2021年11月20日

2021 晩秋

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今年も秋が深まってきましたね。

コロナの感染者数が急減し、まだまだ油断こそできないものの
昨年来のコロナ禍で苦しめられ続けた世の中にも
やっと明るい兆しが見え始めた・・・と思いたい今日この頃ですが
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?


・・・と、
しれっとありふれた時候の挨拶で始まってますけど
この日記、またも1か月以上放置してしまってました(汗)。
実はこの1か月はいろんなことがありまして
私自身ぶっちゃけ今は心身共にかなり疲れてまして
このところは何も発信する気が起きなかったんですよね。
今日はそのへんも含めて、久々に近況報告でもしたいと思います。


(1)ワクチン接種完了

コロナの方は大分落ち着いてきて、本当になによりですね。
コロナ感染者が急減した理由が未だによくわからないので
どこか釈然としないものもあるのは私だけではないとは思うんですが
ワクチンの普及が一定の功を奏したのは確かなようです。

で、私自身のワクチン接種なんですが
やっとのことで予約が取れたという話は以前していたかと思いますが、
おかげさまで先月中に2回とも無事終えることができました。

気になってた副反応は
1回目の接種後は、打った方の左腕がちょい重いというか
若干痛いというか、なんとなく違和感を感じる程度・・・だったんですが、
2回目の接種後は、結構激しい倦怠感に見舞われまして
翌日は仕事にならず寝ておりました。
体温は測らなかったんですけど、一時はだるさとともに
高熱が出たとき独特の寒気というか悪寒みたいなものも感じたんで
熱も38℃前後くらいまで上がってたかもしれません。
でもその翌日には嘘のように身体が軽くなって
すぐに普通の生活に戻れました。
副反応については、先に接種を受けた人からもいろいろな話を聞いていましたが
やはり2回目の方が1回目よりも酷く出たという人が多かったみたいですね。
副反応の出方は個人差も大きいようで
ファイザー製かモデルナ製かによっても違うみたいな話もありますが、
今回ばかりはワクチンの副反応リスクとコロナ罹患のリスクとを天秤にかけて
やはりワクチンは打っておくべきだろうと判断した人は多かったかと思います。

来月からは3回目接種も始まるとのことですが
3回目は2回目接種を完了した日から原則8か月以上経過した人から
順次対象となるとのことですので
私の場合は早くても来年の6月以降ということになるんでしょうか。
なるべく早めに打てるのが理想ではあるんですけど、
さらなる理想を言えば、その前にこのコロナ禍自体が
もういい加減さっさと収束してほしいところですね。



(2)チビタ逝く

今月の初めのことだったんですが
当にじたまブログでもたまに話題にして写真とかも載せておりました
うちの飼い猫のチビタがついに天寿を全うしました。
享年20歳と10か月でした。

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(↑)在りし日のチビタ。
  20歳を過ぎても猫又妖怪化することもなく(?)、
  最近まで普通に元気だったんですが、
  最期はあっさりと逝ってしまいました。


チビタはこれまでうちで飼っていた猫の中では最高齢猫だったんですが
先月の終わり頃から急に元気がなくなって物を食べなくなり、
獣医さんにも一度は見せたんですが、やはり老衰だったようで、
それから数日後、家族に看取られながら静かに息を引き取りました。
猫の20歳10か月は、人間の年齢に換算すればちょうど100歳くらい。
奇しくもチビタが逝った数日後に亡くなられた瀬戸内寂聴さん(99歳)と
ほぼ同じくらいの長寿で、ゆくゆくはこっちもあやかりたいくらい(?)の
ピンピンコロリの大往生・・・だったんですけど
20年以上いつも当たり前のように側にいた存在が急にいなくなると
やっぱりなんとも寂しいもの・・・なんですよね。
そのチビタロス(?)もあって、ここ最近
私の方も元気を無くしていたというのは言うまでもありません。


今年は春先に学生時代からの親しい友人が癌で亡くなり、
またこのところは仕事関係ながら長年にわたり
お世話になってきた方々も相次いで亡くなっていたりしまして、
私としてはなにかとお別れの多い年になってしまいました。
人生ってある時ふって終わっちゃうんだな・・・
って思うことが自然と多くなってきまして
私の人生観もこのところどこか変わってきたように思いますね。
チビタも含めていうのも何なんですが、あらためて
今年旅立たれたみなさんのご冥福をお祈りしたいところです。

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(↑)私の仕事先のお客様にご自身も8匹ほど猫を飼っている
  猫好きの方がいらっしゃるんですが、先日お会いした際に
  うちのチビタが逝ったことをお話ししたところ
  その翌日にペット用の弔花を贈ってきてくださいました。
  温かいお心遣いが本当にありがたく心に染みます。
  チビタは最後まで幸せな猫でした。



(3)にじたま作品 オンライン掲載

以前より当ブログでも何度かふれつつも
なかなか具体的な方向性が決まっていなかった
サークル作品のオンライン掲載の話なんですが、
このたび熟考の末、
当サークル「虹の卵」(松風あおば)の漫画作品(過去作品中心)を
次の年明け頃より当「虹の卵のホームページ」内にて特設ページを設け
そこで掲載していくことに致しました。

この2年間はコロナ禍で、同人誌即売会イベントの中止や延期が相次ぎ、
また開催されてもこちらの事情で参加できない状況が続いたため
うちもオンライン(インターネット)上での作品発表というのを
早くから考えていたところではあったんですが、
Pixivやニコニコ静画などの画像投稿サイトを利用するか、
はたまた出版社や電子書籍サービス会社が運営する
ウェブコミック配信サイトなどを利用するか等々、
いろいろ悩んだ末、相方の水瀬の技術的な協力も得つつ
まずは当サークルサイト内にて掲載してみよう
ということになった次第です。

詳細につきましては、随時お知らせしていきますが
まずは続きを長らくお待たせしてしまっている
『にこ巫女ヒミコちゃん』の箱根編を
一挙にこちらで発表していく予定でおります。

うちはもともとシリーズものが多いため
その他の作品(『てつもえ』等)もこの先は
オンライン上で同様に連載していこうかとも思ってまして、
今後はオフライン(イベントでの本としての頒布)との折り合いも考えつつ
出来るだけみなさんにお読みいただきやすいような
新しい活動スタイルで発表していけたらと考えております。
今後とも当サークル「虹の卵」及び当サイト「虹の卵のホームページ」を
何卒よろしくお願いします。



さて、明日11月21日は、秋のコミティア(COMITIA138)が 
東京ビッグサイト青海展示棟A・Bホールにて開催されますね(↓)。

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コロナ禍で長らく苦境に直面していたコミティアですが、
コロナが落ち着いてきたところで
こちらもそろそろ以前の活気が戻りつつあるというところでしょうか。
というわけで、明日は一般参加ながら
私・松風もほぼ2年ぶりにコミティア会場へ足を運ぶ予定です。
もはや同人イベント会場の雰囲気すら忘れつつある私なんですが(汗)、
久しぶりの機会ですので
多くのサークルさんの作品を楽しんできたいと思います。
posted by 松風あおば at 18:01 | 日記

2021年10月13日

povo 2.0

大手携帯電話各社の値下げ競争が激化する中、今年の春からは
docomo系の「ahamo」、au系の「povo」、ソフトバンク系の「LINEMO」と
月データ容量20GBで2,000円台後半という廉価ブランドが相次いで登場し
その契約者の獲得競争は熾烈を極めていたようですが、
ここ最近になって、「LINEMO」に3GB 990円の新プランが登場したり
「povo」が月額基本料0円からデータ通信や通話オプションを
トッピングするタイプの「povo2.0」へと進化したりと
その廉価ブランド競争は早くも新たな局面を迎えつつあります。

かくいう私・松風も、いろいろすったもんだの末
(→ http://blog.nijitama.jp/article/188574528.html)に
この春からはau系の「povo」にプラン変更していたんですが、
このコロナ禍で外出時間が減り
ほとんど時間wifiが利用できる環境にいられることもあってか、
実際使用するデータ量は微々たるもので
月20GBのデータ容量もかなり持て余し気味と言うか、
正直こちらのニーズにかみ合っていないな・・・という感じだったんですね。
なので「もう少し低容量+低額のプランがあったらなぁ」と
思い始めていたところだったので、今回の「povo 2.0」の登場は
私にとっては実にドンピシャにありがたいものでした。

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「povo2.0」は
「ユーザー一人一人が自分のライフスタイルに合わせて利用するプラン」として、
基本料は0円。
ユーザー自身がデータ通信から通話オプションまで全てをトッピングして
プリペイド式に料金プランをカスタマイズできるようになっているというもので、
今までにはない画期的なスタイルともいえますが、
特に低容量ユーザーには必要な時に必要なだけトッピングできるという点で
非常に都合のいいものなんですね。
こういうプランは海外では割と一般的にあるタイプなんだそうですが
やはり日本でも私のようなライトユーザー向けのこうした需要が
高まりつつあるのかもしれません。

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(↑)「povo2.0」トッピング一覧です。
   ライバルの楽天モバイルやLINMOあたりをかなり意識してるのも分かりますが
   1GB(7日間)390円や3GB(30日間)990円は低容量ユーザーにはやはりうれしいところ。

そんなわけで私も早速、
従来のpovo(povo1.0)からpovo 2.0へと移行すべく先日手続きをしたんですが・・・
その魅力的なプランを目の前に一つ大きな壁が立ちはだかったんです。
というのは実は
その変更手続き自体が大変な苦労を要するものだったんですよ(汗)。

この春にauのピタッとプランからpovoへと変更した際は
別ブランドに変わるとはいえ、事実上au内でのプラン変更と同じく
簡単な入力手続きだけで15秒くらいで移行出来ていたので、
今回のpovo(povo1.0)→povo 2.0への移行も
同じようなもんだろうとタカをくくっていたんですが
・・・これが大間違い。
My auアプリ内での認証ができないばかりか、これまでのpovoアプリも使用できず、
新たに「povo2.0」のアプリをダウンロードして
メールアドレスを登録し直した上でやっと申し込みに入れるというもので
その時点でちょっと嫌な予感(?)がよぎったんですが
その後の申込手続き自体も非常に面倒くさいものだったんですね。
「povo」を取り扱う会社がKDDI内のauとは別会社に移行することもあってか
本人確認事項から支払方法(クレジットカード情報)まで入力を求められた上に
さらにSIMカードの差し替えも必要とのことで
その受け取りに関する手続きまでしなくてはなりませんでした。

さらにその一つ一つの手順をこなすのに時間がかかることかかること(汗)。
新しいSIMの到着自体を待たなければならないこともあったんですが、
開始直後で申し込みする人が殺到していたこともあってか
一つのステップから次のステップに移行するまで
数時間〜数日待たされるので手続き自体がなかなか進まず
本当にイライラさせられましたね(苦笑)。

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(↑)同じブランド内でのプラン変更とは到底思えない(?)
  多くの手順を踏まなければならないpovo(povo1.0)→povo 2.0への移行。
  「本人確認完了」「移転元への照会完了」と進みますが
  それぞれが完了するのに12時間近くを要しました(汗)。

これは私のみならず
多くの人がきっとイライラさせられているんだろうな
と思いましたが、案の定・・・(汗)、
ネット上ではpovo2.0申し込み中の大勢の人の怨嗟の声が飛び交っているばかりか
さまざまなトラブルが多数報告されていました。
何らかのエラーにより回線切替処理失敗、移行元への照会失敗などが続出し、
途中で進むも引くもできなくなって、申し込み自体をキャンセルせざるを得なくなったり、
最悪の場合キャンセルに伴い既存回線も解約され
電話番号が消失したりするケースなどもあったそうで
「povo難民」とでもいうべき人が続出していたようです。
また、公式サイトの案内も英語を日本語に無理やり翻訳したような
メチャクチャな言葉で表示されていたり、
相談するにも、もともとネット専用ブランドのため相談窓口がチャット窓口しかなく、
そのチャット窓口にアクセスしても数百人待ち状態で
いつ回答を得られるのかも分からないという絶望的な状況が続いたそうで、
その混乱ぶりはネットのニュースにも取り上げられていました。
いかにも付け焼刃に始めたプランならではといいますか、
提供する側の準備不足が否めない状況で
このあたりKDDIさんには猛省してほしいところでもありますが、
新しいものが始まるときというのは
どうにも一筋縄ではいかないものなんですね。

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(↑)SIMカードは割とすぐに届きました。
  MNPの申し込み自体は不要だったものの
  正直他社プランへの変更よりも手間と時間、
  そしてストレスをを要したように思います(苦笑)。

とはいえ、私・松風の変更手続きに関しては、
一つ一つのステップに時間こそかかったものの
これといったトラブルに見舞われることは無く、
4日ほどでpovo2.0への移行を無事完了させることが出来ました。
携帯(スマホ)のプラン変更だけで
並々ならぬ達成感を得られたのも初めての経験でしたよ(笑)。

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(↑)やっとのことで開通。長い道のりでした(苦笑)。

そんなわけで、
私も今はpovo 2.0ライフに入っているんですが、
実はまだトッピングを購入しておりません(苦笑)。
トッピングを購入しなくても、
通話やメールのやり取りなどは個別課金で普通に出来るし
今なおほとんどの時間wifi環境の中なので
データ容量も食わないでいられるからなんですが、
このpovo 2.0・・・基本料0円といっても
180日間トッピングの購入が無い場合(又は通信料が600円未満の場合)は
解約させられてしまうとのことなので、そのへん注意が必要です。


ちなみに、このpovo2.0・・・
トッピング無し(又は残量0GB)の状態では
通信速度は最大128kbpsに制限されるとのこと。
128kbps程度だと一体何が出来るのか?・・・と思い
先日試しにwifiを切って128kbpsの世界をちょっと体感してみたんですが・・・
いや〜やっぱり遅いですね(汗)。
LINEやメールなどでテキストメッセージを送信することはなんとか出来るようですが、
画像の表示やWEB検索などにはかなりの時間を要します。
動画の再生はほぼ不可能で、再生出来たとしても低画質だったり
映像が途切れ途切れになる可能性が高いんじゃないでしょうか。
これでは電車の中でプロ野球の結果を見ようとするだけで
相当なストレスになるのは間違いないですので
やっぱりデータのトッピングは今後ちゃんとしようと思います、ハイ(苦笑)。
posted by 松風あおば at 19:02 | 日記

2021年09月21日

中秋の名月 2021

今宵は中秋の名月。
晴れ渡った夜空に満月が煌々と輝いています。

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(↑)こうやって撮ってしまうと、いつの満月でも同じに見えるかもしれませんが(汗)
  やっぱり秋の澄み切った夜空に浮かぶ満月はひときわ明るくて美しいです。


「中秋の名月」とは、旧暦の8月15日の月のことですが
今年の中秋の名月は2013年以来8年ぶりの満月となったことで話題になっていますね。
中秋の名月が必ずしも満月でない理由については
昨年の中秋の名月の日の日記(→http://blog.nijitama.jp/article/187982546.html
でも話しましたけど、
今年からは3年連続で中秋の名月の日が満月になるそうです。


このところは天気が悪い日が多かったこともあって
心地よい秋の夜風を感じながら眺める満月はまた格別ですね。
コロナ禍で鬱陶しい日々が続いていますが
この神々しい光が未来も明るく照らしてくれますように。
posted by 松風あおば at 23:31 | 日記

2021年09月17日

新型コロナワクチン予約

コロナ禍で、すったもんだの末開催された
2020東京オリンピック・パラリンピックもついにフィナーレを迎え
季節はいつしか秋になっていましたね。

9月に入ってからは曇りや雨の日ばかりで
太陽の光をあまり拝めていない初秋の今日この頃なんですが
先日早起きした際に、久しぶりにきれいな朝焼けの空を拝めたので
写真に収めてみました(↓)。

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(↑)まもなく秋分ですが、日の出の時間も大分遅くなってきて
  朝晩はかなり涼しくなってきました。


さて、この日記、
またも1ヶ月近くサボってしまい申し訳ありません(汗)。
私自身ここ数週間ほどいろいろゴタゴタしていたというのもあったんですけど
そのゴタゴタ要素の一つが、実は「ワクチン」だったりするんですね。


みなさんは新型コロナワクチンはもう接種されましたでしょうか?


政府の発表によると、9月16日時点で全国民のうち
1回目の接種を終えた人が64.9%(79,687,661人)
2回目の接種を終えた人が52.6%(64,635,763人)と
すでに多くの人が接種を受けているようですが、
一方で
「なかなか予約が取れない」「一部でワクチンが不足している」
といった話も多く聞かれ
実際に東京の一部の接種会場で行列が出来ていたり
厳しい抽選が行われている様子なども報道されていて
必ずしも全地域、全年齢層で接種がスムーズに進んでいるわけではない
現状も浮き彫りになっています。

で、かくいう私・松風も
実はそんな「ワクチン難民」になりつつあった一人だったんですね。
高齢の両親のワクチン接種は特に難なくスムーズに終えていたので
私自身甘く考えていた部分もあったんですが
いざ自分の接種予約を取ろうとしたら・・・これが取れない取れない(苦笑)。
私の住む横浜市は人口が多いからというのもあるんでしょうけど
地域の集団接種会場から個別接種を行っている地元の医院まで
いろいろ当たっても
インターネット予約のところは受付時間が始まると同時に予約枠は瞬殺・・・
電話予約のところは受付時間帯にもかかわらず何度電話しても繋がらない・・・
といったことの連続でして(汗)、
いつしか私の頭の中は予約が取れないことに対する焦りで
一杯になってしまっていました。

そして、ワクチンを求め続けて2週間ほど経った昨日・・・
ついにやっとのことで地元の内科医院に電話が繋がり
ようやく悲願のワクチン予約(接種日は来月初め)をゲットできたんですよ(悦)。
いや〜ワクチンに恋い焦がれた日々がようやく報われましたね。
ただ電話がうまく繋がっただけなんですけど
取れた瞬間はまるで叶わぬ恋が叶ったかのような、
自らの人生の大きな目的の一つを果たしたかのような、
そんな気分になれました(笑)。
ありがとう「○○○内科」さん。
基本的に「注射嫌い」だった私なんですけど、今は「注射楽しみ」になってて
なんだか自分の変態度も増してるような、そんな気分です、
ハイ(苦笑)。


札幌在住の相方の水瀬も、ワクチン予約には相当苦労したらしく
しかも接種日がコミティアの日程と被ってしまって
泣く泣くコミティア参加の方を断念せざるを得なくなってしまったとかで
ワクチンへの道が険しかったのは私だけではなかったようですが(苦笑)
なによりコロナに感染した場合の重症化を防ぐ効果が
現時点では最も期待できるワクチンですので
まずは一日も早く、一人でも多くの人が接種を受けられることを
願わずにはいられません。


コロナ第5波の感染者数はひとまず減少傾向にあるここ最近ですが
世界各地で変異株が発生し、
一旦落ち着いても再び猛威を振るい医療を逼迫させかねない
このコロナウイルスとの闘いはいつまで続くのか・・・。
私自身コミケやコミティアなどの同人イベントとも、
多くの友人や読者のみなさまとも長らくごぶさたしてしまっているんですが
改めて一日も早いコロナの収束を祈りつつ
この秋も感染対策を万全にして、なんとか元気に乗り越えたいところです。


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(↑)春眠・・・ならぬ、秋眠暁を覚えず(?)
  夜は大分涼しくなり、エアコンもつけずに快適に眠れるようになりましたが
  季節の変わり目で、日々の気温差も大きい今日この頃ですので
  コロナのみならず、普通の風邪なども引かないよう
  みなさんも十分お気を付けください。
posted by 松風あおば at 06:32 | 日記

2021年08月20日

訃報 みなもと太郎先生

漫画家のみなもと太郎先生が今月7日、
心不全で亡くなっていたことが発表されました。
享年74歳。


みなもと太郎先生の代表作といえば、『風雲児たち』。
関ケ原の戦いから幕末の動乱期に至る壮大な近世史を
ギャグ漫画のタッチで独創的に描いた異色の歴史大河漫画で、
この作品で歴史に興味を持ったというファンは数知れず、
未完に終わってしまったのは残念なところながら
まさに日本漫画史に残る大作とも言える作品かと思います。
他にも『ホモホモ7』、『レ・ミゼラブル』など
ギャグ漫画から劇画タッチ、少女漫画タッチ、アニメタッチの漫画まで
さまざまなジャンル、作風の作品があり、
また、漫画評論家、漫画研究家としても知られ
著書に「お楽しみはこれもなのじゃ 漫画の名セリフ」
「マンガの歴史」等もあるなど、その活動の幅は広く
漫画界や多くの後輩漫画家に多大な影響を与えた
人物であったことも間違いありません。

私・松風自身が、みなもと先生に最初にハマったのは
(トシがなにげにバレそうですが)
小学生の時に毎月読んでいた学研の学習雑誌に連載されていた
『とんでも先生』などのギャグ漫画。
いや〜あれは本当に面白かったな・・・と
今でも懐かしく思い出されます。
その後、『風雲児たち』やその外伝などの有名作品にも触れ
みなもと作品の幅広さにその都度改めて驚いておりましたが、
私自身、趣味で同人漫画を描くようになって
参加したコミティアの見本誌コーナーで
みなもと先生の同人誌を見つけた時はさらにビックリしました。
みなもと先生のサークル(みにゃもと)の席で先生ご本人から
直接手渡しで作品を購入できた時は正直感動でしたよ。

みなもと先生ご自身が同人誌を作って
コミケやコミティアに参加するようになったのは
50歳を過ぎてからだったそうですが、
同人誌でもいろいろな作品を出していて
最近は『まどマギ』や『艦これ』などのパロディを取り入れるなど
その漫画への飽くなき取り組みと情熱には
「この先生、やはりただの時間の止まったベテラン漫画家ではないな」と
つくづく感心させられるものがありましたね。


まだまだご活躍されることをを大いに期待していた先生でしたが、
昨年から肺がんで闘病中だったとのことで
このたびのご逝去はあまりにも衝撃的だったと言いますか・・・
とにかく残念でなりません。

心より故人のご冥福をお祈り申し上げます。
posted by 松風あおば at 22:00 | 日記

2021年08月14日

Nゲージ TOMIXマルチレールクリーニングカー

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このコロナ禍で本当にやるのか?・・・と、開催そのものが
直前まで開催国の多くの国民から反対されたオリンピックも
長いオリンピック史上初めてだったかと思いますが、
そんな数奇な運命にあった東京オリンピックも2週間の日程を終え
なんとか無事(?)閉幕まで漕ぎつけましたね。

私自身、今夏の開催そのものに疑問を感じていた一人だったんですが
オリンピック期間中はなんだかんだでTVでいろいろな競技・種目を観戦し、
日本選手の活躍とメダルラッシュに大いに興奮しておりました。
招致段階からの度重なる不祥事やトラブル、コロナの蔓延、
膨大な開催費用・赤字などもあって
なおも世間の酷評は絶えない今回の東京オリンピックですが
コロナ禍+酷暑+無観客というマイナス面だらけの環境にありながら
奮闘した各国・各競技の選手のみなさんと
大会運営に携わった多くのスタッフのみなさんには
今さらながらに頭が下がる想いです。
パラリンピックの方はまだこれからなんですが
ひとまずここで「お疲れさまでした」と言いたいですね。



さて、オリンピックも終わり
8月のお盆の時期に突入していますが
コロナは第5波の感染拡大が進み、再び感染者が激増中・・・(汗)。
今年も夏コミは開催されず、
といって私自身、ワクチンも打てていない今のこの状況では
他のイベントや旅行などに行ける雰囲気でも無く、
去年に引き続き「引きこもりの夏」を送っております。


そんな引きこもっている家での私の楽しみの一つが
Nゲージ(鉄道模型)だったりするんですが・・・
今日はそんなNゲージの中でも
ちょっと変わった車両をご紹介したいと思います。

その変わった車両というのは、これ(↓)。

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(↑)TOMIXマルチレールクリーニングカー

こんな鉄道車両(実車)見たことない
・・・という方は多いかと思います。
というか、見たことある人がいたらそっちの方が驚きです(笑)。
車体側面に「軌道保線車」とか「カヤ6426」とか
もっともらしい車名や車番が付されていますが
これは実在する鉄道車両のスケールモデルではなく
完全なオリジナルモデル・・・要は架空の車両です。

オリジナルの車両といっても
運転台や客室窓などは見当たらず、
外見からは電車なのか気動車なのか
はたまた貨車なのかすらよくわからないこの車両。
一体何のための車両なのか? といいますと・・・
実はこれ「レール清掃用」の車両なんですね。

鉄道模型の線路、特にジオラマレイアウトの線路は
車両の走行を重ね、また飾っているうちにいつしか埃が積もったり、
電流によって埃が炭化するスパーク汚れが付着したりして
どうしても汚れてしまうため、定期的なクリーニングが必要になります。
具体的には、掃除機で埃を吸い取ったり
洗浄用のクリーナー液を染みこませた布などでレール面を直接拭く
といった作業をすることになるんですが、
長大なレイアウトや各種細かい構造物が配置されたジオラマの上で
掃除機をかけたり、その全面を拭くというのは
かなり神経を使う面倒くさい作業でもあります。

そこで登場したのが
この「マルチレールクリーニングカー」という車両。
鉄道模型の大手ブランドTOMIXの製品なんですが、
走行しながらレールの汚れを除去してくれるという優れものの車両でして
長年にわたり多くのNゲージユーザーから重宝されているものだったりします。


では、具体的にどう使うのか? といいますと・・・
この車両自体にはモーターなどの動力機関は付いていないため
他の機関車などの動力車に牽引させて走行しながら
レールのクリーニングをするんですが、
実は車両に付属するいくつかのパーツを組み替えることによって
複数のタイプのクリーニングをすることが出来るんですね(↓)。

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(↑)説明書には、レールの汚れに応じて
   @ 吸引クリーニング(レール上に埃、ゴミがある場合)
     ・・・レール上の埃、ゴミを本体に吸い込む
   A 湿式クリーニング(レール表面が汚れている場合)
     ・・・レールクリーナーをレール表面に塗布し、汚れを落とす
   B 乾式クリーニング(レール表面がひどく汚れている場合)
     ・・・レール表面のしつこい汚れをヤスリで削り落とす
   の3つのタイプから選択するよう指示があります。

というわけで、
今回はこのブログでおなじみの(?)
私の自宅階段の吹き抜けの段差上にある簡易レイアウトを
これで掃除してみることにします。
まずはレール上の埃、ゴミを本体に吸い込むという
「吸引クリーニング」からやってみましょう。

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(↑)床下の吸引クリーニング用のファンディスクはすでに取り付けてあるので
  あとは車体上部のスイッチをONにして・・・
  
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(↑)レール上に載せて、これを機関車に牽引させて走行させると
  線路上の埃を吸い取ってくれます。
  ただし、このクリーニングカー自体かなり重い車両なので
  Bトレインの機関車やCタイプ機関車など小型の動力車(機関車)だと
  推しても引いてもビクともしません。
  牽引させるにはNゲージ(スケールモデル)の機関車が必要ということで
  ここはマイクロエースのDD16機関車に牽引させてみました
  (正直DD16でもかなり重そうに走っていました)。

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(↑)1往復させて、車体中央のフィルターカバーを外してみると・・・
  写真ではよくわからないかと思いますが、そこそこ小さな埃が入っていました。
  これは結構使えます。
  特にトンネル内など手の届かない箇所の掃除には極めて有効です。

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(↑)次に「湿式クリーニング」をやってみます。
  これはレールの表面をクリーナー液を染みこませたガーゼ地のディスクで
  直接拭くというもので、まずは専用の床下ディスクとスポンジ、
  そしてレールクリーナー液(別売)を用意します。

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(↑)床下のディスクを交換し
  その横のスペースに液をならすためのスポンジを固定。
  そして車体上部のクリーナー注入口からクリーナー液を注入すると・・・

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(↑)ディスクのガーゼ地に少しずつクリーナー液が染みてきました。
  後は先ほどと同様、機関車に牽引させて走行させます。

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(↑)説明書によると、機関車の走行は
  吸引クリーニングでは「牽引方式」でも「推進方式」でもOKだそうですが
  湿式クリーニングでは「牽引方式」のみOKとなっています。
  車両の性質上注意事項も多いので、説明書もよく読んでおく必要があります。

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(↑)というわけで、「吸引クリーニング」と「湿式クリーニング」による清掃終了です。
  レイアウト全体がキレイになりました。

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(↑)もう一つのクリーニング方式として「乾式クリーニング」もあります。
  これはヤスリ状の専用床下ディスク(写真右)でレール表面を磨く(削る)
  というものなんですが、よほど酷い汚れがあるとき以外にやると
  逆にレールを傷つけてしまうだけなので通常は行いません。
  

・・・という感じの「マルチレールクリーニングカー」なんですが
車両を走らせながらの清掃なのでとても楽しいですね(笑)。
なかなか隅々まで手の行き届かない大型のジオラマレイアウトの清掃にはもってこいで
個人の模型ユーザーから模型店、レンタルレイアウトのお店に至るまで
多くのNゲージユーザーに重宝されているのも頷けます。


ただ、正直申しますと・・・
私のこの階段の簡易レイアウト程度のものだと
こんなクリーニングカーなど使わなくても、普通に掃除機で埃を吸い取ったり、
直接レールクリーナーを浸した布(棒)などでレールを拭くことも全然可能なので、
これを使うことで清掃が格段に効率化するわけではありません
・・・というか
マルチレールクリーニングカーを使う方がかえって手間がかかるため
日頃はあまり使っていなかったりします(苦笑)。

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また、このマルチレールクリーニングカー自体、
その車体があまりにも大き過ぎるというのもネックなんですよね。
以前紹介したBトレ用の盆ラマ(小型ジオラマレイアウト)などでは
レールのカーブ半径が小さすぎて(急カーブすぎて)
このクリーニングカーを乗せても脱線してしまうので
走らせること自体できません。
もう少し小型タイプのクリーニングカーが出来てくれるとありがたいんですけど、
そのへんは今後のTOMIXさんに期待したいところです(笑)。



私のインドア趣味ライフの重要アイテムの一つであるNゲージ
・・・なんですが
鉄道模型は精密機械でもあるので、これを快適に楽しむためには
日頃のメンテナンスやそれを扱う環境の清潔さを保つことも重要になってきます。
今回のクリーニングカーみたいなアイテムも便利なんですが
楽しい趣味ライフのためには、なにより常日頃から
自分の身の回りのキレイさを保つことを心掛けたいところですね(笑)。  
posted by 松風あおば at 08:08 | 日記

2021年07月23日

東京オリンピック開幕

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梅雨が明けたと思ったら、連日の猛暑日・・・
コロナ禍と猛暑の夏が本番突入という感じの今日この頃ですが
みなさんはいかがお過ごしでしょうか?


私・松風の方は、コロナワクチンの接種券は届いたものの
なんだかんだでいつ打てるのかもよくわからない今の状況では
思いっきり遠出して遊びに行くこともできず、
今年の夏も去年の夏同様、引きこもりの夏となりそうですが、
そんな中で先日自室のエアコンが壊れ(泣)、
今は別の部屋に避難中だったりしまして
この日記も相変わらずサボりがちで
このところ大分ごぶさたしてしまっておりました(汗)。


さて、
新型コロナウイルス拡大の影響で1年延期となっていた
2020年東京オリンピックがついに開幕しましたね。

といっても、
コロナの感染拡大は今も収束の兆しが見えず、
開催中止を要望する国内外の声が怨嗟のごとく渦巻く中、
異例の無観客開催となったこのオリンピックを巡っては
今なおコロナ対策の不備から関係者の不祥事に至るまで
あまりにもトラブルばかりが目立っていて
心から楽しめるような状況ではないという人も
多いんじゃないかと思います。

このコロナ禍と猛暑の中
東京に集まっている各国、各種目の選手のみなさんや
この大会を支えている多くのスタッフのみなさんの奮闘ぶりには
心よりエールを送りたい想いもあるんですが
私としても、正直今回のオリンピックに関しては
どこの国の誰が勝つかとか、メダルはいくつ穫れるかとか
感動的なシーンを見たいとか、
そういったことよりもなにより
コロナの感染爆発が起きるとかの大きな混乱がないまま
まずは平穏無事に各スケジュールが
こなされることを願わずにはいられない、
と言うところでしょうか。

招致した頃には想像もつかなかったような
なんとも異様なオリンピックとなってしまいましたが、
こうして開催までこぎつけた以上は
私もこの先はあまり愚痴とかはこぼさず(?)
各競技の熱戦をTVで応援していきたいと思っています。




さて、オリンピックの話はともかく・・・

うちの自宅(+仕事場)の入口付近では今
カサブランカ(百合の一種)が大輪の花を咲かせています(↓)。

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(↑)「百合の女王」と呼ばれるカサブランカ。
  毎年この時期に咲く、真っ白で大きいゴージャスな花です。

この花は、姿の美しさのみならず
咲き始めるとあたり一帯なんとも高貴な香りが漂うので
こうして鈴なりに咲くとその存在感は抜群・・・なんですが、
一つ困るのがその花粉。
雄しべは花粉をいっぱい含んでいて
触れるだけで手にべっとりまとわりついて、
石鹸で洗ってもなかなか落ちないんですけど
さらに服につくとこれが絶望的なくらい落ちなくて(汗)
大変厄介なものだったりします。

風が吹いたりもすればあえて触れなくても
近くを歩いているだけで服についたりするので
雄しべは花が開きだしたらすぐに摘み取らないといけません。
なのでこれもすでに雄しべは摘み取った後の花なんですが・・・

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(↑)写真に撮るんならせめて
  雄しべを摘み取る前のものを取ればよかったかなと
  ちょっと後悔しているところだったりもします(苦笑)。


夏コミはなく、今後のイベントについても先行きがよく見えない
コロナ禍のオリンピックの夏・・・という状況下で、
各同人サークル・同人作家のみなさんも
創作のモチベーションを維持するのがなかなか難しいところかと思いますが
何はともあれ熱中症とコロナには十分気を付けて
今年も猛暑の夏を乗り切りたいところですね。
posted by 松風あおば at 23:58 | 日記

2021年07月07日

お絵描き(幼なじみが絶対に負けないラブコメ)

今日は七夕・・・ですが、
このところは活発な梅雨前線の影響で全国的に雨ばかりですね。
熱海の伊豆山での土砂崩れのニュースは衝撃でしたが
近年頻発している大雨による洪水や土砂災害・・・
各地で被害が広がらないことを祈るばかりです。


さて、
番組の改変期で、夏の新アニメも続々と始まってるところなんですが
今回は前回同様、先ごろ終わった春アニメの方でお絵描きを一つ・・・
『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』
通称『おさまけ』の二人のヒロインを描いてみました(↓)。

幼なじみが絶対に負けないラブコメ.png
(↑)可知白草(かちしろくさ)と志田黒羽(しだくろは)。
  どっちが幼なじみかと言いますと、実はどっちも幼なじみです。


  私立穂積野高校に通う丸末晴(まるすえはる CV:松岡禎丞)は、
  同じ高校に通う現役高校生作家で美人の可知白草(CV:佐倉綾音)に恋をする。 
  一方、末晴の隣の家に住む幼なじみの志田黒羽(CV:水瀬いのり)は
  末晴に好意を抱いており、末晴に告白するも振られてしまっていた。
  2年生になり白草、黒羽と同じクラスになった末晴は
  文化祭のイベント「告白祭」で白草に告白するつもりでいたが、
  ある日そんな白草に親が有名人で自身も役者であるイケメン彼氏が出来たという
  噂が飛び込んできて・・・
 

といった感じで始まる、この『おさまけ』・・・
今年の春アニメの中で、私自身一番期待していた作品だったんですが
実際観てみたところ・・・ちょっと期待外れだったと言いますか、
正直がっかり作品でした(苦笑)。

優柔不断な主人公を中心とした幼なじみたちの三角・四角関係の
恋愛争奪戦・・・というありきたりな設定自体は(私自身好きなんで)
まぁいいんですけど、大雑把に言って
ストーリーの細かい設定や、メインキャラたちの思考・行動を含めた話運びに
どこか無理があるといいますか、
「なんかおかしくない?」と思える部分があまりに多かったんですよね。
そもそも主人公をはじめとしたメインキャラたちが
のっけからそれぞれ復讐に走るとか、揃いも揃ってみんなネチっこくて
誰にも感情移入しきれないまま、たらたらとした話だけが進んでいき、
また作画面も、崩壊していたとは言わないまでも
ところどころ雑さが目立つレベルで
私自身、途中からはあまり内容には踏み込まず、とりあえず
いのりん(水瀬いのりさん)とあやねる(佐倉綾音さん)の
声聞きたさだけで観ていたような感じでした(笑)
(特にいのりんの黒羽声はなんともエロかわいい声でよかったです。
 でも松岡禎丞さん演じるラノベ主人公声は正直もう飽きました(苦笑))。

キャラクターやストーリー的に同じような要素を含んだ
この手のラノベ原作のアニメ作品としては
『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』 『政宗くんのリベンジ』
『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』・・・等々
いろいろ思い浮かぶものはあるんですが
どれも観ているうちにそれなりに引き込まれるものがあっただけに
ここまで最後まで観ていて心が入っていけなかった作品も珍しいかも
・・・とさえ思ってしまいましたね。


って、不満ばかり言ってますけど
ネガティブにもいろいろ言いたいことが出てくるということ自体、
逆にいえば「観させられる」アニメだったのかもしれません(苦笑)。
少なくともメインの女の子たちは絵に描いてみたいと思わせるモノはあった・・・
ということで、この作品の感想はこのへんにして
この先は夏の新アニメにいろいろ期待したいと思います。
posted by 松風あおば at 00:08 | 日記

2021年06月30日

お絵描き(スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました)

6月も終わり、いよいよ7月・・・
TVアニメも改変期ですが、夏の新アニメがスタートする前に
すでに最終回を迎えた春アニメで気に入ってた作品のキャラでも
もう一つ描いておくか、ということで今回は
『スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました』の
キャラたちを描いてみました(↓)

スライム倒して300年.png
(↑)主人公のアズサとその同居人キャラは総勢7人・・・
  アズサが目指すスローライフにあやかってここは無理せず、
  一日一キャラ、1週間で描き上げました。
  

  ごく普通のOL・相沢梓(27)は働き過ぎの社畜生活の末に過労死したが、
  あの世の女神の配慮によって
  17歳の不老不死の魔女・アズサとして異世界に転生した。
  前世での反省から、こちらの世界では
  高原でのんびりスローライフを送ることにした彼女は
  スライムを倒して生活費を稼ぎ、
  麓の村人には薬を売ったり手助けをしたりしつつ
  いつしか「高原の魔女様」として慕われるようになっていたが、
  それ以外には特に何の変哲もない生活を続けていた。
  ・・・が、300年後。スライムを倒し続けた経験値で、いつの間にやら
  アズサはレベル99(世界最強)の猛者となってしまっていたことが判明する。
  その噂は広まり、それ以後は腕に自信のある冒険者やらドラゴン娘やら
  はたまたアズサに倒された幾多のスライムの魂が生んだ双子の精霊までもが
  押し掛けて来るようになってしまい・・・!?


・・・という、ラノベ原作のなんともありがちで、
一見「またかよ」と思わせるプロローグながら
毎週観てみると意外とマンネリ感は感じさせない(?)
ほのぼの異世界モノ作品・・・という感じでしたでしょうか。
社畜生活の末に過労死した女性が不老不死に転生・・・
とかいう設定要るのか?と最初はツッコミたくなってましたけど、
その前世の反省と言うか、反動というかによって
転生後のアズサがほとんど苦労もしないままに(?)
ほのぼのとスライムだけ倒して最強になってたというギャップと
次から次に出てくるキャラに翻弄されされつつも
なんだかんだで楽しい方向に向かうイージー展開は
こちらが疲れている時でも安心して観られるアニメでしたね。


RPG的なスリリングな展開を求める人向けの作品では
もちろんありませんけど
日々の生活にやや疲れた(?)今の私のような人間にはこういう作品
1期に1作品はやっぱりあってほしいもんです、ハイ(笑)。
posted by 松風あおば at 23:58 | 日記

2021年06月23日

「Google」が繰り返し停止しています・・・?

昨日(6月22日)の午後、スマートフォンに
こんな表示が繰り返されるトラブルに見舞われていた
という方が多かったかと思います(↓)。

IMG_2949.JPG
(↑)「Google」が繰り返し停止しています

「Google」が繰り返し停止? って、どういうこと?・・・

表示には続けて
 ・ アプリ情報
 ・ アプリを閉じる
 ・ フィードバックを送信
という3つの選択肢が掲げられるんですが
どれを押しても、一旦消えるだけで
わずか数秒後にはまた同じ表示が繰り返されるため
その間、実質スマホが全く使えなかったんですよね(汗)。

私のスマホにも突如この現象が起きたため
最初は端末自体の故障じゃないか?と焦ったんですが
PCの方でこのことを検索してみたところ
同じ時間帯に全く同じ現象に悩まされている人が大勢いて
自分だけじゃなかったんだと
正直ちょっとホッとしておりました(苦笑)。

「Google」云々〜と言っているので
androidスマホのみに起きている現象なんだろうなというのは
なんとなく推測できたものの
事実上操作不能となっている端末をどう復旧させたらいいのか・・・?
藁をもすがる思いでそのへんも検索してみたところ、
「機種によって多少の違いはあるものの
一旦Googleアプリを無効化して
すぐに有効化するとひとまず直るらしい」
との情報がちらほら見受けられたので
早速試してみたところ
・・・本当に表示が出なくなりました(悦)。

ネットの向こうのどこのどなたか分からない
情報をくれたみなさま、助かりました、
本当にありがとうございました(笑)。



このトラブルについては、
その後ネットのニュースにもなっていましたんで
すでにご存知の方も多いかと思いますが、
どうやらGoogleアプリそのものに不具合が発生していたようで
かなり広汎というか、全世界的なトラブルだったようですね。
Google側も対応中との情報が流れていましたが
上記の一旦アプリを無効化するやり方も
端末やバージョンによっては解決しなかったりもしていたようで、
その後このトラブルが完全に解決したのかどうかはよくわかりません。
こちらも一応直ってるものの、なんかまだしっくりこないものがあるので
原因や詳細についてGoogle側の何らかの発表を待ちたいところです。



技術の進歩が生み出した便利な情報ツールの恩恵を
存分に受けている今の私たち・・・ですが、
時に便利さの裏にあるこういうトラブルに翻弄されるのもまた
こんな時代を生きる者の宿命なのかもしれませんね(苦笑)。
posted by 松風あおば at 23:19 | 日記

2021年06月21日

梅雨 2021

今日は夏至だったそうで、
今年ももう半分が過ぎたのか・・・というところなんですが
この梅雨の候、みなさんはお元気でお過ごしでしょうか?

私・松風は、このところは断捨離も兼ねて
身の回りの不要になったものなどをネットオークションにて
こまめに出品して売っていたりしていたもので、
こちらの日記はここ3週ほどすっかりサボってしまっていました(汗)。


このところは全国的に梅雨空で、ぐずついた天気が続いていますね。
ただ、関東甲信地方が梅雨入りしたのはつい先日の6月14日。
ここ10年で一番遅い梅雨入りだったそうなんですが、
一方、東海地方が梅雨入りしたのは先月の5月16日のことで
こちらは統計史上2番目に早い梅雨入りだったとのこと。
関東と東海でそこまで天気の状況に開きがあったのか?
と正直首を傾げたくなるところでもあるんですが、
とにもかくにも、今年も梅雨の季節・・・
うちの庭のアジサイも見頃を迎えています(↓)。

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(↑)アジサイは結構長く咲いているので梅雨の間中楽しめるんですが
  毎日見ていると日々色合いが違ってくるのに気付きます。

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(↑)ガクアジサイもこんな風に色とりどり咲いています
  ・・・と言いたいところなんですが、実はこれ
  左右同じ花の写真です(苦笑)。
  カメラのホワイトバランスの設定を変えただけで色合いが変わり
  違うものに見えたりもするので要注意(?)です。



コロナ禍の方は、厄介なのは相変わらずなんですが
東京などの緊急事態宣言は蔓延防止等重点措置に切り替わりましたね。
時短や休業を余儀なくされていた飲食店などにとっては明るい兆し(?)
なのかどうかはまだわからないところではありますが、
こんな中でも東京オリンピックの方はやる気満々で
五輪関連のこととなると世論も専門家の意見もお構いなしに
なし崩し的にいろいろ容認されつつある状況には
さすがに疑問を感じざるを得ないものがあります。


そんな中での一縷の希望は
ワクチンの接種が進むことなのかもしれませんが・・・
私の住む横浜市では
12歳〜64歳の市民(約245万人)への接種券の配布スケジュールが
つい先日ようやく発表されました。
明後日の23日から年代別に個別通知(接種券の配送)が始まるそうです。

でも接種スケージュールは・・・
優先接種対象者(基礎疾患のある人・高齢者施設等の従事者)の予約開始が7月5日。
優先接種者以外は、個別通知が届いても、市内の接種会場ではすぐに接種できず、
具体的な接種時期や予約に関する通知は8月以降に改めて送付する
・・・とのこと(汗)。
さっさと打ちたい人は職域接種とか受けるか、
他所の大規模接種会場にでも行ってね・・・といわんばかりなんですが、
実際私もどうしようか迷うところです。
東京・大手町の自衛隊の大規模接種センターがまだやってるようなら
そっちで打つのもありなんですけど、
あそこのワクチンはファイザーじゃなくてモデルナ製なんですよね。
モデルナのは副反応が出やすいとかいう噂もあるんで
・・・って、そんなこと心配しててもキリがありませんので、
ワクチンについてはひとまず接種券を受け取ってから
また改めて考えたいと思います、ハイ(汗)。
posted by 松風あおば at 23:46 | 日記

2021年05月31日

シウマイ弁当

唐突ながら、今日は有名な駅弁のお話です。
私の今日の昼食はこれでした(↓)。

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(↑)崎陽軒の「シウマイ弁当」。
  「シューマイ弁当」ではありません。「シウマイ弁当」です。


横浜駅の名物駅弁・・・と言うより、
「崎陽軒のシウマイ弁当」とそのまま言ってしまった方が
多くのみなさんはしっくりくるかもしれません。
現在、日本で最も多く製造・販売されている駅弁で
横浜周辺の主要駅のほか、神奈川・東京のデパ地下、サービスエリア、
羽田空港や横浜スタジアムなど各種の主要施設・スポットで売られているので
その圧倒的な知名度は言うまでもなく
実際食べたことがあるという方も多いかと思います。
横浜で生まれ育った私・松風のような者にとっては
まさに「ソウルフード」と言っても過言でない
小さい頃から慣れ親しんだ「故郷の味」でもありまして、
日常的に時々ふと食べたくなったりするんですね。


横浜駅から東海道線で、あるいは新横浜駅から新幹線で
遠くへ旅行に出かける際にも、必ずと言っていいほど
旅のお供に購入する「シウマイ弁当」。
今はコロナ禍でなかなか旅行に出られない最中でもありますので
ここは旅行気分に浸れるアイテムとしても期待して
ちょっと久しぶりにデパ地下で購入してみた、という次第です。


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(↑)一口サイズのシウマイ5個と厚焼卵、鮪のつけ焼き、蒲鉾、鶏の唐揚げ、筍煮、
  あんずの甘煮、切り昆布、千切り生姜、そして俵形につめられたご飯からなる
  シウマイ弁当。
  シウマイが主役である他は基本的に「幕の内弁当」に近いものですが、
  豚肉、タマネギ、干しホタテ貝柱など9種の材料で作り上げた
  自慢のシウマイをはじめ、丁寧に仕上げられたおかずの一品一品は
  飽きの来ない味で、ロングセラー商品として長年愛されているのも頷けます。



崎陽軒は、1908年(明治41年)より
横浜駅(初代は現在の桜木町駅)の構内で
売店を営業してきた老舗の弁当店なんですが
1928年(昭和3年)に、当時の南京町(現在の横浜中華街)の中華料理店で
突き出しとして出されていた「焼売(シューマイ)」をヒントに
独自の「シウマイ」を作り上げ、その後これをこれを「横浜名物」として
販売するようになったんですね。
そして、そのシウマイをおかずとした駅弁「シウマイ弁当」が
販売されるようになったのは戦後の1954年(昭和29年)以降なんですが、
以来60有余年・・・その味は半世紀以上の時代を越えて
今も多くの人に愛されています。


横浜の先人たちの英知の詰まった「シウマイ弁当」・・・
一横浜市民としても、この故郷の味はこの先もずっと愛していきたいものです。


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(↑)ちなみに崎陽軒と言えば、もう一つ有名なものとして
  「ひょうちゃん」というひょうたん型の陶器にさまざまな表情が描かれている
  醤油差しがあります。
  ・・・が、これは実はシウマイ弁当には付いていません。
  「昔ながらのシウマイ」「特製シウマイ」など、
  シウマイのみの商品に入っています(羽田空港販売品を除く)。
posted by 松風あおば at 22:08 | 日記

2021年05月17日

お絵描き(異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術)

季節は、晩春から初夏にさしかかる新緑の美しい頃・・・なんですが、
コロナ禍は相変わらずで、どこにも行けませんね(悲)。

重なる緊急事態宣言やらまん延防止等重点措置とやらで
外出や飲食、その他もろもろの活動の自粛が呼びかけられる中、
同人イベントの中止や延期もやはり相次いでいて、
イベント主催者の方々の苦労もさるところながら
多くの同人作家・サークルも創作意欲・モチベーションを維持するために
かなり四苦八苦しているところなんじゃないかと思います。

漫画なんてどうせ一人で黙って描くものなんだし、コロナ禍でも十分描けるだろ
・・・と、私自身ある意味開き直ってた時期もあったんですが、
同人誌即売会イベントの存在、印刷所の〆切の存在によって
自分自身これまでいかにそのモチベーションが維持されていたのかを
今は痛感せざる得ないものがあります(汗)。

こんな中でも政府は「安心・安全のオリンピックを」と息巻いていますけど
コロナが全く落ち着かない今の状況では
そんな呼びかけも虚しく響くばかり・・・ということで
ここは思い切って、2が月後のオリンピックはさっさと諦めてもらって
しばらくはコロナの抑え込みとワクチンの普及に全力を尽くしてもらい、
せめて1年後に同人イベントが安心・安全に開ける状況になることを
大いに期待したいところですね。


というわけで、
この日記もモチベーション低下により(?)長らくサボってしまいましたので
ひさびさにお絵描きでもしたいと思います。

今回はこの春放映中のTVアニメ、『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω』の
メインキャラ(シェラ・L・グリーンウッドとレム・ガレウ)を描いてみました(↓)。

異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術.png

『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』は、
むらさきゆきや原作の異世界ファンタジーライトノベル(講談社ラノベ文庫)。

 <INTRODUCTION>
  ゲーム内の姿で異世界へと召喚されてしまったディアヴロ(本名・坂本拓真)は、
  「私こそが召喚主」とお互いに主張するシェラ、レムの2人と
  ゲームにそっくりな異世界での日々を過ごしていた。

  エルフの王国の精鋭部隊と戦ったり、魔族と戦ったり、
  復活した魔王クレブスクルムを従わせたり。

  「我はディアヴロ。異世界の魔王であるッ!」
  と魔王を演じながら、強敵に立ち向かっていくディアヴロは、
  ときには美少女たちに翻弄されつつも、確かな信頼関係を築き上げていた・・・


要は、
引きこもりゲーマーの主人公がいつしかゲーム内(異世界)に召喚されてしまい
そこの美少女キャラたちといろいろあって一緒に行動するようになって
・・・という、今となってはワンパターンすぎというか
ベタベタすぎる設定の異世界モノ作品でして、
メインキャラの女の子たちの可愛さやちょいエロさも魅力
というのもありきたりなところではあるんですけど、
現実世界では他人とまともに話せないほどのコミュ障の主人公が
この異世界においては圧倒的な強さを誇る魔王「ディアヴロ」として
行動を共にする美少女たちの前では内心戸惑いながらも
尊大にふるまわざるを得ない状況にあったりするのが
とりわけ面白かったりするんですね。

TVアニメの方は、2018年に第1期が放映され
現在はその続編として第2期の『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω』が
放映中なんですが、続編はルマキーナら新キャラも加わり
コミュ力ゼロの魔王(演技)と少女たちが
さらなる異世界冒険譚を繰り広げているところでして、
美少女(ちょいエロ)ハーレムアニメとしてもさらに磨きがかかっています。



ちなみに
私・松風自身、このアニメは第1期の頃からお気に入りだったんですが
私がこの作品を好きになった理由としては
実は内容的なもの以外にもう一つ、
ものすごく独りよがりというか、思い込みに近い(?)勝手な理由があります。
それは・・・
メインキャラ(召喚少女)のレム(レム・ガレウ)のキャラクターが
私自身が同人誌で描いている鉄オタ女子高生漫画の
『てつもえ』のあずみのイメージにどことなく似ている、といいますか
雰囲気的にピッタリだったこと・・・なんですよね。
奇しくもレム役の声優さんは和氣あず未さんということもあって(笑)
私の中ではすでに「レム・ガレウ=あずみ」として見てしまっていたりするんですよ。

レム1.jpg レム2.jpg

『てつもえ』をお読みくださってる読者の皆様が
実際このへんどう感じるか?は分かりませんが
私の中ではもう・・・『てつもえ』がアニメ化されるようなことがもしあったら
あずみ役は和氣あず未さんにお願いするしかないな
とか思ったりもしちゃったりして・・・

・・・って、すみません(汗)、
最後の方は全て私・松風の妄想による独り言ですので、
超音速で読み飛ばしちゃってください(苦笑)。
posted by 松風あおば at 23:25 | 日記

2021年04月23日

盆ラマ(ミニ鉄道ジオラマレイアウト)製作(2)

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実物の150分の1スケールの鉄道模型・Nゲージのジオラマ・・・
その中でも車両を走らせることができるものは「レイアウト」とも言います。

・・・というのは、以前もここで何度か話してたかと思いますが、
先々月の2月10日の日記では
「盆栽のようなジオラマレイアウト」、略して「盆ラマ」を
ひさびさに自分で作り始めたという話をしていたかと思います。


IMG_1700.JPG IMG_1711.JPG
(↑)お寿司屋のテイクアウトのお寿司を購入して食べた後の
  空になったプラスチックの寿司桶をベースに作り始めた盆ラマ。
  TOMIXのスーパーミニカーブレール(半径103mm)を利用して
  「岬の鉄道」をイメージして作り始めた・・・というところまで
  前回はご紹介していたかと思います。


この先の進捗状況については
この日記でも逐次報告します・・・と言っておきながら
その後の多忙でなんだかんだ放置してしまっていたこの盆ラマ。
先日やっと製作を再開したところだったんですが、
その進捗状況は逐次報告するまでもなく・・・というか結局
作業再開後の数日間でほとんど一気に作り上げてしまいました(汗)。

せっかくなので、
その最後の工程だけちょっぴりレポートさせていただきますと・・・(↓)

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(↑)前回はまだ中央の特盛チャーハン山(?)しか出来てませんでしたが
  その山の上には白亜の灯台を設置し、海に落ちる滝も作ってみました。
  周囲にヤシの木を植えると、一気にトロピカルな雰囲気になります。
  
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(↑)灯台は私が製作したもの・・・ではなく(汗)、
  岐阜県にある某模型屋さんのオリジナル作品で
  以前ネット通販で購入していたものです。
  三重県は鳥羽市の伊良湖水道を望む「神島灯台」がモデルです。

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(↑)Bトレイン1両分が停車できる小さな駅(ホーム)も作ってみました。
  首都圏色(朱色)のキハ52のBトレがよく似合います。

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(↑)海を見下ろす断崖絶壁を走るキハ52
  ・・・と言いたいところなんですが、まだ海の方は完成していません。
  この時点で、海面はKATOの水表現のベース素材である
  「水底カラー」や「ディープウォーターマーキー」を使って
  水の色や質感までを表現していますが、波が全く立っておらず
  このままだとただの水たまりにしか見えません(汗)。

ウォーターエフェクト.JPG IMG_2051.JPG
(↑)そこで、最後に波の表現を加えます。
  KATOの「ウォーターエフェクト」という
  さざ波や激流、滝の表現などの水面の仕上げをする素材を使います。

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(↑)木工用ボンドのような白いクリーム状のものをヘラで塗り重ねつつ
  水面に波を作ります。乾燥すれば透明になる素材なんですが
  どんどん白くなっていく水面を見ているとなんか不安になってきます(苦笑)。
  完全に乾くまでは2日ほど要するとのことなので
  この状態で押し入れにしまって2日ほど放置してみました。

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(↑)そして2日後、恐る恐るのぞいてみると・・・
  おぉ、ちゃんと透明化して波っぽくなってるではありませんか(笑)。
  さらに波打ち際などを部分的に白く着色して
  よりリアルな海岸を表現するのもアリなんですが・・・
  今回はひとまずここで作業を終えたいと思います。




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(↑)ということで、「南国の岬の風景」の盆ラマの完成です。
  メインの灯台は出来合いのものをそのまま使ってるので
  全体的にはさほど技術も時間も要しない即席レイアウトなんですが
  私自身久しぶりのジオラマ製作はなかなか楽しかったですね。


IMG_2370.JPG IMG_2375.JPG
(↑)ちなみにこの灯台、LEDのライトとボタン電池が内蔵されていまして
  ちゃんと光るようになっています。
  部屋を暗くして灯してみると
  なかなか旅情をかきたてるいい雰囲気と言いますか、
  喜びも悲しみも幾年月と言いますか、
  「♪おいら岬の灯台守は〜・・・」とつい口ずさんでしまいます(笑)。
  

ジオラマ製作というのは、
一から十までひらすらアナログ作業の連続なんですが
今は市販のジオラマ素材自体のバリエーションが充実していて
久しぶりに自分で作ってみると、
昔に比べてはるかに作りやすくなったのを感じます。
ネット通販などを通じて道具や素材が入手しやすくなったというのもあるんですが
100円ショップで売っている工作素材なども今は便利に使えるものが結構多く
そのへんは時代の流れなんだな、とつくづく思いますね。

イベント会場などで展示されている
近年のプロジオラマ師の作品などを見てみても
そういった素材の充実ぶりもあってか
ジオラマ細部の表現が昔に比べるとかなり多様化していて
作家それぞれの個性もより引き立ちやすくなっているように思えます。
特に海辺や湖、川、滝などの「水の風景」の表現においては
素材的にも技術的にもその進歩が著しいといいますか、
今回は私自身その素材の充実ぶりと表現の可能性の奥深さを
実感させられるものがありました。

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プロのジオラマ師が作ったジオラマの水風景は
ため息が出るくらいリアルで美しいものが多く、
まさに神業レベルと言っていいものもあったりもするんですが、
ジオラマ素材の持ち味を十分に生かせるように技術を磨いていけば
私などでももっと美しい盆ラマが作れるようになるかもしれません。
ということで、
ここはさらにもう一つ作ってみたいところでもあるんですが、
盆ラマ作りを極めてばかりもいられないので(苦笑)
またそのうち暇ができたときにでも
さらに別のコンセプトの「水辺の風景」作品を作ってみたいですね。

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昨年に引き続き、
今年もコロナの緊急事態宣言下でのゴールデンウィークになりそうで
イベントにも旅行にも行けず、本当にウンザリな日々が続きますが・・・
ここしばらくは自分の作った盆ラマでもいじって
休日のひとときをを楽しもうかと思います。
posted by 松風あおば at 00:00 | 日記

2021年04月12日

スマホ膨張!?

先日・・・といってもすでに数週間前の話なんですが、こんなことがありました。

私・松風のスマホは
「FREETEL SAMURAI 雅」という6年ほど前に販売された機種で、
私自身すでに5年近く使用していたんですが
このところ手に持った感触になにか妙な違和感を覚えるようになっていたんですよね。

そこで、スマホ本体をケースから取り外してチェックしてみたところ・・・(↓)

20210412_1.JPG 20210412_3.JPG
(↑)なんか全体的に盛り上がっています(汗)。
  ひと目で何らかの異常をきたしているのがわかりました。

この機種、電池パック(バッテリー)を自分で交換できるタイプなので
背面カバーは自由に取り外せるようになっています。
恐る恐るカバーを外して中身を見てみると・・・

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(↑)なんと、中身の電池パックが
  パンパンに膨れ上がってるではありませんか・・・!?


これは一体どういうこと?
・・・と早速ネットで検索して調べてみたところ、
これはリチウムイオン電池の特性で
経年劣化により内部でガスが発生して膨張してしまう現象だそうで、
要は「電池の寿命」とのこと。
そういえば確かにこのスマホ、
ここ数か月は充電してもバッテリー残量がすぐに減って
残量50%を切るとあっという間に
急激に1%まで落ちてしまうという感じだったんですよね(汗)。
この状態で使い続けると、
圧迫により内部の基盤や液晶部分にも重大な悪影響を及ぼすんだそうで
最悪の場合、発火や爆発事故を起こしたりもする例もあるんだとか・・・(震)。
というわけで、このスマホを使い続けるには
すぐにバッテリーを交換しなくてはなりません。


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SAMURAI-MIYABI-1002-3.png
(↑)このスマホ、買った当時としてはまだ珍しかったSIMフリーの端末で
  しかも「電池パックは自分で交換可能で、長く使い続けられる」
  というのが売りだったんですよね。


なので早速、新しい電池パックを購入しようとしたところ・・・
そこでまた大ショックな事実が判明してしまいました。


なんと、同型の電池パックはとっくに「生産・販売終了」しているとのこと(悲)。


交換するにも純正の電池パックはすでに売っていないという事実・・・(汗)。
よく調べてみたら
この機種本体の販売からわずか1年半ほど(私が購入してから半年程度)で
電池パックの生産はすでにストップしていたというのですから驚きです。

おいおいフリーテルさんよ、
これじゃ売り文句も台無しじゃないかよ(泣)
・・・と涙ながらに愚痴ってももはやどうにもなりません。
使い勝手はとてもいいスマホだっただけに非常に残念なんですが
結局これを使い続けることはあきらめて
新しいスマホに切り替えることにしました(↓)。

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(↑)新しい端末(AQUOS sense3 basic)は、
  近く解約予定だったうちの家族のauのガラケーを
  いったんスマホのプランに契約変更する形で
  ほとんどタダ同然で入手出来たものだったんですが
  SIMロックを解除してもらっても、これまでの楽天モバイル(MVNO)の
  SIMカードは動作保証対象外で使用できず、これまた想定外の事態に・・・(泣)。
  すったもんだの末、結局通信プランも(一時auのプランを経て)
  この春から始まったau系の新ブランドpovoに変更することで落ち着きました。


そもそもこのフリーテル(FREETEL)というブランド・・・
プラスワン・マーケティング鰍ニいう会社が
日本の品質基準で製造元を管理し
「日本品質」をアピールして始めた端末ブランドで、
安価でそこそこ高性能のSIMフリースマホを早くから販売し
一時は通信(SIM)事業(NTTドコモ網を使ったMVNO事業)にも
参入していたものの、あまり業績は振るわなかったようで、
2017年にはMVNO事業を「楽天モバイル」に譲渡、
その後残った端末事業の経営も結局好転しないまま民事再生法適用となり、
現在は凱AYA SYSTEMの一ブランドとして細々とその名を残している
という実に数奇な運命のブランドなんですね。


通信ブランドも、生き馬の目を抜くような目まぐるしい競争の中で
新たなブランドが現れては消えの連続で、
この20年余りの間の栄枯盛衰は今さら語るまでもありませんが、
それを利用する消費者側もいろいろ翻弄されてきた歴史があります。

私自身のこの20年の携帯電話・スマホ歴を振り返っても

Jフォン → ボーダフォン → ソフトバンク (ここまでガラケー3台)
→ フリーテル → 楽天モバイル(MVNO) (ここまでフリーテルスマホ)
→ au(一時的) → povo (現AQUOSスマホ)

と、自分の選択の意思のいかんを問わず
いつしかいろいろなブランドを渡り歩いておりました(苦笑)。


超高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムの本格普及も急がれる中
「第4の携帯会社」として楽天モバイル(MVO)も本格参入し
従来のキャリア大手3社(NTTドコモ、KDDI、softbank)も
国(総務省)からの値下げ圧力のもと
(しぶしぶ)大容量プランの新ブランド(ahamo、povo、LINEMO)を打ち立て、
いわゆる格安SIMスマホ(MVNO)各社もそれに追従する形で
さらなる値下げ競争に入っているという、
今まさに激動の渦中のモバイル通信業界なんですが、
思わぬ出来事(バッテリーの膨張)から
そんな渦に少しだけ足を突っ込まざるを得なかった(?)
今年の春の私でした(苦笑)。
posted by 松風あおば at 23:45 | 日記

2021年04月01日

2021 新年度スタート

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   ひさかたの 光のどけき 春の日に 静心(しづごころ)なく 花の散るらむ

早いもので今年も4月に入りましたね。

今日から新生活スタートという方も多いかと思います。
コロナの方は相変わらず厄介な状況のままですが、
このコロナ禍にあっても心身ともに負けないように
今年度も元気に楽しく過ごしたいところです
(・・・といっても元気に楽しく飲み歩いたりするのは今は禁物ですが(苦笑))。


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(↑)南関東ではもう桜が散り始めています。
  今年は暖冬の影響で開花が早かったのもありましたが
  私自身あまり満開の桜を見る機会もないまま
  桜のシーズンは終わろうとしています。

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(↑)桜吹雪が舞うその下には
  早咲きのツツジがすでにたくさんの花をつけていました。
  今年の春は一気に駆け抜けているという感じでしょうか。

  
本年度もサークル「虹の卵」、そして当「虹の卵のホームページ・ブログ」を
よろしくお願いします。
posted by 松風あおば at 23:00 | 日記

2021年03月27日

COMITIA 開催継続支援プロジェクト オリジナルラベルクラフトビール(2)

3月も終わりに近づき、日に日に陽射しも春らしくなってきて
桜の便りも各地から聞こえてくるようになりましたが、
コロナの方は、緊急事態宣言こそ解除されたものの
新規感染者数の推移は下げ止まったままというか、
各地で再び増加傾向に転じているとかで
依然として先の見えない日々が続いていて
ほとほとウンザリさせられますね。

コロナ疲れもさるところながら
私の方も、この1か月は公私ともにいろいろあったので
このところは心身とも少し疲れを感じているところではあるんですが、
季節も移ろいつつある今こそ気分をリフレッシュして
ポジティブに前向きに頑張っていきたいところです。

というわけで、
手っ取り早く気分をリフレッシュするために
ここは久しぶりに一杯やるか・・・と思い、
冷蔵庫から例のアレを出してきました(↓)。

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(↑)先日この日記でも紹介した
  「COMITIA 開催継続支援プロジェクト」 のクラウドファンディングの返礼品、
  内藤泰弘さんによる描き下ろしオリジナルラベルのクラフトビールです。


このビール、ラベルのデザインが2種類ありますが
実はその中身もそれぞれ違う種類のビールだったんですね。

茶色缶(IPA)は「麦芽(カナダ製造)、ホップ、オレンジピール・・・」
青色缶(WHITE)は「麦芽(ドイツ製造)、小麦、伊予柑、オレンジピール、ホップ・・・」
と、原材料の微妙な違いが気になるところだったんですが、
せっかくですのでここは一気に2つとも開けて、飲み比べてみることにしましょう。

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(↑)左が茶色缶(IPA)、右が青色缶(WHITE)。
  コップに注げば、色合いからしてすでに全然違いますね。
  ラベルのデザインカラーも中身の色を反映していたことがわかります。

さて、どちらから飲むか?

とりあえず両方の香りを嗅いでみると
明らかに茶色缶(IPA)の方がクセが強そうなので
先に控えめな印象(?)の青色缶(WHITE)の方を味わってことにしてみました。

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(↑)青色缶(WHITE)の方は、色合いは淡い黄金色という感じでしたが
  味の方も、爽やかな香りのさっぱり系でした。

この「WHITE」というのは「ホワイトビール」のこと。
ビールの主原料は「大麦麦芽」というのはみなさんもよくご存じだと思いますが
大麦麦芽だけでなく「小麦麦芽」もしくは「小麦」も多く使っているビールのことを
「ホワイトビール」又は「白ビール」といいます。
原材料欄にも、確かに「麦芽」の次に「小麦」とありますね。

小麦には「グルテン」というたんぱく質を多く含むため、
小麦を使ったビールは泡持ちがよく
独特の酸味も出て爽やかな口当たりになるそうですが、
飲んでみると確かにさっぱりしていて苦みをあまり感じません。
柑橘系のフレーバー仕立てのフルーティな香りも爽やかで
あまりお酒に強くない方や女性などにもお奨めできそうです。



では次に、茶色缶(IPA)の方を味わってみましょう。

20210327_4.JPG IMG_1771.JPG
(↑)茶色缶(IPA)の方は、色合いはやや濃い琥珀色といったところでしょうか。
  味の方も、ホップの香りと苦みが強いかなり「濃い味」です。

「IPA」は「India Pale Ale(インディアペールエール)」の略なんですが
「イパ」とは読まず「アイピーエー」と読みます。
もともとは18世紀末、インドがイギリスの植民地だった頃に
インドに滞在するイギリス人に向けに造られたビールだったそうで
海上輸送中に傷まないよう、アルコール度数や麦汁濃度を高くしたり
防腐剤の役割を持つホップを大量に投入したりしたため
独特の香りと苦みの強いビールになったんだとか。
原材料欄にも、確かに「麦芽」の次に「ホップ」とありますね。

「IPA」はカレーや香辛料の効いた肉料理などにも合うとのことですが
飲んでみるとこのパンチある苦みと味わいは結構クセになりそうな感じで、
愛飲家も多いというのも頷けるものがあります。
「WHITE」とは対照的に、こちらは呑兵衛向け(?)ともいえそうですが、
今の私のように(?)少々心に憂いや疲れを感じている者が
夜中に一人物思いに耽りながらじっくり味わう酒としても
いいかもしれません(笑)。

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そんなわけで、2種のビールを一気に飲んで
ちょっとほろ酔い加減(?)の私なんですが
久しぶりの美酒の味に今はとても幸せな気分だったりします(笑)。

「コミティア」支援のクラウドファンディングの返礼品として受け取った
2つの対照的な個性派ビールは
まさに個性派クリエイターによる個性あふれる作品が一堂に集まるイベントである
「コミティア」を応援するにふさわしい二品でした(笑)。
posted by 松風あおば at 22:22 | 日記

2021年03月12日

185系特急電車 ラストラン

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東京と静岡県・伊豆半島を結ぶ特急「踊り子」などで使われてきた
旧国鉄時代の車両である185系特急形電車が
3月13日のダイヤ改正を目前とした、今日3月12日の
伊豆急下田発(15時07分)東京行き特急「踊り子16号」の運用をもって
定期列車としてのラストランを迎えました。

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(↑)40年にわたって、伊豆への観光列車の顔として
  すっかりおなじみになっていた185系・・・
  私・松風も伊豆旅行ではこれまで何度乗ったか分からない
  本当に愛着のある列車だったんですが
  ついに引退の時が訪れました。

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(↑)慣れ親しんだ「踊り子」のヘッドマークともお別れです。


185系がデビューしたのは国鉄末期の1981年(昭和56年)。
急行「伊豆」などに使われていた153系急行形電車の老朽化に伴い
新たに登場した185系は、白に近いクリーム地に緑色の斜めストライプを3本入れた
斬新なビジュアルでたちまち注目の的になった車両でしたが
「特急・急行列車から普通列車まで幅広く運用できる汎用型」という
今思うととんでもないコンセプトの車両でもあったんですね。
車内設備は同時期に関西で登場していた117系近郊形電車(新快速用)と
ほぼ同じの、非リクライニングの転換クロスシートが採用されるなど
明らかに他の特急形車両よりも格下と言わざるを得ないもので、
実際に東海道線の普通列車にも運用され
特急「踊り子」の車両として運用され始めた当時は
「関西では乗車券だけで乗れる新快速の車両に
デッキとカーテンをつけただけのお粗末な特急車両」という感じに
酷評された車両でもありました。

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(↑)1981年(昭和56年)2月発売の
  『鉄道ファン』4月号と『鉄道ジャーナル』4月号
  どちらも新型車両185系が表紙を飾り、特集記事が掲載されています。
  
その後は、シートもリクライニングシートに変更されるなど
車内設備は他の特急車両と比べても遜色のないものに変貌していくんですが
MT54型という国鉄時代の近郊形電車用のモーターで走る185系は
最近の新型車両に比べると走行音も桁違いにうるさく
鉄道ファンからは「MT54の咆哮」と親しまれていたものの
老朽化も進んだ近年はどうしても古臭さを隠せない車両になっていたんですね。

前世代の153系急行形電車が
急行「伊豆」などの運用で25年ほど走り続けて引退したので
185系も「2006年頃には廃車になるのでは」と言われていた時もあったんですが
なんだかんだで走り続けること40年・・・
東京と南伊豆を往復し続けた老雄車両は
最後は鉄道ファンのみならず多くの人たちからも惜しまれながら
最後の走りを終えたようです。
本当に長い間お疲れさまでした、そしてありがとう・・・185系。
私も最後に心からのエールを送りたいと思います。

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(↑)ここ最近は185系をテーマにしたムック本が続々刊行されています。


ちなみに、185系引退後の特急「踊り子」は
全列車がE257系2000番台・2500番台に統一されます。
昨年「スーパービュー踊り子」として活躍したE251系が引退し
新型車両E261系による「サフィール踊り子」がすでに走り始めていますが
今後はこのE261系「サフィール踊り子」とE257系「踊り子」が
新たな伊豆観光特急の顔となります。
また、185系で運用されていた東海道線の通勤ライナー
「湘南ライナー」も今回のダイヤ改正で廃止となり、
今後は「踊り子」と同じくE257系2000番台・2500番台の運用による
特急「湘南」も誕生します。

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(↑)E257系(2000番台)特急形電車

E257系2000番台・2500番台は中央本線の特急「あずさ」「かいじ」用に
使われていたE257系0番台・500番台を転用改造(リニューアル)したもので
中央特急のお古が東海道特急に充てられるわけですが
新時代の特急車両としては性能・設備とも申し分の無い車両ですので
こちらもこれからの大いなる活躍を期待したいところです。
posted by 松風あおば at 23:59 | 日記

2021年03月11日

大震災10年

3・11東日本大震災から10年・・・ということで、
今日は政府主催の「東日本大震災十周年追悼式」をはじめ
全国各地で追悼行事が行われ
TVも一日中、震災の話題一色の日でしたね。

私自身、被災地から遠く離れた場所に住んでいるとはいえ
あの日のあの強烈な揺れは今でも体感としてはっきり覚えていますし、
何より地震直後からTVに続々と映し出されていた各地の被害、
津波が容赦なく街を襲う光景やなすすべのない原発事故の惨状に
それまでの人生で感じたことの無いような
そこはかとない恐怖を覚えた日々は忘れることができません。

この10年を長く感じたか、短く感じたかは
人それぞれだとは思いますが
震災関連死を含め2万人以上もの犠牲者を出した
あの未曽有の大災害で愛する家族を失った方々
住み慣れた故郷を失った方々がこの10年
どのような思いでどう生きてきたのか、
津波や原発の被災地の今はどうなっているのか、
などを改めて見つめ直し、
いろいろな想いに馳せた今日一日でした。

奇しくも10年目の今年は
新型コロナウイルス感染症の流行で
国内外が未曾有の災禍に直面している真っ最中・・・
科学技術が進歩した現代といっても
天災や疫病の前に人間がいかに無力であるかを
改めて痛感させられている状況にあります。
震災から10年たった今もなお
全国で4万1千人以上が避難生活を続けていて
復興も道半ばで頓挫している地域があることなども
改めて考えさせられるものがありますが
こうして過去の震災を節目節目で振り返り
未来への教訓につなげていこうという日があることは
やはり大事だなとも思いますね。

10年目の節目にあたり、改めまして
被災者のみなさま方に心からのお見舞いを申し上げるとともに
犠牲になられた方々のご冥福をお祈りしたいと思います。
posted by 松風あおば at 23:55 | 日記

2021年03月09日

コミックマーケット99 開催延期

新型コロナウイルスの蔓延により
昨年はオリンピックとともに開催中止を余儀なくされたコミックマーケット・・・
今年も昨年同様、5月のGW期間の開催が予定されていましたが
2回目の緊急事態宣言も再度の期間延長となったことを踏まえてか
結局のところ、その「コミックマーケット99」も
昨日「開催延期」との発表がありました。

私・松風も、
今回は「虹の卵」のサークル参加申込みこそしていなかったものの
出来ればこの5月コミケから一般参加ででもイベント復帰したいと
考えていただけに、非常に残念と言わざるを得ません(↓)。

c99_enki.JPG
https://www.comiket.co.jp/info-a/C99/C99Notice2.html


このコロナ禍にあっては
1日に20万人を集めるような形での開催はさすがに出来ないため
さまざまな制約条件の下、
1日数万人程度の来場者の規模での開催を前提に計画を立案し、
実現に向けてさまざまな検討・調整・準備がなされてきたという
「コミックマーケット99」。
緊急事態宣言下でコロナの新規感染者数も減少したとはいえ
やはり数万規模でも開催のリスクは大きかったようで
今回は当落発表もないままに
開催が見送られる形となってしまいました。

ただ、今回のは「中止」はなく「延期」とのことで
「コミックマーケット99」自体はそのまま今年冬の開催を目指しているようですね。
中止ではないので、今回の申込みサークルが基本そのままスライドするようで
参加申込みのキャンセルなどは今後受け付けるのかもしれませんが、
今回申込みをしていなかったサークルに対して追加募集があるのかどうか
などについては、現時点では全くわかりません。
コロナの感染状況が今後どうなっていくのか?
オリンピックは本当に開催されるのか?・・・などなど、
正直先が全く見えない状況ですので、コミケの準備会もおそらく
今後の細かいことは決めかねている状況なんだと思いますが
印刷会社や委託書店など同人文化を取り巻く各業種への影響も計り知れず、
今後同人界はどうなっていくのか?と、不安の種は尽きないところです。

サークル側としても今後の予定が立てにくく
モチベーションも下がる一方というところも多いんじゃないかと思いますが、
一サークル・一同人作家としては創りたいもの、見せたいものがある限りは
情熱をもって作品作りに邁進するのみですので
この状況下でどう活動していくか、いろいろ知恵を絞りながら
出来ることをやっていくしかありません。
お互い協力できることがあれば協力しながら
同人文化の灯を絶やさないように
私も引き続き作品作りを頑張りたいと思います。



以前も少し触れておりました、オンライン上での「虹の卵」の作品発表につきましては
後日改めてこちらでお知らせします。今しばらくお待ちください。
posted by 松風あおば at 23:58 | 日記