2024年09月30日
COMITIA149 & 第23回国際鉄道模型コンベンション
9月はもはや夏・・・と思わせるような真夏日が連続していた南関東も
ようやく朝晩は秋の涼しい空気を感じるようになってきたかな?と思うと
また汗ばむような夏日に戻ったりで、季節感がどうもおかしくなりそうな
今日この頃です。
以前なら、今くらいが秋の行楽シーズン本番で出かけるのにちょうどいい
涼しい気候になっている頃だったんですが、温暖化が進んだ今は
夏がなかなか終わりませんね。
というわけで、今回も夏真っ盛りのときのイベントのお話です(汗)。
前回は、今年の夏コミ(コミックマーケット104)の様子をアップしましたが
今回は、その1週間後の8月18日(日)に
同じく東京ビッグサイトで開催されていました2つのイベント、
夏コミティア(COMITIA149)と第23回国際鉄道模型コンベンション(JAM)の
参加時の様子をアップしたいと思います。
(↑)夏コミ(コミックマーケット104)が終了した1週間後の8月18日(日)、
私・松風は再び東京ビッグサイトにやってきておりました。
この日は曇天で酷暑は幾分和らいでおり、コミケ時の雑踏ももちろんなく
同じ場所ながら1週間前とはかなり雰囲気が違っていました。
(↑)この日の参加イベントは、創作系サークルが集う同人誌即売会
(自主制作漫画誌展示即売会)COMITIAと、鉄道模型のメーカー、モデラ―、
愛好家が集う鉄道模型イベント・国際鉄道模型コンベンション。
以前からこの2つのイベントは夏コミの1週間後にビッグサイトで
同日開催になることが多かったのですが、ここ数年は両者とも
コロナ禍での中止や変則的な開催を余儀なくされていたため
今年はようやく元の通常パターンに戻ったという感じでした。
漫画創作とNゲージ(鉄道模型)の2つの趣味を持つ私・松風としては
なんとも忙しい1日となります。
(↑)両イベントとも東ホールでの開催。
東1ホールが国際鉄道模型コンベンション、
反対側の東4〜6ホールがコミティア会場となります。
開場前から両会場前はともに大勢の人で賑わっていました。
(↑)というわけで、まずはコミティアから。
『ティアズマガジン』を購入して早速会場内に入ります。
(↑)開場間もない午前中の会場内の様子です。
コミケ1週間後の夏コミティアですが、こちらもコミケに負けない賑わいです。
人気のオムそば屋さんなどの飲食ブースも復活しており、
すっかりコロナ禍前の賑わいを取り戻していました。
(↑)コミティアは今年で40周年。
そして今度の11月の秋コミティア(11月17日)でなんと150回目を迎えます。
20年以上お世話になっている私としても、なんとも感慨深いものがあります。
(↑)祝・コミティア40周年ということで、記念グッズも販売されていました。
中村会長の『コミティアの創り方』(ティアズマガジンのごあいさつ完全版)
ばるぼら+あらゐけいいち=著 コミティア実行委員会=編の
『コミティア魂 漫画と同人誌の40年』(『ティアズマガジン』誌上にて
連載されたCOMITIAの歴史をたどる証言集)といった記念本も絶賛発売中です。
(↑)私もコミティア手ぬぐいを購入しました。
90×35cmのBIGサイズの手ぬぐいです。さらに会場での購入者にはなんと、
特製ラベルのミネラルウォーター(300ml)『コミティア水』が
特典としてもらえます。
(↑)150回目の記念回となる次の秋コミティアのCOMITIA150は
コミティア史上最大規模となる6000サークル募集となりました。
その後の発表によると、これまた過去最多の6900サークルの応募があった
とのことですが、抽選は行わず、申込みの不備などがある場合以外は
すべて受け入れるようで、東3・4・5・6・7の5ホール開催という
とてつもなく巨大なコミティアになるようです。
にじたまはまだ復活できないのが残念なんですが、このお祭りムードに乗って
早くコミティアへのサークル参加も復活させたいところです。
(↑)各地の地方コミティア(関西・名古屋・新潟・北海道・みちのく・九州)も
もちろん健在です。こっちも旅行がてらまた参加したいですね。
さて、今回はコミティア参加の方は3時間ほどで切り上げ、
次に東ホールの通路を挟んだ反対側、東1ホールの方に向かいます。
こっちは「国際鉄道模型コンベンション」の会場です。
(↑)こちらは鉄道模型愛好家が集う鉄道模型中心のイベント。
鉄道模型メーカーやプロモデラー、アマチュアの鉄道模型愛好団体が
自社製品や自作の車両・レイアウト(ジオラマ)などを持ち寄って
各ブースで展示や販売を行っています。
コミティアとは世界感ががらっと変わりますが、その根底にある
創作者の作品にかける情熱はある意味共通しています。
(↑)鉄道模型メーカーは、おなじみ大手のKATO、TOMIX、マイクロエース、
グリーンマックスのほか、Zゲージ専門のロクハンなども出展しています。
企業としてもこうしたイベントは自慢の自社製品を売り込む絶好のチャンスです。
(↑)トミックスブースの碓氷峠レイアウトは、碓氷峠廃止前の1996年製作のもので
今は来年初頭に再販されるEF63電気機関車や489系特急車両(白山色)の
展示レイアウトになっているようですが、なかなかの秀作です。
(↑)ジオラマ制作会社やアマチュアの有志団体、高校や大学など
(OBや教職員なども含む)の鉄道研究会などのサークルも多数出展していて、
自作のレイアウトや車両など(NゲージやHOゲージ)をさまざまな形で展示して
います。どれも力作で、眺めていると時間の経つのを忘れてしまいます。
(↑)巨大レイアウトで長大編成が走る姿が見られるのも、こうしたイベント
ならではの楽しみです。周囲の人々を見渡すとみなさん目を輝かせています
(掲載上みなさんの表情にはモザイクをかけないといけないのが残念ですが)。
ここは出展者も来場者も老若男女さまざま。鉄道模型は子どもから大人まで
楽しめる趣味なんですよね。
(↑)アニメ『終末トレインどこへいく?』のアポジー号も早速再現されて
いました(笑)。主人公の静留たちが運転するアポジー号(西武2000系の
新2000系タイプ、クモハ2463とクハ2464の2両編成)は実在する編成で、
現在は南入曽車両基地に所属し、実際に西武新宿線で増結用編成として
運用されており「自走式聖地」ともいわれています(最後の2話に
登場する装甲列車(写真右下)はさすがに架空のもので、西武鉄道には
存在しません(笑))。ちなみに今年12月には、グリーンマックスから
アポジー号のNゲージが発売される予定です。
(↑)こちらは上越線をテーマにしたレイアウト。
上越線の沼田付近の利根川の鉄橋や、夕暮れの湯檜曽駅、水上温泉の有名旅館
などが情緒豊かに表現されています。
(↑)展示されている鉄道模型はNゲージ(9mmゲージ)やHOゲージ(16mmゲージ)
が主流ですが、中にはOゲージ(32mmゲージ)やそれ以上のゲージ(もはや
何ゲージというのかもわかりません(苦笑))の展示を行っているブースもありました。
(↑)そして極めつけは、実際に乗れる鉄道模型・・・というか本物の蒸気機関車。
羅須地人鉄道協会さん(成田ゆめ牧場まきば線を拠点に軽便鉄道の動態保存など
を行っている鉄道ファンのグループ)の610mmゲージ「9号機 MAZURKA」号が
牽引するトロッコに体験乗車できるコーナーです。3軸3シリンダーの蒸気機関車が
走る姿は圧巻で、もはや趣味の領域をとっくに超えています(汗)。
(↑)プラレールも立派な鉄道模型です。というか最近のプラレールはかなり
凝ったものもあるんですが、なによりここまで巨大なレイアウトで走らせると
もはや別のものに見えますね(汗)。
(↑)鉄道模型愛好家は、基本的に鉄道愛好家です。
なので、ここには鉄道模型以外のブースもいろいろあります。
今回は「特急」がテーマということで、特急をテーマにしたフォトコンテストの
受賞作品などが展示されていたほか、鉄道写真家の大御所・南正時の
特急列車の写真展ブースなども設けられていました。
南正時氏は元アニメーター。主に1970年代〜80年代に活躍した鉄道写真家で
鉄道大百科シリーズなどで有名な人です。
このほかにも、峠の釜めしの「おぎのや」や
ぬれ煎餅でおなじみの銚子電鉄なども出店するフードコートや
「鉄道女子会2024」「鉄アナ重連トーク」「鉄道落語」などのステージ企画、
親子で楽しむジオラマ教室など、各種コーナーや企画が盛りだくさんに
用意されていました。
かつては鉄道模型のイベントといえば、銀座の松屋で夏に開催されていた
「鉄道模型ショウ」などが有名でしたが、近年のデパートのイベント企画の縮小で
これらが消えつつある今となっては、この国際鉄道模型コンベンションが
日本を代表する鉄道模型イベントになっていると考えてよさそうです。
「国際」と銘打っている割には出展内容の多くが日本国内の鉄道に特化していて、
他の鉄道模型イベントとの差別化も必ずしも図られていないという声もありますが、
まぁそのへんはあまり深く考えなくていいんじゃないかということで(笑)、
私としては夏コミティアとセットで、今後も夏の風物詩として楽しみたいところです。
というわけで、今回も1か月半前の真夏のイベントのお話でしたが
9月から10月に入ろうという頃になってもまだまだ汗ばむような暑い日もある
南関東ですので、まずはそろそろいい加減に秋本番の涼しい気候に
落ち着いてほしいものですね。
なお、にじたまの創作活動もぼちぼち再開し始めているところですので、
そろそろ当HP内でも作品をお見せする体制を少しずつ作りたいと思います。
posted by 松風あおば at 23:58
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