)。
すったもんだの末、結局通信プランも(一時auのプランを経て)
この春から始まったau系の新ブランドpovoに変更することで落ち着きました。
そもそもこのフリーテル(FREETEL)というブランド・・・
プラスワン・マーケティング鰍ニいう会社が
日本の品質基準で製造元を管理し
「日本品質」をアピールして始めた端末ブランドで、
安価でそこそこ高性能のSIMフリースマホを早くから販売し
一時は通信(SIM)事業(NTTドコモ網を使ったMVNO事業)にも
参入していたものの、あまり業績は振るわなかったようで、
2017年にはMVNO事業を「楽天モバイル」に譲渡、
その後残った端末事業の経営も結局好転しないまま民事再生法適用となり、
現在は凱AYA SYSTEMの一ブランドとして細々とその名を残している
という実に数奇な運命のブランドなんですね。
通信ブランドも、生き馬の目を抜くような目まぐるしい競争の中で
新たなブランドが現れては消えの連続で、
この20年余りの間の栄枯盛衰は今さら語るまでもありませんが、
それを利用する消費者側もいろいろ翻弄されてきた歴史があります。
私自身のこの20年の携帯電話・スマホ歴を振り返っても
Jフォン → ボーダフォン → ソフトバンク (ここまでガラケー3台)
→ フリーテル → 楽天モバイル(MVNO) (ここまでフリーテルスマホ)
→ au(一時的) → povo (現AQUOSスマホ)
と、自分の選択の意思のいかんを問わず
いつしかいろいろなブランドを渡り歩いておりました(苦笑)。
超高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムの本格普及も急がれる中
「第4の携帯会社」として楽天モバイル(MVO)も本格参入し
従来のキャリア大手3社(NTTドコモ、KDDI、softbank)も
国(総務省)からの値下げ圧力のもと
(しぶしぶ)大容量プランの新ブランド(ahamo、povo、LINEMO)を打ち立て、
いわゆる格安SIMスマホ(MVNO)各社もそれに追従する形で
さらなる値下げ競争に入っているという、
今まさに激動の渦中のモバイル通信業界なんですが、
思わぬ出来事(バッテリーの膨張)から
そんな渦に少しだけ足を突っ込まざるを得なかった(?)
今年の春の私でした(苦笑)。