2022年10月02日

お絵描き(プリマドール)

今年のプロ野球・・・
セ・リーグは独走だったヤクルトの優勝がすでに決まっていましたが、
パ・リーグは最終戦にまで持ち込む大混戦の末、
開幕8連勝で独走かと思われたソフトバンクでもなければ、
一時は11連勝で貯金を18まで積み上げた楽天でもなく、
紙一重のところで昨年の王者・オリックスが2連覇を達成してしまいました。
いや〜今年のパ・リーグは本当に劇的で面白かったです(汗)。
一方、わが横浜DeNAベイスターズも(ハマスタ最終戦は勝ってほしかったんですけどね)
今年は堂々の2位。まだまだ終わりません。
CSのファーストステージを本拠地ハマスタで迎える嬉しさよ・・・(嬉涙)。
こうなったら阪神とヤクルト、そしてパの覇者をもねじ伏せる下剋上で
三浦監督の胴上げも見たいところです。


というわけで・・・(??)、今回は、久しぶりのお絵描きです。
番組改変期で2022年夏アニメもここにきて次々と最終回を迎えましたが、
そんな今年の夏アニメの一つ、『プリマドール』のキャラを描いてみました。

プリマドール 灰桜.jpg
(↑)私の好きなレーツェル(CV 鬼頭明里)と灰桜(CV 和氣あず未)です。

  数年前に大戦争が終結したばかりの東邦皇国。
  その皇都五区の片隅に、喫茶・黒猫亭がある。
  そこで働くのは、技術の粋を結集した自律式機械人形(オートマタ)の少女たち。
  彼女たちは元々兵器として作られ、それぞれ戦場で戦った過去を持っていた。
  やがて迎えた戦後の平和な時代・・・
  修復され新しい役目を得た彼女たちは、高らかに歌声を上げていく。

  ある桜の舞う夜、黒猫亭のオーナーのナギ(かつて技術将校だった人形技師)は
  新たなオートマタを修復し目覚めさせる。
  「灰桜」と名付けられた彼女は初期化されているため、戦争時の記憶がない。
  新たな役目を与えられた彼女も仲間とともに明るく旋律を口ずさんでいくが・・・
  皇都に再び起こる動乱により、彼女の運命の歯車が動き出す。

 
Keyによるメディアミックス作品、麻枝准氏の原案・メインシナリオ・音楽
・・・というだけでおおよそ予想はついていましたけど、
なんとも美しくかわいく、そして切ないお話でしたね。
灰桜が自ら再び初期化する道を選ぶことになる(←ネタバレすみません(汗))
最終回はやっぱり泣きそうになりましたよ(涙)。

黒猫亭の他のドールマタ(鴉羽、箒星、月下)も描きたいところだったんですが
私の方がこのところの疲れで、2人描いたところで体力の限界・・・
私も初期化しないとダメかも(苦笑)。
posted by 松風あおば at 23:58 | 日記

2022年09月27日

TAMAコミ

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コロナ第7波の感染状況も大分落ち着いてきた感がある今日この頃ですが
コロナに怯え長らくイベント参加を自粛していた私・松風も
さすがにそろそろ同人イベントに参加しないと発狂してしまう(?)
ということで、先日9月24日(土)は久々に
とある創作系同人イベント(即売会)に一般参加してまいりました。

そのイベントの名は「TAMAコミ」。
同人誌の印刷会社の潟|プルスさんと汲ヒこのしっぽさんが共同で主催する
「そうさく系総合表現イベント」と銘打つ同人イベントなんですが
その会場は東京は福生市にある「ポプルスガレージ」という、
なんと潟|プルスさんが普段倉庫として使用している建物なんですね。
同人誌の印刷会社が自社の施設を利用して開催(主催)するという点で
とても珍しいタイプの同人イベントともいえますが、
内容的には小規模のオリジナル作品中心の同人誌即売会でして
2020年の秋から始まったそのTAMAコミも
今回で5回目(プレ回も含めると6回目)の開催となるため、
創作系サークルの間では既にその存在は知られつつあります。

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相方の水瀬のサークル「LavenderBlue」がこのイベントに発足時から参加していて
話にはたびたび聞いていたので、私・松風も前から気になってはいたものの
このコロナ禍でなかなか参加できず(泣)、
今回の5回目にしてついに初参加となったわけですが
その「TAMAコミ」とは実際どんなイベントであったか?
早速簡単に振り返ってみたいと思います。


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(↑)会場の「ポプルスガレージ」の最寄り駅はJR八高線の東福生駅
  (八高線は日中は30分に1本しか走らない路線なので
   主催者側は青梅線の福生駅の方の利用を推奨しています)。
  この日は前々日に発生した台風の影響が気になるところでしたが
  幸運にも雨雲から逸れる形で、傘も差さずにここまで来ることが出来ました。

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(↑)東福生駅は無人駅。
  歩道橋を兼ねた自由通路上にある小さな駅舎の脇に
  簡易Suica改札機が設置されているだけのとてもシンプルな駅です。
  エレベーターやエスカレーターはもちろんありません。
  
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(↑)西口駅前にはそこそこ広いロータリーがあるものの
  人や車の気配がなく、土曜の昼下がりとはいえ
  正直ちょっと静かすぎる感じでしょうか(汗)。
  私自身今まで参加した同人イベント会場の最寄り駅の中で
  最も寂しい駅と言えるかもしれません(苦笑)。

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(↑)「ポプルスガレージ」へはここから徒歩5分
  ということで、早速会場へと歩き始めます。
  駅周辺一帯(西側)はおおよそ閑静な住宅街のようですが
  行き交う人も車もまばらで静寂に包まれていました。
  踏切の向こう側(東側)は在日アメリカ空軍の横田基地。
  なんとなく異世界なムードが漂っています。

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(↑)一方、こちら側は住宅街ながら
  ところどころにネギや里芋の畑、緑豊かな公園などがあり、
  どことなく古き良き武蔵野の面影が感じられます。
  初秋を彩るヒガンバナも美しく咲いていました。
  …って、これから同人イベントに参加しようとしている
  様子には到底見えませんね(汗)。
  
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(↑)道に迷いかけて少し遠回りしてしまいましたが(汗)、
  ふと気づけばすぐ横に「TAMAコミ」の看板が・・・。
  会場の「ポプルスガレージ」に到着です。
  午前中はこの辺りも大雨だったようですが
  てるてる坊主の効果もあってか(?)、
  この時(13時頃)にはすっかり雨も上がっていました。

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(↑)というわけで、ここが会場の「ポプルスガレージ」です。
  確かに看板や案内が無ければ、至って普通の倉庫ですね。

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(↑)カタログを購入し、いよいよ会場内に入ります。
  会場内部は外見から想像していたよりも結構広く感じられました。
  確かに100SP規模の同人イベントならこれで十分ですね。
  一般参加者の数はあまり多くなさそうですが、
  こういうまったりしたイベントは居心地よくて好きです。
  かつて蒲田のPIO(大田区産業プラザ)で開かれていた
  「そうさく畑 東京」の雰囲気を彷彿させるものもありました。

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(↑)入口・本部付近にはグッズやメッセージカードの作成コーナー
  ラクガキコーナーなどもあります。
  会場スクリーンには、各サークルさんのライブのアピールなども
  映し出されていてなかなか楽しかったです。
  小規模イベントならではの個性が出ていますね。

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(↑)買い物をしつつ会場内全体を一通り回ったところで
  息抜きにいったん会場外に出てみました。
  外側にはクレープ屋さんとからあげ屋さんの
  2台のキッチンカーが来ています。
  クレープ屋さんのネコバス仕様のキッチンカーに
  とりわけ目を惹かれますが
  噂ではどちらも美味しいとなかなかの評判で
  既にこのイベントの名物となっているようですね。

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(↑)というわけで、私もからあげ屋さんの
  熱々のマネチキ(からあげ)とフライドポテトを肴に
  スーパードライで昼間から晩酌。いや〜、幸せです(笑)。
  コロナ禍ではなかなか得られなかった至福のひと時を
  イベント会場で味わっていました。
 
  
その後も、会場内をもう一巡して、
終了時間ぎりぎりまで更なる作品鑑賞+買い物を楽しんでいましたが、
久々に参加した同人イベントはやっぱり楽しかったですね。
また、コミケやコミティアといった大規模イベントでは
なかなか味わうことができない独特の温かい雰囲気があるのも
この手の小規模イベントの醍醐味でして、
それを久々に思う存分堪能できたのもうれしいところです。

東福生駅からの道順も覚えて、次は迷わずに来れると思いますので(苦笑)、
次回以降のTAMAコミもまた参加しに来たいと思います。


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(↑)今回は調子に乗って多くのサークルさんの作品を購入しましたが
  家に帰ってから一つ一つじっくり楽しませてもらいました。
  他サークルさんの秀作からモチベーションをもらって
  私も自分の創作再開にそろそろ本腰を入れたいと思います。   
posted by 松風あおば at 20:15 | 日記

2022年09月12日

2022 中秋の名月

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(↑)9月12日早朝の西の空の月です。

今年の中秋の名月(9月10日)は、
昨年に続いて2年連続の満月だったそうなんですが
今回は撮り損ねてしまっていたので
少し遅れての早朝のお月見です。

十六夜の月はほんの少し欠けているものの
まだほぼ満月(?)というところでしょうか?
明けの明星が輝き、明るみ始めた東の空を背に眺める
金色の月というのもなかなかいいものですね。
写真ではわかりづらいですが
月の近く(右下)にもう一つひときわ明るく輝く星は木星。
惑星は恒星と違って瞬かないのですぐにわかります。
今は土星も明るく見えるようなので、ここは月と一緒に
太陽系の星々を楽しむいい機会かもしれません。


9月に入ってからも暑い日が続いていますが
朝晩の風は大分涼しくなってきました。
今年もいよいよ秋ですね。
posted by 松風あおば at 06:17 | 日記

2022年08月31日

ありがとう8500系 記念きっぷ

先日、東急田園都市線の某駅にて、こんなものを買ってしまいました(↓)。

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(↑)「ありがとう8500系 記念きっぷ」

8500系というのは、1975年(昭和50年)に登場した
東急電鉄の通勤型電車で、今(2022年8月)現在最古参の現役車両です。
新玉川線(渋谷〜二子玉川園、現在は田園都市線の一部)と
営団地下鉄(現・東京メトロ)半蔵門線の相互直通乗り入れ用として
当時既に運用されていた8000系電車をベースに開発された車両で、
1991年(平成3年)までに同社最多の400両が製造され、その後は
田園都市線のみならず、東横線、大井町線でも運用されてきました。

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(↑)8500系電車
  オールステンレスの銀色の車体は一見冷たい印象も受けるかもしれませんが、
  当時の最新鋭技術をふんだんに使った電車で、走行音から車内の雰囲気まで
  他の車両には無い、何とも言えない独特の個性があり、
  乗り慣れるととても愛着がわきます。
  1976年(昭和51年)に鉄道友の会のローレル賞に輝いています。

そんな東急の一時代を築いてきたこの8500系電車なんですが、
生まれてから今までン十年(?)東急田園都市線沿線で暮らしてきた
私・松風にとっても、幼い頃から最もなじみ深かった鉄道車両と言っても
過言ではありません。
しかし、そんな8500系も登場からすでに40数年・・・
今や新しい車両(5000系や2020系)に置き換わる形で運用離脱・廃車が進み、
2022年8月現在はわずか1編成(8637F編成)を残すのみとなっていて、
その最後の1編成も来年2023年(令和5年)1月をもって引退することが
既に決まっています。

8500系がついに引退間近・・・ということで、
その惜別企画の一環として今回の「ありがとう8500系 記念きっぷ」
(web販売と駅販売で8500部限定)が発売されたというわけなんですが、
その中身はどんなものなのか? 早速見てみましょう。

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(↑)8500系の車体と同じ、銀色ベースに赤ラインの特製の専用台紙に
  その記念乗車券は収納されています。

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(↑)扉を開くと、まずは8500系のこれまでの雄姿を収めた写真が目に入ります。

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(↑)そして中ページをさらに開くと
  長津田駅、すずかけ台駅、つきみ野駅、中央林間駅
  あざみ野駅の記念入場券と来年1月31日まで有効の
  東急線ワンデーパスが入っていました。
  D型硬券の切符はやはりマニア心をくすぐりますね(笑)。
  入場券もワンデーパスももちろん普通に使うことができますが
  まぁ使うことはまず無いでしょう。

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(↑)8500系電車の概要や関連年表も掲載されています。
  そういえば1976年のローレル賞の受賞記念プレートは
  実際の車内(先頭車乗務員室ドア上)にも
  誇らしげに掲げられていましたね。
  私自身鉄ちゃんとして、そして長年にわたる田園都市線沿線住民として
  「半世紀近くにわたり本当にお疲れさまでした」と
  改めて8500系に感謝と最後のエールを送りたいところです。
  

東急田園都市線も、
今や半蔵門線のみならず、東武伊勢崎線との相互乗り入れも行っていて
神奈川県東部から埼玉県北部を結ぶ一大ルートの一角をなす路線となりました。
東急電鉄、東京メトロ、東武電鉄の新進気鋭の様々な車両が行き交う中で
かつての主力・8500系の存在は今や1編成と風前の灯火で
この先完全引退まで乗れる機会がどれだけあるかわかりませんが、
私の心の中の東急田園都市線のイメージは、これからもやはり
数十年にわたって慣れ親しんだ8500系のままかもしれません(笑)。


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ちなみに、8500系は2005年以降他社路線への譲渡もされており
既に長野県の長野電鉄、埼玉県の秩父鉄道、遠くはインドネシア・ジャカルタの鉄道で
元・東急8500系の電車が新たな活躍をしています。
特に長野電鉄の8500系(3両×6連)は、凍結防止用のドアレールヒーター、
耐雪ブレーキが装着されるなど、寒冷地用の改造が施されているものの
その姿は東急時代とほぼ変わっていないので
かつての田園都市線を偲ぶにはやはりこの長野電鉄のがお勧めです。
もっとも長野電鉄の8500系も、2028年頃までに3000系(旧・東京メトロ日比谷線車両)
などの省エネ車両に置き換えられるという噂がありますので、
こちらで8500系に乗れるのもそう長くはないかもしれません。
コロナ禍が収まったら、早めに信濃路の8500系にも
またお目にかかりに行きたいものです。
posted by 松風あおば at 23:58 | 日記

2022年07月31日

2022 暑中お見舞い申し上げます

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7月も終わり、もう8月なんですね。
私・松風の方はこの1か月ほど
思わぬことで多忙を極めてしまったため
この日記もまたも放置状態になっていました(汗)。
コロナもありこれといって楽しいイベントも無いところなので
このところネタになるような話がないというのもあるんですが
とりあえず私自身の生存報告ということで
まだ多忙は少しだけ続いているものの
ここで一度更新しておきたいと思います。

世間的にもここ1か月は
安倍元首相が殺害され
コロナが第7波が猛威を振るい
各所で記録的な猛暑と
なにやら不穏に騒がしいところですが
みなさんも熱中症とコロナにはくれぐれもお気をつけて
この夏も元気でお過ごしください。

箱根編一話 サムネイル.jpg

やるやる詐欺になっていた
『にこ巫女ヒミコ』の当サイト内でのアップも
いざやろうとして、その体裁などでいろいろ迷ったりしていたため
途中で頓挫してましたが
今度こそ(?)間もなく始まりますので
もうあとちょっとだけお待ちください(汗)。
posted by 松風あおば at 23:59 | 日記

2022年06月30日

6月酷暑

暑い・・・とにかく暑い・・・です(激汗)。

明日から7月ですが
太平洋高気圧が北へ強く張り出し梅雨前線を押し上げたため
今年は異例の早さで梅雨が終わり、
さらに日本列島を一気に暑い空気が覆ったことで
ここ一週間は連日各地で記録的な猛暑となっていますね。

今年の夏は酷暑になりそう、というのは
すでに少し前からの予報でも言われていましたけど、 
群馬県の伊勢崎ではすでに40℃超えを記録したとか
熱中症で搬送される人の数もハンパじゃないとか
まだ6月とは思えないようなニュースが
ここ数日飛びかっています。

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明日にかけても関東甲信の内陸や東海地方の各地で
40℃前後まで気温が上がる見込みだそうで
この先もしばらくは危険な暑さによる
熱中症リスクの高い状態が続くようです(汗)。
電力のひっ迫状況も気になるところではありますが
こまめな水分補給やエアコンの使用などで
みなさんも熱中症には最大限警戒してください。


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(↑)少しでも涼しげな画像を・・・と思い
  ベランダの水槽内を泳ぐメダカを撮ろうとしたら
  水槽の水もすでにぬるま湯状態になっていて
  メダカも少しバテていました(汗)。
  水を換えたら元気を取り戻してくれました。


今回は別の話題を上げるつもりだったんですが
私自身、この暑さによる体力消耗で
自分の部屋に戻ってもいまいちやる気が起きないので
そのへんはまた今度にしたいと思います。
ひとまずエアコンで涼みつつだらだらしておりますが
6月末でこの暑さでは、一か月後の7月末〜8月初旬あたりは
一体どうなっていることやら??
長引くコロナに猛烈な酷暑・・・試練は続きますね(苦笑)。
posted by 松風あおば at 22:22 | 日記

2022年06月18日

朝焼け空

今年もまもなく夏至(6月21日)ですね。
今の南関東の日の出時刻は4時25分頃だそうですが
ここ最近は4時前にはすでに空が明るくなっています。

今朝は早朝にふと目が覚めたら朝焼けの空が見事だったもんで
つい写真に撮ってしまいました。

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(↑)淡い薄紫からピンク色に跨るグラデーションが
  なんとも神秘的な朝の空でした。


ただ、気象予報的な見方をすると
ピンク色の朝焼けというのは
空気中の水蒸気が増えてきていることで起こる現象だそうで
雨雲の接近を示唆するサインなんだとか。

実際に天気は下り坂のようで
午後からは段々と雲が厚みを増してきました。
この先夕方から夜にかけては雨が降るようです。
posted by 松風あおば at 17:25 | 日記

2022年06月14日

ノスタルジック鉄道コレクション キワ90形気動車

鉄道において貨物の輸送を目的とする貨物列車。
貨物を大量輸送できる交通手段としてかつては陸運の主力であり、
現在でもJR貨物の機関車が大量のコンテナを積載した
長大編成のコンテナ車を牽引している姿をイメージしがちなんですが
そんな鉄道貨物輸送の長い歴史の中では
かつてこんな車両も存在していました(↓)。

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(↑)キワ90形気動車(『100年の国鉄車両』より引用)

旧国鉄が1960年(昭和35年)に製造した
「有蓋気動貨車」といわれるタイプの車両なんですが
なんとこの車両、
全長8mほどの有蓋貨車にディーゼルエンジンと運転台を設置した
「自走可能な貨物車両」なんですね(「キ」は気動車、
「ワ」は有蓋貨車、90番台の数字は試作車両を意味します)。
貨物輸送量が少ないローカル線での
少量貨物輸送を合理的に行うことを目的として
当時蒸気機関車に代わって普及しつつあった気動車を
貨物利用しようというコンセプトのもとに
試作された2両(キワ90 1とキワ90 2)が
宮崎県の佐土原〜杉安を結ぶ妻線(1984年廃止)にて
試験運用されました。

しかし、このキワ90・・・
自らが7 tの貨物を積載する一方、他に2両ほどの貨車を
牽引して運用することを想定していたにもかかわらず
搭載されていた当時の気動車用のDMH17Cエンジンが
あまりにも非力であったため、少しの勾配でも
速度が落ちてしまうほどの走行性能しか得られず
実際の運用は思うようにいかなかったんですね。
また、貨物(荷物)輸送量が少ない線区ならそもそも
キハニ(旅客・荷物兼用気動車)のような車両を使うか
あるいは小型の貨車1〜2両程度であれば
旅客気動車に牽引させるという方法でも事足りたため
「自走できる貨車」という画期的な仕様も
結局のところ貨物輸送の合理化には全く貢献できず
キワ形式の実用化・量産化は見送られることになります。

そんな事情で試験中から持て余し気味になっていた
試作車の2両のキワ90だったんですが
その後キワ90 1は1971年(昭和46年)に廃車となり、
もう1両のキワ90 2も事業用気動車のキヤ90(ヤ390)
に改造され、房総地区の路線の電化工事における
架線柱への金具取り付け作業用車として使用された後、
1984年(昭和59年)に廃車されました。


そんな数奇な車両ですので
鉄道マニアの間では「キワモノ」と呼ばれ
一般にはほとんど知られていなかった
このキワ90・・・なんですが、
なんと昨年の夏にTOMIXブランドでおなじみの鉄道模型メーカー
トミーテックが「ノスタルジック鉄道コレクション」第1弾
として製品(Nゲージ)化したんですね。
マニアにもあまり知られていないマニアックすぎる車種ゆえに
一部では「オリジナル車種?」と誤解されるほどだったそうですが
過去に実在した車両だったということで
ここ1年ほどで認知度が急に上がったみたいです。



前振りが長くなってしまいましたが
実はそんなノス鉄のキワ90を私・松風も少し前に入手したので
今回はそれをご紹介したいと思います。

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(↑)これが鉄道コレクション・ノス鉄シリーズのキワ90です。
  私自身、実車を見たことがないのはもちろん
  ネットで画像検索しても、昔の実車の写真も
  ごくわずかしか出てこないため、ディテール的に
  忠実に再現されているのかどうかもよく判りませんが
  小さいながらもいい雰囲気を醸し出しています。
  キワ90の塗装は当初は茶色1色だったものの
  後に上半分をクリーム色、下半分を茶色の
  ツートンカラーに塗り分けたそうで、模型では
  キワ90 1がツートンカラー、キワ90 2が茶色1色
  となっています。
  
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(↑)スケールモデルとして眺めるだけでは物足りないので
  別売りの動力ユニット(TM-TR07)も購入して
  Nゲージとしても自走できるようにしてみました。
  ライトユニット等は組み込まれていない
  廉価版の鉄コレ車両ですが、動力ユニットまで組み込むと
  1両あたりトータルで4,000円以上かかります。
  キワモノ2両の導入は予想以上にコストを要しました(汗)。


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(↑)しかしこの鉄道コレクション用の動力ユニット、
  2軸動力にしてはかなり高性能でして
  実際に走らせてみるとスロー走行も効いてなかなかいい感じです。
  早速私自慢の(?)各ミニレイアウトにて
  それぞれ走らせてみました。


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(↑)もともと閑散路線向け貨物車両だからでしょうか。
  田舎ローカル線をモデルにした私のミニレイアウトに
  とてもよく馴染みます。
  実車はあまり役に立たず実用化には至らない車両と
  なってしまいましたが、私のレイアウトでは
  大活躍しそうな雰囲気満々です(笑)。



「自走できる貨車」という斬新なタイプの車両ながら
あまりの非力ぶりと使い勝手の悪さで
半世紀前は実用化に至らなかったキワ90。
今となっては「ノスタルジックトレイン」シリーズとして
真っ先に模型化されるように、鉄ちゃんにとっては
まさにノスタルジックな存在なんですが、
こうして模型を眺めていると
このタイプの車両を過去の失敗例としか見ないというのも
何かもったいない気がしなくもありません。

政策的な道路網の整備やトラックの性能向上による
急速なモータリゼーションの発展で
一時は競争力が弱まった鉄道貨物輸送ですが
時代は移り、今はドライバーの人材不足や負担軽減、
CO2排出削減等の環境負荷低減を目指す観点から
逆に鉄道貨物輸送を見直すモーダルシフトの動きが出始めています。
今後の物流のあり方を考えるにあたっては
都市間の大量輸送や速達輸送のみならず
貨物量の少ない地域へのきめの細かい輸送手段の見直しも
必要となってくるはずで
実際に長良川鉄道がヤマト運輸とのタイアップで行っている
鉄道車両で乗客と宅急便荷物を混載して運ぶ「客貨混載」の
実証実験の成果などを見ても、これからの時代
キワのような車両は逆に有効なんじゃないかと
思えてきたりもするんですね。
この半世紀で鉄道車両の動力性能も格段に進歩し
技術的にも昔のキワの弱点は克服されているはずですので、
もしかしたら近い将来、新たな「キワ」タイプの車両も
現れるのではないか?・・・というのが私の見方(期待)なんですが、
みなさんはどう思いますでしょうか?


・・・と話が変な方向に行ってしまいましたが(汗)、
とにもかくにも鉄コレ(ノス鉄)のキワは良かったということで
今は自分のレイアウト上のキワの活躍を楽しみたいと思います(笑)。
posted by 松風あおば at 23:51 | 日記

2022年06月07日

2022 梅雨入り

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昨日、関東甲信地方の梅雨入りが発表されましたね。
平年より1日早い梅雨入りとのことですが
九州や四国など西日本より先に関東が梅雨入りするというのは
なかなか珍しいことかと思います。

ここ数日の関東の雨も実は梅雨前線によるものではなく
日本海にある低気圧や湿った空気によるものなんだそうで
何日か前は北関東の一部の地域で雹が降ったりもしてましたが
上空の寒気による影響もあって気温も低めで
南関東もここ2〜3日は朝晩ちょっと寒いくらいだったりします。

晴れて真夏のような暑さにもなったかと思えば
雨が降って肌寒くもなったりする今の季節・・・
コロナのみならず、普通に風邪とかで体調を崩しやすいので
体調管理には注意したいところですね。


さて、梅雨の季節に入り
うちの庭では今年もビワの実が熟し始めています(↓)。

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この日記でも今まで何度も話題にしているうちのビワですが
このビワが実をつけ始めるとそれを狙う者たちも現れ始めます。
ハクビシンがこのビワを食べに来ているのを目撃したみたいな話を
以前していたかと思いますが、今年はなんとハクビシンのみならず
さらなる別の珍客が現れるようになりました。

その珍客とは・・・

アライグマ フリー素材.jpg
(↑)アライグマです
 (写真はフリー素材より拝借させていただきました)。

実際に目撃したのはまだ1回だけなんですが
ここ最近はほぼ毎晩のように来ているようです。
一見タヌキにも似ていますが、耳のふちが白く
目の周辺が黒いアイマスクのようになっているのと
しっぽが縞模様なのが特徴です。

日本では世界名作劇場のアニメ『あらいぐまラスカル』の人気から
ペットとしても飼育されるようになったこのアライグマ・・・なんですが
実はその丸々としてユーモラスな姿や餌を洗うしぐさの可愛さからは
想像もつかないほどに気性の荒い動物でもあるんですね。
一時は小さなブームにまでなったものの
その後ペットとして手に負えなくなって遺棄されたり
逃げ出したりしたアライグマが野生化し繁殖したことで
農作物への被害が深刻化したり
在来種の野生動物の生息を脅かすようになったりしたため
2005年には「特定外来生物」の指定を受け
現在では輸入することもペットとして飼うこともできなくなっているという
なんとも数奇な扱いを受けている動物でもあります。

そのアライグマ、
私の家の周辺でも以前から目撃情報があり
身近に生息していることはわかっていたのですが、
今年からはついにうちの庭にも現れるようになったんですね。
彼らもうちのビワの実が目当てで来ているようなんですが
ハクビシンとは明らかに食べ方が異なり
木に登って枝ごと折ったビワの実の房を
水が汲んであるところまでわざわざ持っていって
洗って食べているのがその痕跡からもよくわかります。

ハクビシンよりも体がかなり大きく
器用に手を使えるのも凄いと感心するものもあるんですが
正直のところ、その被害も甚大です(汗)。
ビワの木の幹はその爪でかなり広範にわたって傷つけられ
また実だけではなく枝ごと折っていくので
ビワの木全体のダメージが大きいんですよ(↓)。

IMG_0844.JPG

さらに彼らはそのビワの木から2階のベランダに飛び移ることもでき
先日はベランダで育てていた金魚やメダカの多くまでもが
アライグマに一晩で食い荒らされてしまうこともあったりしたもんで
これには正直かなりまいりました(泣)。
去年までは老猫ながら飼い猫のチビタがいたことで
その侵入の一定の抑止になっていたのかもしれませんが、
改めて人間と野生動物との共存の難しさを実感させられます。

ラスカル最終話(1).jpg ラスカル最終話(2).jpg

スターリングが寂しさをこらえてラスカルを
森の奥深くに返さなければならなかった
『あらいぐまラスカル』の最終回も今ではよく理解できる
・・・というところでもありますが、
dアニメストアに加入してアニメ見放題になったところでもありますので
ここは昔の名作アニメもさらに堪能してみたいと思います。
posted by 松風あおば at 23:57 | 日記

2022年05月30日

お絵描き(ピーチボーイリバーサイド)

「dアニメストア」に登録して最近は
見損ねてきた近年のアニメを観まくっているという話をしたところで、
今回はその中の一作からお絵描きを一つ・・・
原作は新都社のウェブコミック配信サイト『週刊ヤングVIP』にて
連載中の作品で2021年夏にTVアニメ化された
『ピーチボーイリバーサイド』のキャラたちを描いてみました(↓)。

ピーチボーイリバーサイド.jpg

  誰もが知っている昔話「桃太郎」の舞台「日本」から少し離れた西の大陸、
  そこには人々を脅かす鬼や魔物が跳梁跋扈していた。
  ある平和な国のお姫様サルトリーヌ・アルダレイク(通称サリー)は
  (日本から来た)一人の旅人キビツミコトと出会う。
  サリーは彼との出会いを契機に外の世界に旅立ち、
  多くの人や鬼・亜人・魔物と出会い、様々な事件に巻き込まれていくうちに
  自らが持つ「桃の目」の力に目覚め
  人・鬼・亜人などの仲を「妥協させる」ことを目指すようになる。


私自身、この原作漫画は読んだことがなかったものの
実はアニメの方は昨年夏の放映時に少しだけ観ていました・・・が、
毎週観ているのに前後の話が繋がっていない訳わからんアニメだなと思い
数話観たところで観るのを止めちゃってたんです。
というのも、実はこのTVオンエア版の『ピーチボーイリバーサイド』・・・
何を血迷ったのか(?)ストーリーの順番がシャッフルされていて
話の時系列が滅茶苦茶になってたんですね。
監督曰く「現在進行系の作品のため、そのままアニメ化すると
中途半端な終わり方になるため、主人公のサリー視点で
アニメ最終回に最適なシーンを持ってくるためにシャッフルした」
みたいな算段があったそうなんですが、正直訳わかりません(汗)。
過去にも時系列をシャッフルするアニメは
『涼宮ハルヒの憂鬱』などでありましたけど、
この『ピーチボーイリバーサイド』のようなファンタジーストーリーものでやると
ただただ「?」なものにしかならないんですよね。

実際にシャッフルによって話の流れが途切れ途切れになり、
このキャラは誰だっけ? あの話はどこにいったの?と混乱する
私のような視聴者が続出していたらしく、
とんだ悪評が先行してしまっていたこの『ピーチボーイリバーサイド』
・・・だったんですが、そんな声を受けてか
dアニメストアの方では「オンエア版」とは別に
話を順番を時系列に並び替えた「時系列版」も配信されています。


ということで、私自身dアニメストアへの加入を機に
改めて「時系列版」でこのアニメを観直したというわけなんですが
ちゃんと時系列順にみるとこの作品、なかなか面白くて
キャラも生きていて、結構ハマっちゃうものがあったんですよね。
最初から普通に時系列通りに流していればいいものを・・・
監督の意味不明な思い付きのせいで
TV放映時にこの面白さが伝わらなかったというのは
作品にとっても実に不幸なことであったと言わざるを得ません。

アニメ2期も期待したいところながら、
もし初回アニメが不人気とみなされてその話も出ないというのであれば、
つくづく監督の戦犯っぷりが浮き彫りになりそうなところですが
グチばかり言ってても仕方ありませんので、
ひとまずこれから視聴しようという方には、「オンエア版」ではなく
「時系列版」の方で観ることをお勧めしたいと思います。
なお、「オンエア版」で観直す場合でしたら、
2話→3話→9話→1話→7話→8話→4話→10話→12話→11話→5話→6話の
順で観ると時系列順になります。
話数で書き出してみると、改めて無茶苦茶っぷりがよくわかりますね(苦笑)。
posted by 松風あおば at 23:56 | 日記