2024年05月31日
桔梗信玄餅 ゆるキャン△流食べ方
「桔梗信玄餅」というお菓子をご存じでしょうか?
山梨県笛吹市の桔梗屋さんというお店が製造・販売している
山梨県を代表するお土産菓子なんですが、
最近は山梨でなくても、首都圏の駅や百貨店などでもよく見かけますので
ご存じの方は多いかと思います。
きな粉に餅(求肥)3個の入ったパックと容器に小分けされた黒蜜が
風呂敷を模したビニールで包まれており、
お店ではこれが数個パックになって売られているんですが、
食べるときは、このきな粉と餅に黒蜜をからめて食べます。
桔梗信玄餅の「信玄」は、言うまでもなく、
甲斐の戦国大名・武田信玄に因んでいるんですが、
当地ではもともと盆の時期に仏前へ安倍川餅を供える習慣があったそうで、
その発想からこのお菓子が生まれたんだとか。
そんな桔梗信玄餅なんですが、
近年思わぬところで注目されていたんですね。
それは、人気アニメの『ゆるキャン△』。
ここをご覧の方には、そんな詳しく説明するまでもないかと思いますが、
女子高生たちが山梨県内を中心にアウトドア趣味を満喫するお話で
実際の観光地も多く登場することから、アニメ化以降は
ソロキャンブームや観光需要にも大きな影響を与えたとされる作品です。
そんな『ゆるキャン△』で桔梗信玄餅が登場したのは、
第2話のおまけショートアニメ「へやキャン△」部分。
野クル(野外活動サークル)の部室にて、
千明が買ってきた桔梗信玄餅をみんなで食べるシーンで、
「それ食べたことある。きな粉と黒蜜美味しいの。
でもちょっと食べにくいんだよね、これ。
お餅に黒蜜からめようとしていつもきな粉をこぼしちゃうんだよ、私…」
というなでしこに対し、千明が「そーゆー時は……こうすんだぜ!」と
餅を包んでいるビニール風呂敷に餅ときな粉をそのまま広げ、
そこに黒蜜をかけて、風呂敷ビニールで全体を包んで「モミモミモミ……」(↓)
そして、ビニールを広げると・・・
餅にきな粉と黒蜜が絶妙に混ざり合ったものが出来上がり!
という、食べ方を紹介するものだったんですね。
なでしこと同じく、普通にパックに入ったまま黒蜜をからめるのは
難しくて食べづらいという感想を抱いていた人は結構多かったようで、
この食べ方は後にネット上でも大きく話題として取り上げられ
「ゆるキャン△流食べ方」として、広く知られるようになりました。
ただ、桔梗屋さんの公式ホームページも、
この方法は一つの食べ方として公認(?)しているようですので
決して邪道な食べ方というわけでもないようです。
というわけで、私・松風も先日、桔梗信玄餅を買ってきましたので
今回はこの食べ方を実践してみようかと思います。
(↑)桔梗信玄餅です。
このかわいらしく包まれたビジュアルも人気の一つだと思いますが
風呂敷ビニールを広げると、きな粉と餅3個の入ったパック上に
別容器の黒蜜が乗っかっています。
(↑)広げた風呂敷ビニールの上に、パックからきな粉と餅を移し
その上に黒蜜をたらします。
(↑)そして、それらをビニールで包み込み、モミモミモミ・・・
本当は両手で持って丁寧にやりたいところですが、ここでは
一人で撮影している関係で、片手モミモミになってしまっています。
ご容赦ください(汗)。
(↑)よく揉んだのちにビニールを広げると、こんな感じになっていました。
ビジュアル的にはあまりきれいには見えませんが、
確かに餅にきな粉と黒蜜が絶妙に混ざり合っている感じです。
そして実際に食べてみると・・・
うん、確かにいい感じにからまっていてとても美味でした。
なるほど、このやり方は賢いというか、お奨めできますね。
ただし、野外や電車の中とかで食べる場合は、中身をビニール上に移す際に
きな粉が吹き飛んだりしないよう十分注意が必要です。
『ゆるキャン△』も今は3期目アニメが絶賛放送中ですが、
コロナも明けた夏場の行楽シーズン・・・私も、ソロキャンとまではいかないまでも
山美しく映える甲斐路の里でも旅したいところです。
富士五湖の周辺あたりもまた行きたいですね。
コンビニの上に乗っかった富士山とか別に写真に撮らなくてもいいんですが(苦笑)、
(↑)ちなみに、桔梗屋さんからは、映画『ゆるキャン△』公開に合わせて
ゆるキャン△オリジナルパッケージの桔梗信玄餅も発売されていました。
ここでも「ゆるキャン△流食べ方」が紹介されています。
posted by 松風あおば at 23:58
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